松本に行くとよくお邪魔するフレンチカフェがある。行き始めて多分20年以上になる。これだけ長く通ってる店は他にない。頻度は年に数度だが合計すれば60回以上、結構な回数だ。それだけお気に入りということだが、その理由は店の方向性。基本的に本場志向で、出す料理もパリのカフェで出てきそうな、あまり日本的なアレンジをしてないものが中心。凝った料理ではなく庶民的なビストロ料理なので、日本の大衆食堂に行く感覚で利用している。当然顔見知りなのだが、適当な距離を保ってくれるところもいい。
ただ一つ問題があって、料理が時々マイナーチェンジするのだが、大体前の方が良かったのにとなる点。作る方としては変えたくなるのも分かるが、定番料理はずっと変わらずで行ってほしい。
松本に用事がありある道路を歩いていた時、川近くの草むらに見慣れない虫がいることに気付いた。カメムシであることは直ぐに分かったが、全く記憶にない模様だ。見るからに東南アジア的な配色だ。新たな外来種か?とその時は思った。
その後ネットで調べてみてもなかなかヒットしなかったが何とか辿り着いた。それはシロジュウシホシカメムシの幼虫だった。生息場所は奄美大島西表島とある。南方性であることは間違いなかった。それにしてもそんなカメムシが何故松本に。ここで孵ったようで結構な数がいた。確かにこのところの気候は東南アジアと変わらないが(その日の松本の最高気温は34℃)。このまま亜熱帯気候に移行してしまうのだろうか。しかしこのカメムシに関しては多分冬は越せないと思う。それにしても奄美大島か。そうやって見ると一村の絵に描かれていても違和感はないな。
いつも行くスーパーには、ほぼ毎日一日中いるのではないかと思われるオジサンがいる。ちょっとヌーボーとした感じで、しかも入り口の近くのイートインコーナーに座ってるので嫌でも目に付くのだ。いつ行ってもいるので、最近は行く度に今日もいるかと確認してしまう。当然店の人間も認識していて、レジのおばちゃんと知り合いのM氏はそのおじさん情報を共有している。どうやら朝昼の食事は全部スーパーの弁当で済まし、夜もそれで済ます。つまりスーパーが家の食堂代わりになっている。後カツオの刺身が好きだということは最近判明した。食べてる時以外は用もないのに店内をぶらつき後は座ってボーっとしている(らしい)。M氏は家がどこかをいつか突き止めようと思っている。