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カロル・カジミェシュ・クルピンスキのエレジー ハ短調を聴く

2023-03-21 21:30:16 | 古典~現代音楽ポーランド編
今回は1835年生まれのポーランドの作曲家クルピンスキが、
1819年に作曲したエレジー ハ短調について触れる。
今回聴いたCDはヤロスワフ・ティエル指揮、
ヴロツワフ・バロック管弦楽団の演奏である。
これは指揮者ティエルによる補筆完成版である。
クルピンスキは幼いころから父に音楽を学び、
12歳には教会のオルガン奏者となった。
1808年頃からは歌劇作品の作曲に取り掛かるようになった。
曲は重々しく悲劇的な旋律による力強い序奏から始まり、
ベートーヴェンのように壮大でドラマティックである。
盛り上がったあとに現れた旋律は、
フーガのように各楽器に引き継がれていき、
そのあとは伸びやかに歌うような旋律が現れる。
歌劇作品を多く残した作曲らしく、様々な旋律が現れる。
再び冒頭の重々しい旋律が現れ、続いて木管楽器が旋律を奏で、
力強い旋律と歌うような旋律が交互に現れ、
最後は金管楽器も加わり盛り上がりをみせて、力強く終わる。

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