Mars&Jupiter

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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第23番を聴く

2016-09-04 08:27:28 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1965年に作曲した交響曲第23番である。
演奏はアレクサンダー・ウォーカー指揮、
新ロシア国立交響楽団によるものである。
第一楽章モデラートは、ティンパニの音に続き、
行進曲風の旋律が弦楽器と金管楽器により奏でられ始まる。
力強い主題と優しい主題が奏でられて、
その二つの主題を中心に展開されていく。
中間部で木管楽器を中心にラヴェルのような幻想的な音楽が展開され、
独奏ヴァイオリンやチェロによる部分、
ハープが入りフルートが旋律を奏でる部分と続き、
オーボエと金管楽器による部分を経て、
トランペットなど金管楽器や打楽器が活躍する部分となる。
それが終わるとフルートや独奏ヴァイオリンの部分が現れ、
再び金管楽器と打楽器で盛り上がりをみせて、
最後は弦楽器と金管楽器、打楽器で穏やかに終わる。
第二楽章アダージョ・ノン・トロッポ・マ・ペサンテは、
弦楽器が重々しい思い詰めたような旋律を奏でて始まり、
金管楽器や打楽器もそれに絡んでいく。
そして独奏ヴァイオリンと他の弦楽器がそれに絡み、
フルートやファゴットなど木管楽器が活躍する部分、
打楽器と金管楽器により盛り上がっていく部分が続く。
そして、フルートやオーボエなど木管楽器の活躍する部分のあと、
金管楽器と打楽器でテンポをあげて高揚していき、
ホルストの「火星」を思わせるような、
トランペットの響きが現れて、力強く終わる。

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