ぽぉぽぉたんのお部屋

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「ドッグマン」

2024-03-20 | 映画のお話

リュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て監督・脚本を手がけたという

バイオレンスアクション

「レオン」を観て、ゲーリー・オールドマンを好きになったのだが
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズという俳優もなかなか魅力的だ。

女装しているので気づかなかったが、
何年か前に観た「ニトラム」と同一人物だったようだ。

暗く辛い過去と繊細な心を持つ役柄が彼には似合っているのだろうか

ドッグマンは私には少しも悪人には思えなかった。
そんな彼がこれからずっと刑務所に入るのだろうかと気に病んだが
そんなことはなかった。
頭脳明晰な彼を応援していきたい気持ちになった。

レオンのゲーリーのように支離滅裂な人間ではなかったけれど
もう少し悪人でもよかったような気がする。

ただただ悲惨な子供時代を過ごした彼が
大人になっても裏切られ
世の中からはじきだされて
すさんでいくようで辛かった。

いいこともあったはずだから

思い直して別の生き方を見つけていってほしかった。

車いすから立つシーンが
必死に立っているシーンが

自分と重なってしまった。
少しは立てるとぶるぶると堪えるのだ。

本当は普通に歩きたいのに・・・


5歳の時、家族によって檻に入れられた少年の
実際の事件とはどんな事件だったのだろうと思いを馳せた。

ラストの 磔にされたキリストのように 

十字架の影と重なるシーンはエディット・ピアフの曲にこみ上げてくるものがあった。

たくさんの犬が
その周りに集まっていて彼に唯一忠実な犬とのシーンが印象的だった。

彼はこれからどうなるのだろう・・・

たくましく 生き続けてほしかった。


 



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