ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

ろばた・和食「土風炉」

2023-04-25 | 美味しかったぁ~
いつも通る 藤村の初恋通りあたり
「土風炉」にイン。
きょうは入り口が解放されていて、入りやすく
すぐ女性従業員が対応し、案内してもらえました。
感じのいいお店です。
映画が思っていたより長くて
12時をだいぶ回ってしまっていましたが
すんなりと案内されほっとしました。

おひとりさまでも個室です。
扉が閉まると小さな空間になり
わたくしだけの世界感いっぱいに

目星をつけておいた
蕎麦と小丼のお得セット
鰻丼にしようとずっと思っていたのですが
やっぱり気が変わって海鮮にしました。
コーヒーサービスが入口のところにあり
持ってきて下さるそうなので早速お願いしました。

コーヒーはごく普通
じっくり味わう間もなく、早々に注文のお品が届きました。

北海道産のそば粉を専用の石臼で挽いていて
しかも、風味を逃さないように低速で挽いているそうで
お蕎麦はしっかり冷たくて、2段ものです。
一段に山盛り載っているのと
2段に少しずつあるのでは
風情もありますが、くっつきにくく、やっぱり違いますね。

たれはちょっと甘めでわさびのみ
おネギなど薬味はありません。
そうして蕎麦湯もありませんでした。
こうきっぱりとしているのも珍しい。

これもお蕎麦の風味を味わうためでしょうか。
お蕎麦はいい塩梅で、風味も感じられました。

ミニ海鮮丼は白身魚とサーモンの切り身がふた切れずつと中落ち
中落ちの載った大葉の下には卵がふた切れ隠れていました。

ご飯も農薬と化学肥料を半分に減らしたこだわりのひとめぼれだそうで
お魚との相性もよく、美味しくいただけました。

おいてあったお醤油がヤマサの絹しょうゆ減塩で
塩分40%カットの表示がありました。
箸袋にも地球環境に配慮した竹材とあり、普通の割りばし材より
成長の早い竹の枝部分を使っているからエコみたいですね。

今度は温かいおそばでうな丼にしてみようかなぁ~
山菜の天ぷらがあったらいいなあ~

 
   

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レッド・ロケット

2023-04-25 | 映画のお話
タイトルどおりの男
最初のパンチの効いた曲が何やら懐かしい

後半の素っ裸で走る場面はさすがに笑っちゃうけど・・・

口先だけの元ポルノスターの男を主人公に、
社会の片隅で生きる人々を鮮やかに描いたヒューマンドラマらしいが・・・

たびたび出てくる テレビのトランプの演説シーン

いい歳の中年男がチャリンコでチャカチャカ移動する姿
何かアメリカらしくないよねと思いながら

本当にしょうもない 男 なんだよね

2016年のアメリカ、テキサスの乾いた暑さのような暮らしの中で
底辺で生きている彼らは工場地帯で働く人々とは対照的で
特有の粗い感じの景色や色合いみたいな人たちなのかな

向こうの工場地帯ではみんな黙々と働いているのに
こっち側はまともな人たちはいないみたいな
何を生業にしているのかと思ったら、みな同類のようだし
あまりにもお下劣過ぎて、遠目に観ているだけだったけれど
やがて目が離せなくなり
そうして 
あまりの能天気さにあきれてしまう

韓国人のドーナツ屋さんは一生懸命働いているのに
チャーミングな笑顔をふりまくバイトのJKも
とんでもない娘だったし
アメリカってこんな国だったっけ?

JKも中年のおじさんもあまりにもいい加減でうんざり
利用できるものは何でも利用して自分だけがいい思いができればいいみたいだし
それでも一生懸命生きているってことなのかな
ドーナッツの穴の部分が好きって意味深かも
わたしも結構好きなんだけど・・・

お人好しでもないし、カッコばかり付けて
結局はいい大人が若い女の子を利用しようとしてるだけ?
まあ、そんな奴にいいことなんかないんだろうけど
利用するだけ利用して,またずらかるつもりが・・・
案外 彼女の方が上手だったりして、またほっぽり出されて
それでも懲りずにってことになるのかな?


実際に売れない過去に ポルノ出演経験があり、
その映像が流出したことで一時表舞台から姿を消していたこともあるサイモン・レックス

ロサンゼルス映画批評家協会賞の最優秀男優賞を受賞の
彼の素晴らしい演技力には目を見張るが
本人は全く別人で慎重派みたい

ファッションモデル出身なだけに
随分苦労したんだろうなあと思ってしまった。











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「別れる決心」

2023-04-24 | 映画のお話
観たいと思っていた映画が、やっといつもの映画館にやってきた。
韓国の“アカデミー賞”とも称される映画祭・青龍賞では7冠、
2022年・第75回カンヌ国際映画祭では監督賞を受賞
パク監督が仕掛けた大人のための映画らしいけど

新たな事件で二人が再会すると知っていたのに、
1回目の事件で幕を下ろしそうな構成で
たっぷりと時間も費やしていて、少々戸惑った。

私の感じた戸惑いのようなものが
その運命の女らしげな、男を破滅させるような魔性の女に
観ているわたくしまで軽く振り回されているような
何とも言えない歯がゆさを感じた。

もどかしい場面が多く、こちらの心理も繊細に揺れ動き、複雑になってゆく
うねる波のような、山の稜線のような、海とも山とも見える青緑の壁紙
証言が青だったり、緑だったりするワンピースの色合い
まるでまどろみのように変化するソレという女性の印象のように
そちこちにしかけがあるようで、緻密で不思議な雰囲気が漂う作品だ。

中国語と韓国語が織り交ぜられ、翻訳アプリの男性の声も入り込む

事件を追う刑事ヘジュンは不眠症で始終目薬を差す、
そのたびに何かに侵されていくようで不安になる
ミステリアスな中国女に崩壊してゆく刑事なのだがやっぱり彼も変わっている

一つ目の事件は山で 
再会の二つ目の事件は海になり
祖父の山を歩き
ソレは海で自ら死んでゆく

果てのない二人の追いかけっこがやっとおわるのだ

韓国語がわかったなら、より言葉のニュアンスを感じ取れただろう
ユーモアもあるのだが淡々としたシーンが多くて
もどかしさが募ると飽きがきてまた惹きつけられるような

クソ山に苦笑しながら、デジタルとアナログ
たばこや溶けたアイスクリーム、
魚をテーブルの上で捌く時のシンプルな生と血

市場でいくつもの魚の目をつつく妻
たくさんのザクロにスッポン
スッポンには噛まれるしで・・・

まとまらないまま、
ミステリアスでシニカルとユーモラスがばらまかれたような情景に苦笑しつつ
退屈な気分が浮かんでくるのだが、それでそれでと思ってしまうのだ。
ちょっと手ごわそうな作品だ

韓国映画の印象が随分と変わった
ある意味、カンヌらしい作品だと思う

やはりもう一度,じっくり観てみたほうがいいような気がする

霧という曲も意味深だが、日本の演歌を思わせるような最後のデュエットは
妙に明るく感じられた・・・

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消防用設備定期点検なのに・・・

2023-04-15 | きょうのできごと
年2回ある消防設備点検が今日あった。
日がな順番を待っているのはつらいのでいつも9時頃にお願いしている。
9時ごろチャイムがなって、スリッパと点検用具を持った係の人が現れた。
そう若い人ではないみたい・・・

早速、玄関の消化器をチェック
消化器を戻す時にゴツンと音がしてちょっと気になった・・・
次に早くも防犯機器点検とやらで玄関ドアを開けてセキュリティチェックを始める。

さらに手早く各部屋にある火災感知器のチェック開始、
点検用具を天井にかざして熱を加えると赤くなり火災ベルがなる
はずが部屋二つを終えても音がしない

不思議に思って、リビングのリモコン操作機に戻ってきたところで
「音がしないけれど」と聞いてみる
すると、リモコンを指さし「ここで音がしないようにスイッチを切っているので」とおっしゃる
??? 意味がわからない・・・

「天井の感知器は赤くなっているので異常はありません。
作動しているので大丈夫です」 とのこと

それにしてもと思い 重ねて
「今まで音を出さないで点検したことは一度もなかったのですが
どうして今日は音を出さないのですか?」と聞いてみた。

すると彼はこう答えたのだ。
「今、3か所ほど回ってきて音がうるさかったので切っただけですから」

??? 意味がわからない

点検ですよね。火災ベル鳴動なしってそれって点検になるの?
我家には赤ちゃんも床に臥せっている病人もいないし
どうか音は出さずに点検してほしいと頼んだ覚えもありませんし

毎月数万円払っているマンションの管理費や積立金から
それなりの点検代を支払っての点検なのに何だか理解できない

(あなたの気分で音を出さないでの点検?
本当にいざという時、ちゃんと音は出るの?
点検するために今日は家にきたんでしょう)と思ったが
おばさんはぐっとこらえた

こういう輩がたまにいるのだ
自分の仕事がわかっていない
早々と点検を切り上げてしまいたいからとにかく効率よく進める
早く終われば今日の仕事は早くあがれる・・・のかしらね

数年前は リモート機器を前にして
「これどうやるんですか?」と聞かれたことがあった。
(あなたは今日お仕事でこれを点検しに来たんですよね)と思ったものだ。

管理人さんに話したら、最新式の機械だからなどとおっしゃるので
点検を仕事にしていて研修もないのでしょうかと返した。

時々アルバイトにしてもひどすぎると思うような仕事ぶりにあきれることがある
仕事をする以上、責任をもってプロらしい仕事をしてほしい





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まったりピザランチ

2023-04-11 | 美味しかったぁ~
久しぶりの榴ヶ岡天満宮 
そして、枝垂桜が麗しい榴ヶ岡公園を巡り終えるとお昼になっていた。

サンプラザでの入学式を終えたたくさんの正装の若者がそちこちにあふれだす。
修学旅行なのだろうか、もっと若々しい制服の行列も闊歩する。
芽吹いた木々の若緑がさわやかな春の日だまり

めぼしい店はどれもみな行列や満席で、
あちこち眺め歩いていると
いつしかテンザホテルにたどり着いた。

ランチ時間も外れて、店内は空席も目立ってきた感じだ。

あれこれ悩みながら、こちらではまだ食べていなかったピザをオーダーして
シェアすることに
週替わりのおすすめピッツァとマルゲリータ
そしてやっぱりジェラートも・・・

店内のピザ窯で焼き上げるもっちもちのピッツァらしく
生地のおいしさが秀逸

具材あれこれのせの週替わりピッツァは具沢山なのに優しい味わい
余分な味付けがほぼない印象だ

マルゲリータもトマトソースの嫌味な主張がなくシンプルな味わい
もちもちとかおり高い生地と素材をしっかり味わえる
厚みもあり、ちょっとほかのお店とも違うタイプで美味しい

そのボリュームにも驚きながら
なんだかんだと食べきり
デザートのジェラートをいただきます。

コーヒーを飲みながらのおしゃべりが楽しい
とうとうどなたもいなくなってわたくしたちもお開きにしました。

  

Trattoria W 仙台イタリアン / 宮城野通駅仙台駅榴ケ岡駅

昼総合点★★★☆☆ 3.3


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さくら、さくら

2023-04-11 | 草花のささやき
今年はずいぶんと早かった桜
先月30日に早咲きの錦町公園はあらかた咲いていてほぼ五分咲き
今年は温かい陽気で早く咲いて早く散ってしまうのだろうか

       


そうして、あっという間に満開になり
7日の春の嵐の風と雨にみごとに散り敷いてしまった。

今年の桜は いつものような待ち遠しさもなく、
早すぎる訪れに あたふたしているうちに
過ぎてゆく現実を思わせた


10日の久しぶりの逢瀬に
榴ヶ岡公園の八重の枝垂れを想像していた。
案の定、素晴らしい眺めと
あたりに漂う桜の香りの薫風が素晴らしかった。
前日の寒さと強風が嘘のように空は青く優しく微笑んでいる。

平日の日中にも関わらず、たくさんの花見客が訪れていた。
にぎやかな宴会ではなく、
ささやかに桜の木の下でのピクニック
おそろいの帽子の園児たち
熟年の女性グループ

売店エリアの匂いやキッチンカーの姿も何だか嬉しい。

久しぶりのお花見の雰囲気がそこここにあって
公園内を巡った。

 
  



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「ザ・ホエール」

2023-04-08 | 映画のお話
最初は興味などなかった。
予告は何度も眺めてはいたが
コントロールできずに巨大化してしまった男のことなど私には関係ないはず
ドキュメンタリーのような気がしていたのかもしれない。

272キロの巨体の男 チャーリーを演じたブレンダン・フレイザーが
アカデミー賞主演男優賞を受賞。
メイクアップ&ヘアスタイリング賞とあわせて2部門を受賞したと知った。

教え子だったアランと暮らすために、8歳の娘と妻の元から去ったチャーリー
アランを亡くした喪失感と罪悪感の中で過食と引きこもりで巨大化してしまう。
まだ40そこそこなのに何とか歩行器にしがみついての生活
心不全が悪化しても病院を拒絶する彼にもう明日はないようだ。

あまりにもリアルで悲しさと同じぐらいおかしさがこみあげてくる。

登場人物もアランの妹で看護師のリズ、娘のエリーと 宣教師のトーマス
元妻メアリーとピザの配達員だけで部屋の中とドア付近だけの世界

毎日開くドアの外から 光が差し込んだり、雨の音がしたり
彼の世界はそんなにも小さい
そうしてたったの五日間だ。

妻から会うことを禁じられていた娘は学校にも家庭にも問題をたくさん抱えていたことを知る。
8歳で捨てられた恨みつらみを真正面からぶつけてくる娘の素直さがいとおしい
 
人々を救うはずの宗教が家族をバラバラにし、若者たちを死に至らしめ苦めている伏せんが
張り巡らされるようにやがて浮き上がってくる。

人は藁をも掴むというが、すがってもがんじがらめにされ、家族を不幸にしてしまっていることに気づかない。
アランもリザもトーマスもカルト宗教ではじき出された人たち
病んでしまったアランにはチャーリーの愛は遅すぎたのかもしれない。

妹リザはチャーリーを世話し、チャーリーは最期に娘エリーを救い出そうとし
エリーは帰るところのないトーマスを救う
チャーリーもエリーのエッセイで発作を治めながら生きてきた。

そんな風にそれぞれが手を差し伸べていてやがて自分にかえってくるのだろうか

幸せだったころの妻と娘との想い出が何度もよみがえる・・・

誰かのことを気にかけて生きていけば、みんな救われるのかもしれない

ハーマン・メルヴィルの「白鯨」をいつか読んでみたい

素直に愛と本音で娘に接した最期、
娘にすべてのお金を残し、自分には救済のない選択は本当に正しいのだろうかと思う
父がこんな姿で死んでしまうなら、自分にお金を残すことより、
生きていて元通りの姿になってほしかったはずだろう・・・

何が正しかったのか、彼は本当にそれでよかったのか、

それはある日突然、家庭と娘を捨て、同性愛に走った父の償いだとしてもだ







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