いい日旅立ち

６月６日（月）曇り

友人から突然「ぢつはねえ、引っ越すのよぉ～夫の転勤で」と衝撃告白。
え”ーーーーっ！！！何処何処！！？？遠いところ？？？
友人「出雲大社のあるところ」
ワタクシの脳内には鳥取と島根が同時に浮かぶ。どっちかだ。
いつも迷うのだ。
落ち着いて考えれば、鳥取が鳥取砂丘で島根が出雲大社だってわかるのだが（・・・それだけではありませんっっっ←鳥取県民島根県民抗議の声）
とっさに「わーーーっ！島根県ねっ！」という自信がなく「わーーーっ」どまり。

同じ頃だったか、一途シリーズでお馴染みのまなみ（仮名）とラインでおしゃべりしてた時に、ふと新潟の話になる。
彼女が「新潟ってフォッサマグナ？よね。」とか「川が反対に流れるとか？」
そうなのっ！？
なんとなくフォッサマグナって言葉に聞き覚えはあるけど一体なんだったか肝心なことは思い出せない。
川が反対に流れるですって！？そんなアマゾンなことがこの日本でも見られるの？
ワタクシ、５１年生きててホント知らないことが多過ぎて、忘れてることも多過ぎて、興味を持たないことも多過ぎる。
で、ラインの後、大急ぎで調べる。
フォッサマグナ、フォッサマグナ・・・
　　日本の主要な地溝帯の一つで、地質学においては東北日本と西南日本の境目となる地帯（ウィキペディアより）
ああ！そう言えばそんなことも習ったわねえ～～～と遠い目をしつつ、
で、川は？川はどこで逆流するの？
もしかしてまなみっっ！フォッサマグナとポロロッカがごちゃまぜになってただけ？
言っちゃなんだが、小さい『ッ』しか合ってないからねっ！
と、まなみを心で責めるも、そんなまなみは、カレシとチョー長距離ドライブで一気に信州辺りに詳しくなっとる。
さらには、まなみの娘ちゃんもカレシと仲良くなってて、娘ちゃんが連れてってもらったという岐阜県のモネの池の写真も見せてもらったけど、
これがおどろくほどキレイ。

ワタクシ、もともとあっさりしているというか執着心がないというか興味が薄いというか、そういうとこがある。
他力本願で生きてきたとも思う。
もっと自分の行きたい所とか、自分の好きなこととかを明確に意識して、生きていればこんなことにはならなかったのになあとぼんやり思ったりする。
１００歳まで生きられたとしても、今５１歳だから、今までの人生のほうが長いのだ。
もう、完全に老い先のほうが短いのだ。
それなのに、こんなに知らないことだらけでいいのか。
ワタクシ、常々自分は文系と言ってきた。
事実高校までワタクシ日本史が得意だったのだ。
重箱の隅つつくような問題出す先生に反抗して意地でもいい点取ったる！と鼻息荒く勉強してた。
が、そんなただ暗記するだけの勉強はテストが終わり次第忘れてしまってて、今や、真田丸を見ても北条だの上杉だのの関係もいまひとつ。
日本史よりは地理が好きだったも～んとうそぶくも、フォッサマグナにうろたえる始末。
東京在住もあと４年となると、今のうちに東日本をもっと回っておくべきではないかと思い立つ。
そして、死ぬまでには、とりあえず全都道府県を踏破する。
と、鼻息荒く娘に宣言すると、娘が面白がって白地図をプリントアウトしてくれるので
今まで行ったことあるとこを塗ってみる。

通過しただけではなく、「○○に行ったという記憶があるところ」が条件。
今年中に、岐阜の白川郷とモネの池、秋田の銀山温泉、新潟から見る日本海、それから茨城と福島は行こうと思っている。
nさんっ！ここは見るべき！というところがありましたら、是非、この世間知らずの段ボール箱入りおばちゃんに教えて下さい。