ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

はるうらら

2009-04-30 | きょうのできごと
誕生日に毎年届く鉢植えをこのところ枯らしてしまうことが多くなった。

冬生まれの私に届く鉢花は、乾燥した部屋の中で
うまく育つことができないまま、元気をなくしてしまう。

あわてて水をやりすぎたり、肥料を与えすぎたりして、
かえって枯れてしまうのだ。

人生が自分の思うようにいかないことはとうに知っている。

どうしてと思うくらい不条理なことも、
私は試されているのかもしれないなどと言い聞かせて、
なんとかやり過ごしてきた。

充ち溢れるエネルギーはもうないから、
真正面からぶつかってゆくことはできない。

自分なりにうまく折り合いをつけるようにして、
ちょっとずつ跳んでみたり、しゃがんでみたり・・・

そんなふうにこつこつ毎日を重ねながら、
心を平らかにしようと淡々と過ごすことができるならそれでいい。

でも自分のことならそれでもいいが、子どものこととなるとそれは別だ。

落ち着けようと言い聞かせている心の波もおさまらない。

しじゅう揺れては、いつかどっと繰り出してきそうだ。

思うがままにならない人生と、次々とやって来る嫌なマイナスの出来事を
マイナスの心で受け止めず、プラスに受け止めてやってきたと
女性のお笑い芸人が真顔で言っていた昼のテレビ。

誰かが、どちらかがばかにならなければ、なかなか大変なんだよね。

自分のポリシーがちゃんとあればいいじゃない。

つまらないことだとどうして気付かなかったんだろうって・・・

わたしもあなたもちゃんと物事の本質を見る目をもてたらいいのにね。


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「スラムドッグ$ミリオネア」

2009-04-28 | 映画のお話
アカデミー賞最多8部門受賞のこの作品。
8部門とは作品賞・監督賞・脚色賞・撮影賞・録音賞・作曲賞・主題歌賞とのことです。
本物のスラム街の子役を使っての撮影が話題でしたが、
おとり的な人身売買のニュースもありました。

イギリス・アメリカの合作ですが、まさにインドです。

クイズ$ミリオネアがイギリス発祥ということも
世界共通の人気番組だということも知りませんでした。

インド版ミリオネアの司会者とジャマールのクイズでのかけひきの場面。

スラム育ちのために不正を疑われ警察で拷問を受けるシーン。

そして、少年時代から今までの彼の必死な生きざまがはさみ込まれながら、
進んでいきます。

それらはすべてのクイズの問題にかかわっていて、
彼はいつも死と背中合わせの生活の中で
体で学んできたことばかりだった・・・

ぬくぬくと平和にどっぷりつかっている私たちに
背筋をすっと伸ばしてしっかりしてほしい
と言っているような気がする。

世界には死と背中合わせで毎日必死に生きている人達がたくさんいることを
知っているのといないのとでは大違いだ。

優しい賑やかなインドの音楽の中で、
壮絶で悲しく切ない彼の人生がどんどんひらけてゆく。

大切なものをあきらめず、追い求めて、
こつこつ努力して、ことが報いられた時が一番うれしい。

現実の厳しさを思い知らされる作品だが、
かなえられた恋にほっとする喜びがある。

純粋に人を愛することの美しさや難しさ。

どんな育ちを経てもすさむことのなかった美しい気持ちが救いだ。

みんなを元気づけてくれる作品だったのがとても嬉しい。

倦怠期のカップルやつまらないことでうつうつしている人にも
ぜひぜひ観て元気を出してほしいなあ。


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つくしんぼ

2009-04-13 | 草花のささやき
お花見の時に、「つくし」を見つけました。
「つくしんぼ」は、ちょっと大きくなっていて、
袴も頭もしっかりしていました。

食べられるということを聞いたことがあったので、
ちょっと調べてみたら、あるんですね。

卵とじ。ごま油炒め。佃煮風。きんぴら風。
そして天ぷら。ゴマ和えなどなど。

もやし風の食感で苦味がおいしいとのこと。

さあ何を作りましょうか。

ひとつひとつ袴をとるのが大変なようですが、
指を真黒にして挑戦してみましょう。
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「 BOY A 」

2009-04-07 | 映画のお話
最近の映画はこれといったものがなくって
しばらく観ていませんでしたが「BOYA」
イギリス映画で前から気になっていた作品です。

純粋無垢な青年が出所して新しい名前で人生をやり直します。
彼はまだ若い。はにかんだ笑顔がとても素敵です。

青年の毎日の生活が新鮮で輝いていてすがすがしい。
とても素敵な恋人も出きて、青春がきらきらまぶしいくらい。
人命救助で新聞に紹介されたりの間に間に
衝撃の過去が少しずつ挟まれていくストーリィ展開です。

切なくて、とても重くて辛い内容なのに、
青年のはにかみがまだ残っているような気がします。

人生はやり直せないのだろうか。
しっぺ返しは、どうしてこんな風になって、
返ってくるのだろうか。

世の中のひずみがすべて生み出したはずなのに・・・
まだこんなに若いのに、うまくいくはずだったのに・・・

裁判員制度の話題の多い昨今ですが、
こんな青年をどうしたら、
救えるのでしょうか?

見ごたえある、深い深い思いが残る作品でした。




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