かいつぶりの日々

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【地元】大学移転と地価推移

2022年02月16日 | 実務

新聞読んでたらわが母校(龍大社会学部)の深草移転のニュースが。
私が入学したころは学舎がオープンして3年目だったかな…。
まだ空地だらけでしたが卒業するころには建物がみっちりと…。

立命館も2025年度に茨木キャンパスに移転するとか…

少子化の波が来ているんですね。

学生がいる街は、この時期学生用アパートもさることながら、春の引っ越しシーズンで入居者募集の案内の幟をよく見ます。

立命館大学も2015年度に大阪茨木キャンパスがオープンしてそこに集約する形となり、経営学部が草津キャンパスから移転しました。

この時地価はどうなったか少し調べてみました。

まず最寄り駅のJR南草津駅利用者数はどうなったか…

年乗降客数(人/日)  
2018年は61,510
2017年60,726
2016年59,848
2015年58,256(経営学部移転)
2014年56,012  
(JR西日本HPより抜粋)


あまり変わってないどころか増えてますね…。これは南草津駅マンションラッシュによる世帯の転入が学生の流出を上回ったってことでしょうか。

地価を見ると

草津5-4(公示)<南草津駅前>は
平成26年:270,000円/㎡(+6.3)
平成27年;281,000円/㎡(+4.3)
平成29年;290,000円/㎡(+3.2)

と平成27年(2015年度)を超えても上昇基調ですので、上記の推測が合致するのかもしれませんね。
ちなみに下宿の多い地域と思われる地価調査の草津(県)-13<野路東五丁目>
平成26年:101,000円/㎡(+2.2)
平成27年;103,000円/㎡(+2.0)
平成29年;105,000円/㎡(+1.9)
と概ね上記公示と同じ変動具合。

学部の移転は土地価格には大きな影響はないように見られますが、やはり大学の一学部が移転すると一気に2000人~3000人がキャンパス圏内からいなくなることになります、そうなるとやはり学生をターゲットにしたワンルーム市場は特にきびしいと思われます。

今回は二年連続で学部が移転するという事態、

ワンルームのアパート、マンションを運用されている方にとっては中々落ち着かない状況です。

相続対策でのマンション、アパートの建設ラッシュが続いてましたがこのように外部要因を見据えた運用が求められるのかもしれませんね。