惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

お花見

2024-04-07 20:56:40 | お出かけ
朝は曇っていましたが、だんだん晴れてきてお昼ぐらいからは絶好のお花見日和に。
今日しかない、ということで、お握り持ってあわただしく野川上流2キロほどのところにある都立野川公園へ、バイクの後ろに家の人を乗せて出かけました。

途中、飛行場北側の通りはソメイヨシノのトンネルになっています。
こちらへ引っ越して来た40年ぐらい前に植えたように覚えていますが、今は立派な並木に育ちました。
そこを抜け、武蔵野の森公園あたりまで来ると道路は渋滞していました。
みんな同じことを考えて出かけて来たんですね~。

公園に着いて、北に向かい、桜が並ぶ歩道へ。


右側がソメイヨシノの大木。
左側はややピンクがかった小ぶりの桜。「コヒガンザクラ(小彼岸桜)」だそうです。

桜の根元に敷物を広げ、お昼ご飯。
あっという間に食べ終え、そそくさと引き揚げました(家でパン種が発酵中)。

忙しかったけれど、楽しい一日となりました。


伝統工芸展

2023-09-19 20:17:14 | お出かけ

今日は日本橋三越本店へ出かけ、「第70回 日本伝統工芸展」
毎年、秋のお楽しみなのですが、こんなに暑い日に出かけることになるとは。最高気温 33.2℃(隣町アメダス)。

木工、金工、焼き物、漆芸、染織などおびただしい新作工芸品をじっくり見てまわりました。2時間かかった。

いつも思うことですが、こんなに繊細で美しい工芸品が生み出されつづけていることに日本の力を感じます。いつまでも大事にしてゆきたい。
たくさんの作品の中で、今年は可愛い茶注(ちゃちゅう/ちゃつぎ)が特に印象に残りました。ちっちゃくて可愛い。こんなのでお茶を淹れてみたいものだと思いました。

その場で売れた作品には、解説の札の隅に赤いラベルが貼ってあります。
すでにかなりの数が売れていましたが、いったいどんな人が買うのだろう?
一度、挑戦してみたいものですが、ふところにどれだけ用意する必要があるのか。怖くて、無理だと思います。

一方、作者が「売りません」といっているものには、やはり解説札の隅に小さな灰色のラベルが貼ってあります。
手元に置きたいのか。それとも知人に渡すつもりなのか。興味がそそられます。

日本橋に出たのだから、お昼はひさしぷりに金子半之助で天丼をと思ったのですが、午前11時を過ぎたばかりだというのに、本店前にはすでに長蛇の列が。
店の人の話では「1時間半待ち」だというので諦め、近くのコレド室町の重慶厨房へ回り、中華麺を食べました。美味しかった。


お花見

2022-03-28 20:54:04 | お出かけ

 晴れのち曇り。最高気温 17.5℃(隣町アメダス)。
 まずまずのお日和で、お昼には多摩川を渡って川崎市宿河原の二ヶ領用水へお花見に出かけました。

 この用水は江戸時代の初めにつくられた由緒あるもの。川崎、稲毛の2領(現在の川崎全域あたりでしょうか)に新田を開くための大工事だったようです。豊かな水が流れ、岸の桜がその上を覆う。水と花に親しめる絶好の散策路になっています。

 お花見に出かけたのは2年ぶり。ゆったりとした解放感はなんともいえません。
 ここは激しく混み合うこともなく、他の見物人とも距離を置いて楽しめるので不安はまったくありません。

 岸に腰をおろしておにぎりを食べ、桜をながめて約2時間。春はこうでなくては。


錦糸町でコンサート

2022-03-20 21:19:33 | お出かけ

 今日は、午後、錦糸町のすみだトリフォニー大ホールで新日本交響楽団第108回演奏会

 錦糸町へ出かけるのはひさしぶり。以前は、息子がオールアルカン・ピアノコンサートでトリフォニーの小ホールを利用していたので、よく出かけたものでした。
 バイクで出かけ、錦糸公園の近くに停めて会場まで歩きました。公園ではフリーマーケットが開かれたりしていて、かなりの人出。春の休日という感じでした。

 コンサートの演目はユニークで多彩。楽しい演奏会でした。
 特にアンコールがたっぷりの長さと迫力のあるもので、大満足。シベリウスの交響詩「フィンランディア」だったそうです。ロシアの圧政を撥ね退ける応援歌だ。がんばれ、ウクライナ!


「本を巡る冒険 2」

2021-11-26 21:24:08 | お出かけ

 今日もよい天気。

 午後、昨日につづき自転車にまたがって吉祥寺へ。
 吉祥寺駅から井の頭通りを南東に700メートルほど行ったところにあるgallery shell 102で、今日から「YОUCHAN個展 本を巡る冒険 2 古本タワー再び」が開かれているので見に出かけたのでした。

 我が家からの順路はハケの坂を上って中央自動車道をまたぐ陸橋を渡り、北へ。東八道路から人見街道に入って三鷹台駅近くまで。そこから神田川ぞいの道をさかのぼって井の頭公園の南端付近で川を渡り、住宅街を北へ。井の頭通りにぶつかると目的地のすぐそばでした。片道30分あまり。

 YОUCHANさんの個展は、数年前から手がけているセルビアの作家ゾラン・ジヴコヴィチさんの「全集英訳版」(新作が出れば追加されるので完結は未定らしい)の装幀と日本の探偵小説を題材にした作品をまとめたもの。
 ゾランさんの装幀は、具象と抽象的デザインが融合した夢幻的な絵があしらわれていてとても面白い。
 日本の探偵小説は、夢野久作、渡辺温、久生十蘭らの作品の場面をモチーフにしたもの。YОUCHANさんの探偵小説への愛が溢れています。
 あと、最近、手がけた本の装幀――岡本かの子『美少年 岡本かの子アムール幻想傑作集』(彩流社)や高井信『見知らぬ知人 単行本未収録作品集』(書肆盛林堂)なども。

 ギャラリーの床の中央には木箱が積み上げられていて古書が展示即売されています。タイトルの「古本タワー」とはこれのこと。
 盛林堂さんの提供ですが、興味深い本がいっぱいで、私が到着したのは展示開始3時間後ぐらいですが、すでに三分の一ぐらいは空っぽ。ちょうど外出から戻ってきたYОUCHANさんがせっせと本の補充を始めていました。その中に欲しい本があったので私も1冊購入してしまいました。

 帰宅後、ギャラリーで入手した今回の個展の図録を開くと、作品を図案化する作業の大変さと面白さをYОUCHANさんが書いておられて思わず読みふけってしまいました。
 個展は12月7日まで(11月30日と12月1日はお休み)。