Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

セルジオ・レンディーネの交響曲第1番を聴きながら、二俣川から緑園都市まで歩く

2014-08-04 06:36:16 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は二俣川から緑園都市まで往復して歩きました。
途中聴いたのは、1954年イタリアの作曲家レンディーネが、
サンレモ交響楽団の委嘱を受け、2006年に作曲した交響曲第1番である。
彼はナポリに生まれ、5歳の頃から父から音楽を学んだようである。
その後ローマにある聖チェチーリア音楽院でドメニコ・グアチェッロに師事し、
ペーザロ音楽院でジュゼッペ・アゴスティーニに師事したようだ。
その後は聖チェチーリア音楽院の役員を務め、
他でも芸術監督など務め、活躍しているようだ。
聴いたCDはマウリツィオ・コンティ指揮、
前身がアンドラ国立室内楽団のオルケストラ・ナショナル・クラシカ・ダンドラ
(訳すとアンドラ国立古典管弦楽団という意味か?)の演奏による。

第一楽章アダージョ・ノン・トロッポ-アレグロ・ノン・トロッポは、
序奏で3つの音型が金管楽器と打楽器の強奏で繰り返し示されたあと、
弦楽器による叙情的な旋律が奏でられ、それが繰り返されたあと主部に入る。
感傷的で叙情的な第一主題が奏でられて、3つの音型が絡みながらも繰り返され、
もう一つ金管楽器により示される力強い第二主題が示される。
この提示部が繰り返されたあと、展開部に入り各主題が自由に変形されていく。
それは映画の回想シーンを示すかのような音楽でもある。
短い展開部が終わったあと再現部に入り各主題が現れ、
最後は第一主題を中心に盛り上がって終わる。
第二楽章アダージョは、クラリネットが奏でるゆったりとした主題で始まる。
その主題は他のオーボエやフルートなど木管楽器にも引き継がれ、
弦楽器とともに叙情的な旋律を奏でていき、ヴァイオリン独奏も絡み、
最後ではホルンもからんで、おだやかにそして静かに終わる。
第三楽章アレグロ・モデラートは、ナポリ民謡「葬送のタランテラ」に由来する、
「死の舞踏」とよばれる主題を使っているようである。
軽快なリズムに乗り金管楽器も加わり旋律が繰り返され盛り上がったところで、
祭りの騒ぎを思わせるような明るく軽快な「死の舞踏」の旋律が奏でられる。
その旋律を繰り返したり、その主題をもとに展開され、最後は力強く終わる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アントニオ・レアル・モレイ... | トップ | フレイタス・ブランコの交響... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古典~現代音楽イタリア編」カテゴリの最新記事