湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ

2019年04月13日 | ヴォーン・ウィリアムズ
○ヒュー・ビーン(Vn)パークハウス(P)(EMI)CD

この曲で唯一納得し、ヴォーン・ウィリアムズの仄暗い牧歌として楽しめた録音である。注意深く音をつむぎ真摯に弾き通せば、密やかで「野の花」の翳りをもつ曲の魅力をちゃんと引き出せる。ソリストとして名の通ったヴァイオリニストの演奏がまず駄目なのは自分を出すからだろう。自己流が通用しないのがヴォーン・ウィリアムズであり、この人のスコアは単純でも音の出し方が非常に微妙で難しいのだ。この「変な曲」を田園牧歌として聴ける唯一の録音。譜面を見てもこの演奏の音楽にはつながらなかった。。
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