Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フレデリック・ショパンのピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21を聴きながら、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2009-02-07 07:20:47 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1810年生まれのショパンの作品。
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21は、1829年に作曲された。
久しぶりにアルゲリッチのピアノ演奏によるCDを聴いた。
第一楽章マエストーソは、ソナタ形式で書かれている。
心の中の苦悩を思わせるような感傷的な序奏に続き、
甘美で哀愁漂う第一主題、繊細な旋律の第二主題が提示される。
この二つの主題をもとに展開していくが、
アルゲリッチの弾くピアノは、ショパンの繊細さと情熱を
見事に表現し、美しく、流れるような旋律は、耽美的でもある。
オーケストラも情熱的な部分をダイナミックに表現している。
再現部からコーダにいたる部分も名演となっている。

第二楽章ラルゲットは、三部形式で書かれている。
初恋の女性コンスタンツィアへの思慕から生まれた曲といわれ、
甘くせつなく、繊細なところは惹きつけられる部分をもっている。
奏者のピアノの演奏技術が十分に発揮される楽章である。
中間部は不安と焦燥感を思わせる音楽で、
ショパンの揺れ動く心を表現している感じである。
第三楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、ロンド形式で書かれている。
マズルカなどのポーランド民族舞踊のリズムが活かされた楽章といわれる。
ここでみせるアルゲリッチの流れるようなピアノのタッチは素晴らしい。
いきいきとした民族舞踊的なリズムの表現も見事であり、
流れるようなピアノの演奏のあと、華々しい管弦楽のトッティで終わる。
やはりいつ聴いてもアルゲリッチのピアノはいいなあ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ボフスラフ・マルティヌーの... | トップ | ヘンリク・ヴィエニャフスキ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古典~現代音楽ポーランド編」カテゴリの最新記事