パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

みをつくし料理帖

2016年06月24日 | 本・マンガ・テレビ・映画
6月24日(金)曇り

きーーーっ!またやってしまった・・・

ずいぶん前に、ワタクシのブックリーダーpさんから教えてもらった本「みをつくし料理帖」シリーズ。
ワタクシの場合、話題になったり、教えてもらったりしてから図書館に予約して、という手順になるので、世間とだいぶタイムラグがある。
さらには飽きっぽいという性格と些事に終われる生活と・・・で、四巻目くらいで放ったらかし状態になっていた。
先日の新潟旅行に向けて何か本を持って行こうと思い立ち、図書館で物色していたらこのシリーズを思い出し久々に手にする。
なんと十巻まで出ており完結していた・・・
とりいそぎ五巻六巻を借りて読む。
あ〜そうだったそうだった。澪(主人公)ちゃん、元気そうで何より(・・・親戚のおばちゃんか?)
想い人の小松原様とはいまだじれったい感じだわね。
同じ名の美緒ちゃんも、源斉先生も、つる家の皆さんも相変わらずで素敵だわ。
忘れちゃいけないのが吉原の料理人又次。
眼光鋭いこの又次、イメージとしては・・・
寺島進かトヨエツか。いや、トヨエツは小松原様にしたい気もする。
なんて妄想しながら読んでいて、ふっと「そういえばこれ、ドラマ化されたんだっけ?」と思い出しウィキペディアをのぞく。
いや、ワタクシだってばかじゃありませんからね、二度も三度も同じ過ちを繰り返したりしないように努力はしますよ。
その昔、これまた遅ればせながらドラマ「24」にハマった時、英語の名前が苦手なワタクシ、アノ悪者誰だっけ?みたいな軽い気持ちで検索した。
そして・・・衝撃的な結末を見てしまい落ち込んだのであった・・・
それ以来、「ウィキペディアは危険!」ということを頭の片隅に置いてたのに・・・
それなのに、ああそれなのにそれなのに。
ただちょっと、ドラマのキャストを見るだけのはずだったのに、あまりにもあっさりとご寮さんが再婚されて、澪が源斉と大阪に行くってなことを書いてある。
きゃ〜〜〜っっっ!どういうことよ!見ちゃったじゃないのよっ!
小松原様とお別れしたのは知ってるわよ、今、ちょうどそこ読んで涙したとこだったわよ。
完結する十巻までまだまだ先は長いのに、どうしてくれるのよっっ。
この気持ちをどうしたらいいのか!
「24」の時には、家族にこの衝撃の結末を話し、悲鳴を上げられることによって少しワタクシの気持ちはおさまりました。
しかし、今度はそう言うわけにもいかない。
娘は読んでないし、夫はおそらく二巻どまり。
はっ!Tさんに教えたろか。
Tさんは、ボランティア仲間で、図書館でワタクシが「みをつくし料理帖」シリーズを手にしていたら「それおもしろいの?」
n「すんごくおもしろいですよ。」
T「借りてみるわ。」
と、1巻2巻をお借りになり、翌週のボランティアで「これ、すっごくおもしろいわ!nさんを追い越す勢いで読んでるの。」
いかんいかん、こんなに気に入って下さった方に、いきなり結末を教えて悲鳴をあげさせるわけにはいかない。
しょうがない。忘れたフリして読み進めることにしよう。
と、今週のボランティアの日に(ボランティアの活動場所は図書館)残りの七巻から十巻までいっきに借りる。
さあ!気を取り直して読みましょう。
えっと、これが七巻かしら?と、表紙裏のあらすじを目にすると・・・
『吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人又次の死・・・』
え?え?えーーーーっ!?何?何?又次、死んじゃうの???
ぎゃーーーっ!これ八巻じゃないのっっ!
バカバカバカ!と、さとう珠緒のごと、自分の頭を叩きたい気分だ。
あーーー、サヨナラ又次。さよなら寺島進さん、いや、トヨエツ、ああ、どちらをキャスティングするかも決めきらないうちに、又さん死んじゃうなんて。
と、一人でじたばたしながらも、楽しく読んでます、はい。

これ、その名の通り、美味しそうな料理がいっぱい出てくる。
メインのものは、巻末にレシピも載ってる。
最近、手抜きがちだった料理だが、コレを読み出すとなんだかお料理する時に背筋が伸びる気がする。
食べてくれる人を思いやる料理。
『食は人の天なり』(食は天のごとく重要なものだという吉田兼好の言葉)
精根尽きたときは「こん」のつく食べ物がよい(昆布、大根、蓮根 蒟蒻 牛蒡(ごんぼう)・・・)
などなど、料理ってのはホントに大事で、おもしろくて、生きることの基本だと思い知らされるからだ。
すぐに感化されるワタクシ、ここんとこ澪の気持ちで料理してます。
一人のお昼の時も手抜きしません。
   何食べようかしら。
   鮪の切り落としがあったわ。
   ホントは白米がいいんだけど、体のためには五穀米にしましょ。
   山芋をすりおろした上に大葉の千切りをのせて、鮪をしきつめまひょ(澪は関西人なのだ)
   お汁は油揚げと大根と人参。葱の青いところも入れる手間も省きません。
完璧な一人ランチ!

さて、今夜は金曜日。
珍しくこの時期も残業続きの夫。
お疲れを癒すためには「こん」のつく肴を用意してお帰りをお待ちしております。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サー・トーマス・リプトンミ... | トップ | はちみつマイルドセンナ〜RSP... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぢつは (p)
2016-06-26 12:21:57
みをつくし…本屋に行くことがめっきり減って
新聞で完結したこと知り あわてて最終巻を買ってきたとき
なんと一巻とばしていたらしいことが判明。
なんだかどこからどこまで持っているのかわかんなくなって…というお恥ずかしさ。
バカンスを楽しむ時間が取れたら(笑)一巻からおさらいしようとおもってます。(イメージは軽井沢の別荘のテラスで カランと氷の音を立てながら 読書にいそしむマダム………(石投げないで)

ちなみに 又次は高橋一生さんね。
私はあのキャスト設定は気に入っているのです。
小松原さま以外は割と好きだったのよ。
返信する
pさんへ (n)
2016-06-26 14:22:24
高橋一生さん!
いいですね〜
民王での怪演ぶりで注目する俳優さんの一人です。
ワタクシ、ウィキのショックが大きく、肝心なキャストは見ていないのですが、
目の端っこに入ったのが小松原様をあの人が?ということ。
そりゃないわぁ〜ちがうわぁ〜

避暑地での読書三昧をご所望とな。
それならば、5年後、鹿児島で、ワタクシがその場所を提供致しましょう。
ハンモック(もしくはロッキングチェア)に揺られながら、読書をお楽しみ下さい。
鹿児島暑くない?
ご安心下さい。
下僕に大きな団扇でゆるりと扇がせますゆえ(下僕ってオレのことか?←夫心の声)
返信する

コメントを投稿

本・マンガ・テレビ・映画」カテゴリの最新記事