湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マドレーヌ・ミヨーさんのこと

2006年05月23日 | Weblog
どこかに英語読みしてマデリーンと書いた記憶があるが、マドレーヌ、ですな(英語ならマデリーン・ミルハウドになるはずだ)。いとこでもあるダリウス・ミヨーの夫人として、また女優として活躍していたこの人がまだご健在らしいと聞いて驚いた。10年ほど前、安っぽいスノビズムと強引な論調に貫かれた日曜夜のカルチャー番組に、家具の音楽の証言者として出演されていたが(よくあんな番組に出たものだとびっくりしたのだが)、当時既に90台半ばであったはずで、しかもミヨーの著作の表紙に見える品のいい痩せたご婦人ではなく、恰幅のいい姿(ミヨーに似た体形)に実に精力的な発言ぶりで、「ほんとにこれ本人?」と思ったものだ。今静止画でよく見ると目付きは何となく本人ぽい。しかし化粧や派手な格好のせいもあるとはいえ、これで90台とは恐れ入る。更に10年である。ロザンタールすらいなくなったフランスで、この人、もう104歳を数えるわけだ。南欧の明るい気質とユダヤ系の頑健な体が稀なる長生をもたらしたのか。ダリウスが亡くなってもう何十年になるのだろう。どうか、お元気で。
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