古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

三重県松阪市・高地蔵1号墳

2016-02-13 08:43:28 | Weblog
三重県松阪市岡本町、宝塚古墳の西・阪内川を渡ってすぐ近くの台地端です。











全長58m、 後円部径48m・高さ8m、 前方部先端幅20m・高さ1.75m  帆立貝式前方後円墳です。

後円部は径12mほどが平坦で、その中央は大正時代の盗掘でおおきく窪んでいます。


埋葬施設がどのような埋葬だったのかはっきりしていませんが、粘土槨だったとも言われています。
副葬品もはっきりしていません。
古式の須恵器広口壺の破片が採取されています。
墳丘には河原石による葺石が施されています。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

高地蔵古墳群を構成しています。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。

岡本地区の、農作業をしておられた年配の女性の方が、親切に近くまで案内していただき、ようやく観察することができました。



「高地蔵古墳群」
標高20mあまりの岡本台地端部に築造された、前方後円墳1基と円墳9基(ほとんどが径10mほど) 計10基からなる古墳群です。
築造時期については不明です。


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