我輩の猫である、きんのすけ、こうのすけ、ふうのすけの3匹のうち
その時部屋に入ってきたのはこうのすけだった。
苦しむ私を見、(なんにゃ?)とちょっと目を丸くしたような・・・
気がした・・・だけかも
その日、不調を訴え、テレビの前で横になりつつ、子猫で遊びたい盛りの
ふうのすけの相手をしていたが、早めに寝てしまおうと寝室に入ったのが
11時だった。相変わらず胃の痛みは鈍く続いていて、それでもしばらく
我慢をし、朝になったら医者に診てもらおうと考え、眠りにつこうと努力した。
1時間経過、治まる気配なし、2時間経過、こりゃもうたまらん、と階下に
降り、夜間診療の病院を探すべく電話帳をめくり、一人でクルマを運転し
そっと家を出ようと考えた。
が、この痛みをこらえての運転は無理と悟り、やむなくカミサンを起こす。
こうのすけがどこで眠っていたのかはわからないが、(なにやら音がするにゃあ)
とでも思ったのか、上がってきて灯りの点いている部屋に入ってきたのだろう。
なんだか様子を伺っているような視線に、猫とはいえ、あまり苦悶の表情は
見せたくないな・・・などど思ったのだった。
つづく
その時部屋に入ってきたのはこうのすけだった。
苦しむ私を見、(なんにゃ?)とちょっと目を丸くしたような・・・
気がした・・・だけかも
その日、不調を訴え、テレビの前で横になりつつ、子猫で遊びたい盛りの
ふうのすけの相手をしていたが、早めに寝てしまおうと寝室に入ったのが
11時だった。相変わらず胃の痛みは鈍く続いていて、それでもしばらく
我慢をし、朝になったら医者に診てもらおうと考え、眠りにつこうと努力した。
1時間経過、治まる気配なし、2時間経過、こりゃもうたまらん、と階下に
降り、夜間診療の病院を探すべく電話帳をめくり、一人でクルマを運転し
そっと家を出ようと考えた。
が、この痛みをこらえての運転は無理と悟り、やむなくカミサンを起こす。
こうのすけがどこで眠っていたのかはわからないが、(なにやら音がするにゃあ)
とでも思ったのか、上がってきて灯りの点いている部屋に入ってきたのだろう。
なんだか様子を伺っているような視線に、猫とはいえ、あまり苦悶の表情は
見せたくないな・・・などど思ったのだった。
つづく