今日わが家に配達された「エルゴラ」。残念ながら一面は清水に3-0で快勝した柏でありましたが、わがアルビレックスも6ページ目に(この頃合いが微妙ですが)、「新潟、不安を打ち消す快勝」という見出しで、珍しくアルビに好意的な記事が掲載れておりました。その中でも特に「指揮官の用兵術~手にしたオプション~」というコラムに、ボク自身は「なるほどなぁ~」と納得させられたしだいです。
と言うのは、福岡戦の後半24分,1点リードの段階で黒崎監督が1枚目の交代カードを切りました。「小林慶行 out、鈴木大輔 in」であります。その時テレビ観戦していたボクは、「慶行のボランチのポジションには三門だろうから、三門のところに藤田が上がって、右の藤田のところに石川、石川のセンターバックのポジションに大輔が入るんだな」と単純に理解していたのですが、どうもそうではなかったようです。
実際には、大輔がセンターバックに入ったことで石川が左SBへ。左の高徳が右SBへ。右SBの藤田が右のMFにポジションをあげ、三門がボランチに収まる。というポジションチェンジだったようです。その結果がブルーノの追加点、藤田のだめ押し点につながったわけですから、まさに名采配であります。実際に、「藤田そこにいたか~!」って興奮した3点目の藤田の得点は、右サイドバックのポジションではなく、本来は三門がいた右MFのポジションに藤田がいたわけですから、そう不思議なことではなかったわけです。
それにしても、アルビレックスはなんとまぁ大胆なポジションチェンジでしょう。これだけ動かれれば相手はマークをしづらいでしょうね。2点目、3点目の追加点は、このような黒崎采配の賜なのでしょうね。
そう考えると、2枚目のカード「藤田out、川又in」や、3枚目のカード「ブルーノout、内田in」も、交代した2人のポジションは全く異なりますから、ここでもまたポジションチェンジが大きく行われたことは必至です。こうなると、まさに今季のアルビレックスは「選手のポリバレント性」を十分に発揮させる戦術をとっていることがわかります。これは相手チームにはやりづらいでしょうね。「誰が誰をマークするか」っていう戦術が非常にやりづらくなります。
なんか今年のアルビレックスは、いろいろとボクらも勉強し、推理したり想像したりすることを頻繁に行わなければ理解できないってことになりかねないようですね。これはまた楽しみなことであります。アルビのおかげでボクらも成長できますね。