小田原市桑原、富士道橋から国道255号桑原交差点方面へ向かう道の途中からちらっと見える小さなお堂が延命子育石原地蔵尊だ。石原地蔵尊は田んぼのなかにぽつんと建っている。田んぼの脇から石原地蔵尊へ向かう辻には銘が刻まれた石碑が立っており、携帯電話の基地局の鉄塔の向こうにお堂がある。広い水田の中のちょこんとしたお堂の姿が気に入っていて、毎年稲刈りの直前に写真を撮りに出かける。このブログの一番最初の記事で紹介したたかん堂が住宅地に囲まれているのに対し、石原地蔵尊は田畑に囲まれている。どちらのお堂も小さくひっそりとした佇まいが素晴らしい。お堂の脇には昭和9年造の記念碑が建っており由緒が刻まれている。また、辻の石碑には日本新薬の近くの浄蓮寺の銘があったので、祭事や管理は浄連寺が行っているのかもしれない。お堂の中には地蔵尊の他に、小田原には数基しかない二十三夜供養塔が安置されている。毎年8月24日に念仏供養の祭事が行われているが、まだ実際に見たことが無いので今年こそはと思っている。
| Trackback ( 0 )
|
左側の石灯籠が、向かって左側に倒れていました…
こちらの地蔵堂の由来はなんなのでしょうか?