湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ウォルトン:ヴィオラ協奏曲

2006年06月27日 | イギリス
◎プリムローズ(Va)サージェント指揮ロイヤル・フィル(DECCA)

比較的明晰な録音でプリムローズのヴァイオリン的な響きを堪能できる。近代ヴィオラ協奏曲の嚆矢に挙げられる傑作だがサージェントのリズムよさが特に三楽章中間部で発揮され輝かしく気分を高揚させる。ウォルトンはこの符点音符のリズムをいかにカッコよく切るかで決まってしまう。やや映画音楽ぽい俗っぽさも醸してしまう指揮だがロイヤル・フィルの美しい弦がバランサーとなっている。自作自演盤より音がいいだけに見逃せない録音。◎。
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