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フランツ・ダンツィの管楽六重奏曲変ホ長調を聴く

2015-03-20 05:38:41 | 古典~現代音楽ドイツ編
一昨日・昨日とウォーキングを休んでいます。
今回取り上げるのは1763年ドイツ生まれのダンツィが
作曲した管楽六重奏曲変ホ長調である。
そのオリジナルの編成のものは当時出版されず、
1802年にオーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロの編曲版として作品10として出版されたようだ。
今回聴いたCDは、マイクル・トンプソン、リチャード・ベリーのホルン、
ロバート・ヒル、ジョン・ブラッドバーグのクラリネット、
ジョン・プライス、フィリップ・タールトンのバスーンの演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、軽快で明るい主題が奏でられて始まる。
ホルンとクラリネットの絡み合う部分や、バスーンの動きが楽しい。
管楽器の扱いについてはさずがダンツィだからことか素晴らしく、
モーツアルトのような優雅さと軽やかさを持ちながらも、
高度な演奏技術を管楽器奏者に求めている感じもする。
主題は展開部を経て変形されていき、ホルンも活躍する。
そして、再現部で主題が繰り返され、最後は穏やかに終わる。
第二楽章アンダンテは、クラリネットが主題を奏で、
それをホルンやバスーンが支えていく。
平和で穏やかな感じで、最後も穏やかに終わる。
第三楽章メヌエットは、舞曲風の旋律が奏でられる。
ホルンが鋭い音で絡んでいくところが印象的である
対照的な中間部のトリオをはさんで、
再び冒頭の旋律が繰り返されて終わる。
第四楽章アレグレットは、明るく軽快な主題が奏でられる。
ホルンが牧歌的な旋律を奏でてリズム的に変化を持たせて、
クラリネットとバスーンを中心に盛り上がって最後終わる。

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