WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

瀬戸芸2016 犬島1

2016-08-06 | 瀬戸内国際芸術祭






ついに瀬戸芸夏の章が始まりました\(^o^)/


今日は初めての犬島。
高松からは大変行きにくい島なので、1回目、2回目スルーしています。
いろんな方からよかったよ~~とのお話を聞いているので、今度こそは!!と、楽しみにしていました。

しかし、今回は、撮影禁止のインスタレーションが殆どで、画像でご案内できないのがとっても残念。


とにかく、はやる心で7時のバスで高松港へ。

皆様にいろんなご提案をいただいたのですが、結局、いちばん安い高松⇔小豆島⇔犬島 というルートにしました。

船の中でさっそくうどん。
正直いって、美味しくはないです。普通です。日常の朝ご飯な感じ。しかし…





電車や飛行機と違って、くつろぎまくり。
そして、海は絶景。
ファーストクラスじゃなくても足伸ばして寝れるし。

船旅ってほんといいな。船が好き。手漕ぎボートから、屋形船もフェリーも遊覧船も、豪華クルージング船も。




犬島は花崗岩を産出する島。
鎌倉の鶴岡八幡宮の鳥居、大阪城の石垣など、
ここから切り出された石が全国各地に運ばれていきました。

大阪港の造営が行われていた最盛期、そのにぎわいは
「築港千軒」と呼ばれ、石屋職人や船乗りたちがどっと押し寄せ、
港には遊楽街も立ち並んでしました。

島で一番高いといわれていた「犬の島」の山頂は、
明治時代中期までに、採石のため変分以下まで切り取られてしまいました。
気がつけば、島は満身創痍の姿になっていました。

大阪港の工事が終わる頃には、今度は銅の精錬所が創業を開始しました。
しかし、のちに銅の大暴落。精錬所は閉鎖され、
人々は島を去りました。

静かな時間をすごしていた島は、精錬所跡が美術館となり、
2007年、近代化産業遺産に認定されました。
そしていままた、多くの人たちが島を訪れるようになっています。

          (2010瀬戸芸ガイドブックより)









フェリーと高速艇で、ついに犬島に上陸して、早速インフォメーションで問い合わせたところ、犬島は、「家プロジェクト」が1時間、精錬所美術館が1時間、合計2時間で回れるとか。

犬島でランチして、16;30の最終便までゆ~~っくり見て回るかどうか迷ったけど、それではあまりにも時間が余りすぎるので、お昼過ぎの船で小豆島に戻ってランチしようってことにしました。

こういう情報、事前にあったら便利だな。
ガイドブックにはこんな口コミ的情報は載ってません。会期前から売ってるもんね。
…てことで、私、こうして書いているわけなのですが、、、




さあ!!
まずは「家プロジェクト」から探索。






「石職人の家跡/太古の声を聴くように、昨日の声を聴く」淺井裕介



もっと細かく写真撮ればよかったんだけど、この地面の絵は、地面に動物や虫や人間が、子どもの絵のように生き生きと描かれていて、ひとつひとつににっこりとしてしまいます。
ひとつひとつに作者の心が投影されているようで、ゆっくりじっくり見たかった。
帰りの船の時間を気にしながらまわることになったので、初っ端からすこしだけ急ぎ足になっています。

そして、さらに隣にはこんなのが…
オープンダイニングキッチン!?!? しかも畑にはスイカが…
キッチンの向こう側には、石づくりの立派なダイニングテーブルと椅子が並んでいるの、おわかりでしょうか!?!?





これも作品の一部なのか!?!?
瀬戸芸ではこういうのがあちこちであります。「これも作品!?」「これも便乗!?!?」「いや、これがフツー????」
こうやってはしゃぎながら歩くのがすっごく楽しいんだよね~~~!!





「S邸/コンタクトレンズ」荒神明香


  





透明アクリルの円形の中に大小のコンタクトレンズのようなオブジェ。見る場所からいろいろな風景を楽しめます。
そして、よぉ~くよく見ると、レンズの中に島の風景が映し出されています。





「A邸/リフレクトゥ」荒神明香



同じく透明アクリルの中に華やかな造花。





作品の周囲にもエキゾティックな草花が植えられていて、作品と島の風景との連続性が感じられます。







「F邸/Biota (Fauna/Flola)」名和晃平



館内撮影禁止。建物の外観はOK。
この建物の中の物体、生きて、生長してるように感じる。これからどうなっていくの?
3年後も、生長した姿を現してくれるんだろうか…?






「C邸/エーテル」下平千夏




ここも館内撮影禁止。

黄色い糸が建物の中に張り巡らされ、ハンモックのようなスペースもあり、荷物を下ろしてだら~~んと寝そべってくつろげます。
だけど、築200年の建物を改修したという空間は、柱や階段の垂直、水平な直線と、黄色い糸の斜めに張り巡らされた直線で、シャープでテンション高い。
島のゆるい風が吹き抜ける中、不思議なインスタレーションで、かなり好きでした♪

館内の様子はこちらをぜひどうぞ。





「I邸/プレーンミラー リバース」


この画像、全然ダメダメです。悪しからず。

ここの庭にはいろんな種類のカラフルな花が野草のように咲き乱れていて、すごく美しかったです。
天国をイメージしているのでは…思われるほど。
そして、建物の内側の壁には、カットされた小さな鏡が一面に貼られて、天国のような庭を映し出しています。
文章では説明できないよ~~ヽ(`Δ´)ノ
こちら ゼヒご覧くださいね!
でも、この画像でも、庭は不十分。まだ会期前の撮影ですから、庭も整っていないと思われます。
私が今回、犬島の中で2番目に好きだった場所です。

ずーっとずっと庭に佇んでいたいと思ったけど、なにしろめっちゃ暑いからね~~!!
ここでかき氷でも出てきたら最高なんですけど♪






これは、おまけ(^_^;)
これもアート? 便乗オブジェ? いや、フツーにこーなってるだけ???
島を歩いていると、こーいうことに遭遇しまくって、とっても楽しい♪♪





そして、かわいい動物達にも出あいました。





尻尾のないトカゲくん。敵に襲われて、尻尾切って逃げてきたのでしょうか?初めてみた。
でも、トカゲくんは、時々尻尾、生え変わるとか?? 
このラインがすごくアートで感動♪
カメラを向けたら、じっとして、ポーズとってくれました。…と思ったら、ポーズの間にウンコしてた模様(^_^;)
ウンコも写ってしまいました。失礼しましたm(_ _)m






にっこり笑ってる?カニさん。
この子も、じっとして、ポーズとってくれました。
島の子たちは、動物ものんびりなのかなあ~~~(*^_^*)






ここで、「家プロジェクト」はおわり。
次は精錬所美術館に向かいます。


            2へつづく

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