WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

一折入魂??

2009-12-07 | 親子 ART LIFE




いろいろ、記事にしたいことがいっぱいあるのですが、なかなかじっくりまとめる時間がなく、更新が滞りまくってます。

Takが最近またまた折り紙魂が復活しているあたりも、もぉ、雑に書いてアップしときます。すみませんm(_ _)m

「ゴジラ」をついにクリアーした。コレはすごい作品だ。

インターネットでは公開していない、本を買わないと折ることができない。
超絶難易度高い「ゴジラ」と「ガメラ」だけのために、本を買ってほしいとせがまれて、じゃあ、絶対、折れるようになれよ!といって買い与えて以来、挑戦と挫折を繰り返していたようだ。
私はもちろん、全然ついていけてないので、さっぱりワケわかってません。

「ベロキラプトル」も上手に折れるようになって、ちゃんと自力で立たせることができるようになった。








…な~んて、全然、一般の人にはわかんないと思うんだけど、折り紙の折り方って、「設計図」みたいなもんで、その複雑な図面を少しずつ理解できるようになっていってるってことなんです。

だから何??ソレがなんの役に立つのだ??…とは思うのです。

Takは、ちょっと「ゴジラ」をクリアーしたのが得意で、学校や教会や、いろんなところで自慢してるらしい。
そうすると、懐の広くあたたかい大人の方たちは、
「Takくん、手先が器用なんですね、スゴイですね~」と言ってくださる。

でも、それは、実はちょっと違うんだな。
彼は手先は器用ではないのです。むしろ不器用だと思う…
自分が創りたいという気持ちで、挑んでいるのだ。
先がぺしゃんこにつぶれた折り紙を、何度も挑戦しているうちに、「やっぱりちゃんと角は揃えなくてはいけない、折り目はきれいにつけなくてはいけない」
…っていうことを感じて、習得していっているように思う。
手先が器用だから折り紙が好きなんじゃないんだ、Takは。








先日、全盲のピアニストの、辻井伸行さんの、「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」の優勝までの経緯を取材した番組を見ました。
室内楽や、コンチェルト…などのアンサンブルの曲では、他の演奏者とのタイミングをはかることが当然ながら重大なことなのですが、演奏者は、通常、アイコンタクトでそれをやっている。
私たちのバンドも当然そうです。
コンクールの曲をサポートして一緒に演奏するメンバーたちは、目の見えない演奏者とどうやってタイミングをはかるかということに、リハーサルのかなりの時間を費やしてしまって、細かい打ち合わせができず、もどかしかったようだった。もちろん、それは、彼らプロの演奏家の、「ハンディキャップを持つピアニストをサポートし、フォローしたい」という愛情からのことなのだ。
ところが、辻井さんは、聴覚でタイミングをはかることに慣れている。
他の演奏者の息づかいや、空気、もしかしたらタクトを振り下ろすときの空気の動きさえも耳と肌で感じているのかもしれない。
彼はにこにこと微笑みながら、悠々と演奏して、優勝した。
そして、語る。
「自分は両親をはじめとする、周囲の人たちのサポートがなければここまで来ることはできなかった。両親に感謝します。」
彼は、人がひとりでは生きていけないことを、本当の意味で知っている。
それこそが、彼の強さであり、彼の音楽の核心なのでは…
自分を信じることはとても大事なことに違いないと思うけれど、
どれだけの人々に支えられているか、生かされているかを、本当に知っている人の謙虚さ、敬虔さというのは、演奏する姿に表れて、ストレートに人の心に届く。


大きく話が飛躍してますが…
わが息子、アーティスト魂、すくすく育て!
どんなジャンルに向かっていくのか、さっぱりわからないけれど、
自分の不器用さを、「創作意欲」で克服していくような、そして、「人々に支えられて生きていける」ことを世界に向かって感謝できるような、ホンモノになってほしいなあ。




…って、雑にむりやりまとめちゃいました(^_^;)


いろんなこと考え、思い巡らせている今日この頃なのです。
私自身の仕事やこれからのことも…

また、折々にご報告させていただきたいと思います。



Comments (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なべさ~ん♪ありがとう! | TOP | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちぇりぃ)
2009-12-07 21:21:44
先ほど覗いた牡蠣の記事にコメントしようと再びアクセスしたら、もう新たな更新!
すらすらと思いの丈を書けて羨ましいです~~

ところでtakくんの折り紙はホント上手!
私も娘にせがまれて、折り紙の本を買って一緒に折ってたからその難しさはよ~くわかります。
年に数回折り紙のブームが訪れて、クリスマスの時期は、サンタさんやクリスマスツリー。
一番難しかったのがトナカイ。
角は別付けしたんだったかなぁ。
ちゃんとゴジラになってるところが凄い。

折り紙の製作者は理数系なんだろうなぁ。立体に出来上がる過程を想像して作図を作るなんて、どんな頭してるんだろう~、と思います。

外国で折り紙を見せると喜ばれるらしいですね。
鶴以外に折れるのは、鬼。これは、鶴を折る途中から鬼に変わるんです。40数年前、私がまだ保育園児だった頃に覚え、未だに忘れてない唯一の、鬼。。。可愛くないなぁ。

小さな背中が大きな未来の巨匠になるかもよ

今週の平日休みにライブDVD拝見させてもらいます。
返信する
Unknown (おゆき)
2009-12-08 06:13:19
折り紙は挫折組です。
だいたい堪え性が無いのよね、わたし。
mitsukiは学童か友達の家で覚えてきます(^_^;)
海外にはばたいたらコミュニケーションの一つになるね~

もう探してるだろうけど
   http://www.asahi-net.or.jp/~uz4s-mrym/page/origami0.html
   http://origamist.sakura.ne.jp/
   
辻井さんのドキュメント 見ました。
たとえは悪いけど 金魚が鉢の大きさに応じて大きく育つように
大きな器(環境)に入れれば入れるほど育っていく気がしました。
ある程度の年までは親が環境を整えてやらねば・・と感じましたがなかなか・・・ね。

返信する
 (TAKAMI)
2009-12-08 08:34:16
♪ちぇりぃさん

おひさしぶり~~(*^_^*)
最近、自分のブログの更新も滞っているし、みなさまのところに訪問しても、コメントがうまく書き込みができなかったりで、もどかしい日々です。
折り紙は、私、ホントにあの折り方の図をみてもさっぱりわからず、
Takの世界には全く入っていけません。
ゴジラはね、20ページぐらいの設計図??なのよ。
あまりにもマニアックでしょぉ~~
作者はホント、理数系というか、アレを創造する人ってすごい。
Takも、時々自分のオリジナルを作っているんだけど、
なるほど、いろいろ図面を見て習得すると、オリジナルも作れるようになるのか…と、感心します。よくよく考えたら音楽も同じなんだけどね。
昨日、宿題の、余りのある割り算がわからないといって、癇癪をおこして泣いて、そのまま寝てしまったのですが、今朝は、折り紙を持って、元気に学校にいきました。
なんだかな~~(-_-;)
折り紙より、余りのある割り算をちゃんとクリアーしてほしい!!!

DVD,ちょっと照れくさいですが、もぉ~讃岐弁でべらべら喋りまくって、東京時代とは違うTAKAMIの姿です。客観的に観て、こんな自分、おもしろいなあ~と思います。
ぜひ、忌憚ない感想をおきかせくださいね。


♪おゆき

折り紙サイトのご紹介ありがとう。
2番目のは初めて知りました。
なかなか手ごわそうで、Takも気に入ると思います(^_^;)

辻井さんのご両親…私たちと同世代だよね
これほどまでに、息子に生涯を捧げる…みたいな生きかた、感慨深いです。
こんな雑な記事では書きつくせないものがあります。
私はね、Takの環境を整えるというよりも、自分の環境の中に放り込んで、
ほとんど放置している状態だと思います。
かわいそうだと思うこともいっぱいあるわ。
こないだのインフルエンザのときなんか、タミフルを飲ませて放置して私は仕事にいってたもんね。
ヒドイ親だと、心の底ではツラかった。
それでもね、親の環境の中で、私の友人たちが、Takのことを、「人間同士」としてかかわってくれるのが、ものすごくありがたいです。
「人はひとりでは生きていけない」というのを、Takも経験として感じて、感謝する気持ちをもってくれればいいな。



返信する
Unknown (kaede)
2009-12-08 09:05:16
折り紙の設計図に挑める、ってのは
理数系の脳なのでは?
割り算も大切だけど、創造性も大切だと思うよ。

私は子どもに生涯をささげることはとても出来ません。
「1人前にして社会に送り出す」という義務感が大きいです。
子どもが自分で考え、自分で道を切り開けるように
「見守る」のみであります…
返信する
 (TAKAMI)
2009-12-08 09:29:05
♪kaedeちゃん
うんうん、理数系の脳のような気がするわ。
彼はホント、国語的表現力っちゅーのは、悲しく、ナサケないほどないのよね~( ̄_ ̄|||)
理数系の脳に、アート系の創造力…ってのも、なんかおもしろいかもね。
やっぱ、「遺伝」なのかな~~
もしも子供が全盲とか、ハンディキャップを持っていたとしたら、
私も「生涯を捧げる」方向で自分の生き方を転換せざるを得なかったかもしれないけど、
とりあえず今のところは、おゆきへのレスにも書いたように、「自分の環境に放り込んで放置」です。
今後いろいろ、進学問題で血迷うこともあるかと思う。
そのときは、ゼヒお力添えをお願いします!!

返信する

post a comment

Recent Entries | 親子 ART LIFE