古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

宮崎市・生目古墳群1号墳

2009-09-26 08:41:41 | Weblog




宮崎市跡江井尻の丘陵上にあります。
生目古墳群の一番北側、独立した丘陵上にあります。

全長136m、 後円部径86m・高さ17m、 前方部幅65m・高さ12m バチ形をした前方後円墳です。
造り出しはなく、墳丘には葺き石が施されています。
1989年に発掘調査が行われていますが、埋葬施設がどんなものだったのかははっきりしていません。
石製模造品、銅鏃などが出土しています。

この古墳の築造時期は、生目古墳群で最も古い、古墳時代初期3世紀後半と推定されています。
宮崎県内でも100mを超える古墳としては最古のものです。
あの箸墓古墳の2分の1の規格で造られた可能性が指摘されています。
先に紹介しました檍1号墳(木槨とそれに続く墓道が見つかった)とほぼ同じ時期に造られた古墳です。
大和政権とのかかわりが思い描かれます。

雑木林等で一部観察しにくい所もありますが、道路沿いにあり、墳丘にも登ることができます。
生目古墳群を構成していいます。

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