なんだか暗い話ばかりになりそうで読んでいただく方には
申し訳ないけれど。
イッシーに続き愛猫キンノスケも元気がなくなり、昨日の夕方
出て行ったきり戻らなかった。
おそらくどこかで死んでいると思う。
けっこう長いこといっしょにいた。
朝も夜も顔さえ見れば必死に餌をねだる食いしん坊猫だった。
朝、起きてくるのが遅いと階段の下で見上げて待っていて、
待ちきれなくなるとドアの外で「いつまで寝とんねん」と
いう顔をしていた。
ともに階段を降りるとゆっくりゆっくり、足に何度も顔を擦り寄せながら
降りるやつだった。
3日ほど前ずいぶん大きな声で何かを訴えているようだったのに
気付いてやれなかったかも知れない。
別れは突然やってくる。
家族とも友人とも、もちろんペットとも。
誰にでもあることだけれど。
意外にヤツの存在は大きく、心には猫の形の穴がポッカリ開いた。