惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

同性婚

2018-10-31 21:19:13 | ニュース

 最近のニュースで記憶に残っているのは「ペンギンの同性カップル、ひなをかえし子育て シドニー」(朝日新聞)。

 オシドリの浮気だとか、ハリネズミのマスターベーションだとか、動物にも「常識破り」と見られる性行動があることは知っていましたが、こんなことまで起こるとは。

 ただ、これは私が知らなかっただけで、ペンギンの同性愛(雄同士のカップル)は割と有名なようです。こんな記事もありました → 「同性愛が割と普通!? すみだ水族館の飼育員に聞くペンギンの驚くべき生態」(ダ・ヴィンチニュース)。
 メス同士でカップルになる鳥もあったりするらしいし、「自然」というのもバラエティに富んでいるのですね。

 最近のLGBTに関する論議と関連して、こういう事例も頭に入れておいた方がいいように思いました。


4週目

2018-10-30 20:50:51 | 園芸

 水栽培しているキウイフルーツの今日の写真です。

 今月2日(火)に発芽したから、ちょうど4週目。本葉が2枚、だいぶ大きくなってきました。
 双葉にはなかった、細かい毛がたくさん生えています。キウイは実にも毛が生えているので、いかにもという感じ。根も、何本か伸びていて、なかなか元気がよろしい。

 使っている瓶は錠剤が入っていた小さなもの。ハイポネックスを溶かした水で育てています。
 ハイポネックスは粉末ですが(液体もあるらしい)、水が少ないので、ほんの少しだけ溶かす必要があります。最初は量が多すぎ、キウイが肥料当たりしていました。
 たぶん、この瓶だと耳かきに軽く1杯ぐらいでいいんだと思います。実際、耳かきを使って、粉末をすくいとっています。

 だんだん寒くなってきたので、室内に取り込み、日中は日当たりのよい2階の窓辺に置くようにしました。
 天気の良い日には室温が27~28度にもなるので、まだまだ育ってくれそう。どんどん葉を増やしてもらいたいものです。


昇天

2018-10-29 20:43:28 | 

 朝、市民農園に出かけると、マリーゴールドの株のそばでオオカマキリの雌が死んでいました。

 実は、昨日もこのカマキリを見かけました。一時、大きく膨らんでいたお腹がスッキリしていたので、産卵を終えたのだろうと、それだけを思ったのでしたが、もう寿命が尽きかけていたのですね。
 今朝、見かけたのは、昨日とほぼ同じところ。支柱にとまったまま亡くなり、落下しかけたものの、肢の先が支柱に引っかかったようです。宙ぶらりんで、花のわずか上空にぶら下がっていました。

 もしかしたら、このカマキリ、5月31日の日記に写真を載せたカマキリなのかもしれません。
 あの時は、まだ幼い感じで、しきりに身づくろいをしていました。あれから夏をずっと同じ畑で過ごし、産卵を終え、ほとんど同じ場所で一生を終えたことになるのでしょうか。
 そう思うと、かなり激しい感情が湧き起こってきます。

 さようなら、良き仲間よ。


天皇賞

2018-10-28 21:15:06 | 競馬

 競馬、秋の天皇賞。
 気になる馬が多くて絞り切れないのに、資金の関係で、我が家が買った馬券は馬連1点のみ。昨年のダービー馬レイデオロと一昨年のダービー馬マカヒキという組み合わせになりました。

 馬場がとても良いというので高速レースになるかと思いきや、意外にゆったりしたペース。
 キセキが全体を引っ張り、レイデオロは先頭集団のすぐ後ろ。1番人気のスワーヴリチャードは後方に陣取り、マカヒキはそれを斜め後ろから見守る態勢で第3コーナーへ。
 最後の直線でもキセキは粘ってゴール直前まで先頭を維持、サングレーザーとレイデオロが追い込みました。結果はレイデオロが1馬身あまりの差で優勝。2着はキセキを鼻の差でかわしたサングレーザー。マカヒキは7位でした。

 馬券の買い方がへたくそで、資金は減る一方。去年のキタサンブラックみたいな、抜きん出て強い馬がいないので、年末までむずかしいレースが続きそう。


ハーラン・エリスン

2018-10-27 21:31:59 | SF

 〈SFマガジン〉12月号は「ハーラン・エリスン追悼特集」。

 エリスン、かっこよかったよなあ、としばし感慨にふけりました。
 鏡明さんのエッセイの冒頭にあるとおり、私も伊藤典夫さんの原稿で彼の存在を知ったのですが、怖いものなしの痛快なエピソードに「スゲェ!」と唸り、「『悔い改めよハーレクィン!』とチクタクマンはいった」や「世界の中心で愛を叫んだけもの」といったタイトルのかっこよさに痺れました。
 今年、84歳で亡くなられたけれど、いつまでも若いSF者といったイメージがあります。

 特集では、まるで伝記のように詳しい、牧眞司さんの手になるエリスン年譜が圧巻。

 〈小説推理〉12月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の4作品を取り上げています――

  • 円城塔 『文字渦』 (新潮社)
  • ルーシャス・シェパード 『竜のグリオールに絵を描いた男』 (内田昌之訳、竹書房文庫)
  • 山田宗樹 『人類滅亡小説』 (幻冬舎)
  • 高島雄哉 『ランドスケープと夏の定理』(創元日本SF叢書)

 『文字渦』が日本の小説の中でどのような位置に据えられるのか、興味津々です。私としてはハチャハチャSFの系譜にも載せたいと考えるのですが……。