そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ナッツリターンより安倍リターンの方が怖ろしい

2014-12-26 | 安倍晋三
大韓航空のお嬢様副社長が、ナッツの出し方が悪かったと従業員を、大声で怒鳴りつけ飛行機から降ろした。既に離陸準備段階であったから、機長の特別判断以外に飛行機を止めることができない。このお嬢様副社長は、戻して責任者を下した。
航空機違法違反とかで逮捕状が出された。
ナッツにクレームつけたので、ナッツリターンと言われ世間は大騒ぎである。世襲重役の世間知らずの我儘が、外に出たのである。社内では日常的にやられていたのであろう。
この事件以来、韓国では世襲によって運営されている、韓国経済を牛耳る財閥への批判が高まっている。日本では我儘お嬢様重役の話を、ナッツリターンと面白おかしく取り扱っている。

これは安倍首相にも同じようなことが言える。彼の場合は世襲もいいところで、2代前には首相が二人もいる。
総選挙前のテレビ出演した時に、街頭での声に対して「これは操作された報道ですね」と勢いよく発言していたが、お坊ちゃまの我儘としか見えなかった。
選挙後もそうである。過去放送局の選挙結果に対する質問にはほとんど答えることなく、耳からイヤホーンを外して一気にまくし立てている。とりわけ、日本テレビでは「あなた方、批判ばかりする」とか言いながら、都合の良い数字ばかりがなり立てていた。村尾とかいう保守色の強いキャスターは、批判はしてませんよと繰り返していたが、安倍ボッチャマには関係なかった。
選挙前には、主要放送局などに公平な報道をしろとかいう文章を送りつけているが、選挙後も主要メディアの担当者を呼んで、オフレコの食事会をやっている。
お坊ちゃまは、反論が嫌いである。

この安倍政権のリターンは、飛行機ではなく『政治体制』である。明らかに戦前へのリターンを試みている。言論統制、国家機密法の制定、武器輸出、集団的自衛権の容認、何をとってもこの男の意思が良くが解る。
そういえば一年前の今日、靖国神社に参拝して、中国と韓国を挑発していて、今日の混乱を招いている。
安倍のリターンは、ナッツリターンどころでない。怖ろしい戦時体制への回帰である。


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