○ベトヒャー(Vc)チェリビダッケ指揮シュツットガルト放送交響楽団(MORGAN'S:CD-R)1976/4/2LIVE
晩年的な比較的平易な作品でやや冗長だが、簡潔な書法にはプロフェッショナルな技が発揮されており感心させられる。ソリストにも無理や特殊技巧は要求されず威厳あるタテノリでつづられてゆく。演奏もやや解釈的なまとまりが弱く叙述的になっているが、チェリのまだ生命力あるダイナミズムと厳しい音響の律しかたが、全体をダラダラ感から救っている。ソリストも正直あまり特徴のないニュートラルな弱い表現で色もなく、単彩透明なチェリ美とともに「純音楽過ぎる」感じが少しつまらない。元がこういう曲だからスコア見ながら頭で愉しむのが正解としたらそれでいいのか。○。
※2006/9/2の記事です
晩年的な比較的平易な作品でやや冗長だが、簡潔な書法にはプロフェッショナルな技が発揮されており感心させられる。ソリストにも無理や特殊技巧は要求されず威厳あるタテノリでつづられてゆく。演奏もやや解釈的なまとまりが弱く叙述的になっているが、チェリのまだ生命力あるダイナミズムと厳しい音響の律しかたが、全体をダラダラ感から救っている。ソリストも正直あまり特徴のないニュートラルな弱い表現で色もなく、単彩透明なチェリ美とともに「純音楽過ぎる」感じが少しつまらない。元がこういう曲だからスコア見ながら頭で愉しむのが正解としたらそれでいいのか。○。
※2006/9/2の記事です