Mars&Jupiter

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ジギスヴァルト・クイケンのラ・プティット・バンドの四季そしてフレデリック・ショパンの英雄ポロネーズ

2008-06-01 06:57:45 | 古典~現代音楽ポーランド編
ジギスヴァルト・クイケン率いるラ・プティット・バンドの、
古楽器演奏を聴きに県立音楽堂へ行きました。
プログラムはすべてヴィヴァルディの作品で、
ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」作品8の中の
いわゆる四季がメインでしたが、何しろ古楽器の演奏は大変。
1曲ごとに始まる前に入念なチェーニングが必要なようだ。
今回はヴィオロンチェロ・ダ・スパラをクイケンが演奏し、
その楽器を使用しての演奏という意味で注目されるものである。
ヴィオロンチェロ・ダ・スパラの演奏は大変そうだが、
それを感じさせないクイケンの軽快な演奏は素晴らしい。
四季は「冬」の演奏(特に第一・第二楽章)がよかったと思う。
後半の「ラ・フォリア」やチェロ協奏曲、
そしてペーター・ファン・ヘイヒェンのリコーダー協奏曲や、
ピッコロ協奏曲もよかったが、リコーダーも簡単そうにみえて、
古楽器となると演奏も大変そうにみえるが、
それを感じさせない軽快な演奏もよかった。
アンコールのバッハの演奏もよかった。

昨日は横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは、1810年生まれのショパンのピアノ曲。
いわゆるポロネーズ集であり、演奏はイディル・ビレット。
どの曲の演奏も素晴らしいものであるが、
その中でもポロネーズ変イ長調「英雄」作品53は名曲である。
1842年に作曲されたこの作品は華やかな曲で、
強烈なリズムや曲の構成力の優れた部分もあって、
聴いていて爽快感があり、充実感を得られるのである。

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