古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

群馬県太田市・沢野村47号墳

2018-10-27 06:08:23 | Weblog
群馬県太田市高林本郷にあります。
諏訪山古墳の北側です。

全長54.5m、 後円部径35m・高さ5.5m、 前方部先端幅?m・高さ1.8m  帆立貝形の前方後円墳です。

資料が少なくそのほかの詳細は不明です。
ただ埋葬施設として、角閃石安山岩を使用した横穴式石室があるとみられています。


高林古墳群を構成していて、群中の東部に位置します。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。




















群馬県太田市・諏訪山古墳

2018-10-27 05:44:56 | Weblog
群馬県太田市高林本郷の丘陵頂にあります。
「沢野村54号墳」とも呼ばれています。

全長50m、 後円部径40m・高さ6m、 前方部先端幅12m・高さ1.8m  帆立貝形の前方後円墳です。
墳丘上には小さな祠がたっています。









墳丘の周りには馬蹄形をした周濠があります。
墳丘には葺石が施されていたようです。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部にある埋葬施設は組合式石棺で埋葬されていたようです。
沓石及び祠の傍らに立つ緑泥片岩は、石棺材の一部とみられています。





高林古墳群を構成しています。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。

群馬県太田市・中原古墳

2018-10-20 06:02:10 | Weblog
群馬県太田市高林中原西町の群馬県立ガンセンター正面前(東側)近くにあります。
「沢野村72号墳」とも呼ばれています。

全長56m、 後円部径41m・高さ6m、 前方部先端幅12m・高さ1.2m  帆立貝形の前方後円墳です。

















墳丘の周りには馬蹄形をした周濠があります。
墳丘には葺石が施されていたようです。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部中央にある埋葬施設は、礫槨で割竹形木棺で埋葬されていたようです。
直刀、鉄鏃、長頸鏃、短甲、小札 などが出土しています。

高林古墳群を構成しています。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。

群馬県太田市・沢野村74号墳

2018-10-20 05:47:36 | Weblog
群馬県太田市高林中原621の丘陵上にあります。

全長72m、 後円部径45m・高さ7.2m、 前方部先端幅11m・高さ1.2m  帆立貝形の前方後円墳です。

墳丘の周りには馬蹄形をした周濠があります。
種類ははっきりしていませんが、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

高林古墳群を構成していて、古墳群中最大の前方後円墳です。

古墳時代後期の築造と推定されています。







                 (奥が前方部)












群馬県太田市・沢野村77号墳

2018-10-13 05:46:21 | Weblog
群馬県太田市高林西町617-1、群馬県立ガンセンター敷地の入り口付近(正門右)にあります。

全長46m、 後円部径34m・高さ5m、 前方部先端幅17m・高さ1.25m  帆立貝形の前方後円墳です。

円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

高林古墳群を構成しています。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。














群馬県太田市・高林愛宕山古墳

2018-10-13 05:27:33 | Weblog
群馬県太田市高林本郷の「長勝寺」墓地内にあります。
「沢野村89号墳」とも呼ばれています。

全長43.6m、 後円部径30m・高さ5.5m、 前方部先端幅?m・高さ1.2m  帆立貝形の前方後円墳です。
前方部は削平されていてほぼ円墳状態です。















後円部の墳丘上も墓地になっています。





墳丘の周りには周濠があります。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部にある埋葬施設は横穴式石室です。

前方後円墳4基を含む65基からなる高林古墳群を構成していて、その古墳群の北端付近にあります。

古墳時代中期・5世紀末頃の築造と推定されています。

群馬県太田市・御嶽(おんたけ)神社古墳

2018-10-06 06:28:24 | Weblog
群馬県太田市高林向野の独立丘陵(高林交差点の北西側)にあります。
「沢野村103号墳」とも呼ばれています。
墳丘上には御嶽神社の社殿が建っています。









全長59.4m、 後円部径?m・高さ7.3m、 前方部先端幅?m・高さ?m  の前方後円墳です。
墳丘は社殿の建設などでかなり削平されています。









円筒埴輪や人物埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部にある埋葬施設は横穴式石室です。

前方後円墳7基、円墳17基からなる東矢島古墳群を構成しています。

古墳時代後期・6世紀後半頃の築造と推定されています。

群馬県太田市・塚廻4号墳

2018-10-06 05:51:17 | Weblog
群馬県太田市竜舞町塚廻り3089ほか にあります。
水田に囲まれた一画に、「塚廻り古墳公園」として保存されています。





全長22.5m、 後円部径17.7m・高さ?m、 前方部先端幅8.7m・高さ?m  帆立貝形の前方後円墳です。
この古墳は、昭和51年度に行われた太田市東部地区土地改良(圃場整備)事業の際に、水田の下から偶然発見された帆立貝形4基(1号墳~4号墳)、円墳3基(5号墳~7号墳)の計7基のうちの一つで復元整備されています。

墳丘の周りには帆立貝形をした幅約4.5mの周濠があります。
円筒埴輪253点や朝顔形埴輪16点・盾形埴輪3点・大刀形埴輪5点・家形埴輪1点・馬形埴輪2点・人物埴輪15点など304点が出土していて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
これらの埴輪は、昭和60年に一括して国の重要文化財に指定されています。
現在レプリカが墳丘上に発見当時の状況で並べられています。
後円部には円筒埴輪・盾形埴輪・家形埴輪・大刀形埴輪などが、前方部には円筒埴輪のほかに人物埴輪・馬形埴輪が、西端に女子像4体とその東部に男子像7体(椅子に座る男子や跪く男子など)、北部に飾り馬と馬子が配置されています。















主体部は二つ確認されています。
後円部中央やや南東寄りと後円部北側裾部の二ヵ所で、箱型石棺で埋葬されていました。

古墳時代後期・6世紀前半頃の築造と推定されています。

昭和52年9月20日、群馬県の史跡に指定されています。