クライバーン(P)コンドラシン指揮モスクワ・フィル(放送)1972/6/9モスクワ音楽院大ホールlive
webで聴ける。新しい時代の演奏スタイルというものを実感させる外連味のない演奏で、技巧と迫力はとんでもなくすごいが揺れまくったり歌いまくったりは一切せず、解釈的には端正、表現は楽曲のロマンティックな曇りを取り去った分グリーグ特有の和声(2後半から3楽章ですね)がくっきりと出てペール・ギュントの清新さを思い起させ、この曲に興味を持ってしまったではないか。臭みの無さは一番の良さ、北欧の作曲家はこうあるべきというものに寄せた演奏に聴こえる。良い聴きものだった。既出盤にあるかどうかは知らぬ。何とモノラル。
webで聴ける。新しい時代の演奏スタイルというものを実感させる外連味のない演奏で、技巧と迫力はとんでもなくすごいが揺れまくったり歌いまくったりは一切せず、解釈的には端正、表現は楽曲のロマンティックな曇りを取り去った分グリーグ特有の和声(2後半から3楽章ですね)がくっきりと出てペール・ギュントの清新さを思い起させ、この曲に興味を持ってしまったではないか。臭みの無さは一番の良さ、北欧の作曲家はこうあるべきというものに寄せた演奏に聴こえる。良い聴きものだった。既出盤にあるかどうかは知らぬ。何とモノラル。