Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ドミトリ・ショスタコーヴィチの交響曲第1番ヘ短調作品10を聴く

2016-04-11 21:16:50 | ショスタコーヴィチの作品
今回取り上げるのはショスタコーヴィチが1924年から、
25年にかけて作曲した交響曲第1番ヘ短調作品10である。
聴いたCDはジークフリート・シュテッキヒトのピアノ、
ジョルジ・ガライのヴァイオリン、ヘルベルト・ケーゲル指揮、
ライプチヒ放送交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグレット-アレグロ・ノン・トロッポは、
トランペットのファゴットの絡み合う部分から始まる。
ここで奏でられる旋律を繰り返しながら導入部を終えて、
クラリネットに始まる行進曲風の第一主題と、
フルートによって奏でられる舞曲風の第二主題が提示される。
そして、展開部に入り、ヴァイオリン・ソロが活躍する。
そして金管楽器と打楽器が加わり盛り上がりをみせていく。
再現部を経て、最後は導入部が現れて終わる。
第二楽章アレグロは、軽快で力強い旋律で始まる。
ピアノの音が効果的に使われていく。
トリオでは対照的なゆったりとした旋律が繰り返され、
徐々にテンポを上げながら冒頭の旋律が現れて終わる。
第三楽章レントは、オーボエの奏でる叙情的な旋律で始まる。
トランペットがそれに宿命的な何かを与えるような旋律を絡ませていく。
そのあとは盛り上がりと静かな部分を交互に繰り返して終わる。
第四楽章アレグロ・モルトは、激しく嘆くような音楽で始まり、
重々しい感じのあと、クラリネットやピアノが奏でる嵐のような第一主題と、
独奏ヴァイオリンによって奏でられる第二主題が現れ、
これらをもとに展開されたあと、今までの暗さを打ち消すかのような、
明るい感じになり、金管楽器と打楽器により軽快に旋律が奏でられ、
盛り上がりをみせたところで最後力強く終わる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドミトリ・ショスタコーヴィ... | トップ | ドミトリ・ショスタコーヴィ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ショスタコーヴィチの作品」カテゴリの最新記事