日本の真実

日本人自身が知らない「世界に誇るべき日本の真実の姿」を様々な面から紹介するブログです。

日本の記念すべき日 其の六 3月14日 江戸城無血開城決定

2007-03-14 00:21:51 | Weblog
◎勝海舟と西郷隆盛が会談し、江戸城の無血開城が決定
 (慶応4年:1868年)

江戸時代末期、倒幕派と佐幕派の争いが激化し、遂に1868年1月3日に下された王政復古の大号令を機に戊辰戦争が勃発しました。その緒戦である鳥羽・伏見の戦いで幕府軍は敗れ、薩長軍は江戸に大軍を進めて、江戸市中が戦火に見舞われる恐れが出てきました。
東征軍(薩長軍)による江戸城総攻撃を目前に控えた3月13日、幕府全権陸軍総裁の勝海舟は江戸・三田の薩摩藩邸に東征軍参謀の西郷隆盛を尋ね、会談を行いました。停戦を望む勝と総攻撃も辞さない西郷との交渉は一度は物別れに終わりましたが、翌14日再度会談を行い、「公のために」という勝の説得に西郷も応じて、無血開城が決定しました。江戸城は一戦も交えること無く、4月11日に新政府軍に明け渡され、当時の江戸市民150万人の命が救われました。
世界の歴史に名を残す革命では、その多くに流血の惨事が伴い、中には旧政権の関係者が処刑される悲劇さえ起こっています。フランス革命しかり、ロシア革命しかり。
そんな中にあって一滴の血も流すことなく平和裡に政権の交代が行われた、この江戸城無血開城は正に私たち日本人が世界に誇るべきものと言っていいと思います。
(信)