古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

愛知県豊橋市・車神社古墳

2017-02-18 08:40:45 | Weblog
愛知県豊橋市植田町八尻36-2、車神社境内にあります。
豊橋鉄道渥美線・植田駅の西、中央製乳工場の北側です。


              (祠の前に並べられている石は石室の石材)

全長42m、 後円部径17.5m・高さ?m、 前方部先端幅14.5m・高さ2.75m  の前方後円墳です。
前方部を北西方向に向けています。

埴輪の出土がなく、墳丘に埴輪の配列はなされていなかったようです。

明治18年(1885年)9月、車神社の本殿が後円部に築造されました。



その際、埋葬施設(横穴式石室と考えられています)が壊されました。


               (本殿脇に置かれている石室の石材)

その後円部から複数の副葬品が出土しています。
その中から、碧玉製管玉33個・ガラス製勾玉1個・直刀・銅製鈴杏葉3個・須恵器が昭和34年10月10日、一括して愛知県の有形文化財に指定されています。


                         (前方部)


古墳時代後期・6世紀中頃の築造と推定されています。


「車神社」


神亀2年(725年)9月の創建
祭神
  武甕槌命  (たけみかづちのみこと)
  宇迦御魂命 (うかみたまのみこと)
  罔象女尊  (みずはのめのみこと)
  大雀命   (おおさざきのみこと)
  伊射波止美命(いざわとみのみこと)


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