夏の京都散策その3(最終回)として、山科区の「勧修寺」を採り上げます。
「勧修寺(かじゅうじ)」は、京都市山科区にある真言宗山階派大本山の寺院で、山号は亀甲山、本尊は千手観世音菩薩。昌泰3年(900)の創建で、開基は醍醐天皇。「山階門跡」と呼ばれる門跡寺院。
山門に至る参道両側の白壁の築地塀や、宸殿、書院、五大堂、本堂それに楼閣風の観音堂など、寺院建築物は門跡寺院としての格式あるもので、その様はまさに威厳ある雰囲気を漂わせています。
また庭は勧修寺氷池園という池泉庭園であり、中心を占める池は氷室の池と言いハスで知られています。なお半夏生の庭としても有名ですが、さすが時期は過ぎているようです。
街中にこれだけ静かで厳かな空間があることが、とても幸せ感をもたらしてくれます。
< 京都市山科区 門跡寺院「勧修寺」 / 2018.7.26 >