たしたりひいたり

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の店主が綴る日々の出来事、コラム

MAROBAYAの服

2006年05月13日 | たしたりひいたり
昨年からずっと気になっていたMAROBAYAの服。

まろばとは円刃のことで、使い古して丸くなった刃のことを言うらしい。
で、それは、また研ぐことによって生まれ変わり、そうして新品の時より
味わいや風格を備えていく・・・そんな意味から名付けられたみたい。

ゴールデンウィークが終わった翌日、MAROBAYAの上村氏と木村氏が
わざわざ来て下さった。随分大きな袋のようなバッグにウェアを一杯詰めて。
両氏共まだ若い。30くらいかな

シャツを見る、パンツを見る、Tシャツを見る。
心の中で唸った・・・

しかし、この服はなんだ?30歳くらいで創る服か?
この若さで、今までの人生で、一体何を見てきたんだろう?この人達は

これがMAROBAYAの服を見た最初の正直な感想というのか、心の中で
つぶやいたこと。
なんだか、失礼な言い方に取られるかもしれないけれど、そんな風にしか
表現できなかった。

道具としての日常着・・・まさしくそういう服
しかし、これ見よがしでないとびきりシャレた日常着でもあり。
ナチュラルな服なんだけど、なんというか一括りにはできない、
巷に溢れるナチュラルな服と呼ばれるであろうものとは、どこか目線が
違うような気がした。

服以外の家具や器や何かしらの道具など、目に見えるもの、目には見えない
ものを含め、創造しモノを生み出すクリエイティブな仕事を続けていた人が、
ふと同じ感性で服を作った・・・そんな服のような気がして

近日入荷 順次ご紹介します。


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