にっち・自然に囲まれて

多様な生きものといっしょに生きる雑貨店。

菊池哲夫、フォークアートの世界「木と遊ぶ」

2019-03-27 15:30:34 | イベント案内
カフェくるみで、3月27日(水)から、

菊池哲夫さんのフォークアートの世界
「木と遊ぶ」

が始まりました!




↑ 螺鈿(らでん)を木でやるとどうなるかな、とやってみたフクロウ、
 欄間の細工を思わせる、木の透かし彫りのリス、
 そして、歩く野良ネコなどなど、
 全体で20点を越える作品が並んでいます。




↑ ハワイのキラウェア山の火山活動を見て、作りたくなった「宇宙胎動」
 キリの木で作られています。


菊池哲夫さんのウッドカーヴィング作品は、そのときどきの自分の思いが
凝縮されています。

チェーンソーアートの菊池さん、として東和町では知られていますが、
チェーンソーアートを初めて見たのは、
東日本大震災のボランティアをしていたときだったそうです。

その後、岩泉町の西間健さんが、東和町でチェーンソーアートの実演をやったときに
「すばらしい! やってみよう!」と決意したそうです。
西間さんは、チェーンソーアートの国際大会で、3位入賞を果たした方。
そんな縁で、人の運命って変わるものなんですね!


今回の展覧会では、チェーンソーを用いた作品、
そうではない作品が、いろいろと並んでいます。

材料は、すべて買ったものではないもの。
使えない、とはじかれる木に、ひじょうに愛着が湧くと
おっしゃってました。








どうぞ、カフェくるみにお出かけくださいね♬






アイヌとして生きた、遠山サキさんの本

2019-03-21 15:13:50 | にっち&くるみ:店情報
待ちに待っていた、遠山サキさんの本が出ました!


「アネサ シネウ (アネチャ ひとつのふところ)」


遠山サキさんの語りを、長女の弓野恵子さんが聞き書きでまとめたものです。





↑ 表紙の写真は左から、次女の床みどりさん、遠山サキさん、
  三女の堀悦子さん、長女の弓野恵子さん。


アネチャ(アイヌ語で、アネサラ)というのは、北海道浦河郡浦河町姉茶。地名です。
遠山サキさんが生まれ、育ったところ。そして、恵子さんはじめ、
サキさんの三男三女が生まれ育ったところ。

遠山サキさんご本人にも、何度かお目にかかったことがありますが、
その語りは、まるで歌を聞いているように心地よく、
心から心に直接響いてくるような、独特のものでした。

この本を読んでいると、そのサキさんの声がすぐそこに聞こえてくるようです。

アイヌについての研究書は山のように出ていますが、
アイヌの方ご自身の本は、数えるほどなのです。
その稀少な本のなかに、この本も加わることになります。

幼い頃から、働きづめ。
学校でもひどい差別を受けながら、サキさんはいろんなことを
働き先から学んでいきます・・・
この先は、ぜひこの本で。

「アネサ シネウ
アイヌとして生きた遠山サキの生涯


遠山サキ 語り
弓野恵子 聞き書き


出版社 地湧社
定価  1,800円+税


にっちの店に置いていますので、
関心のある方はお求めください。


まだ日程は決まっていませんが、今年のどこかで、
弓野恵子さんに、東和町まで来ていただく予定です。
そのときには、展示会も予定しています。


昨年12月15日に、惜しくも90歳で亡くなられた遠山サキさん。
生涯をかけた思いを、この本を通して受けとめていただけたら、
と願っております。











春の雪、今年も降りましたね!

2019-03-15 14:57:41 | 東和&土沢ニュース
雪が少ない冬で、もう終わりかな、と思っていたら、

降りましたね! 3月の雪!


3月14日(木)の朝。
窓の外を見ると、雪が降っていました。





前日から曇天で、気温も低かったので、
路面のアスファルトに触れてもとけません。
しだいに、大粒の雪が激しく降って、どんどん積もっていきました。

土沢商店街の方をみると・・・




↑ 朝の7時は、こんな感じ。この後、激しく降って積もっていきました。


昼ごろに降りやんだのですが、8〜10センチの積雪でした。
3月の雪はめずらしくありませんが、今年は降らないのかと思っていたので、
なんだか、嬉しくなりました。


福寿草は、雪に埋もれていました。



ふだんは、夕方になると頭をたれて、花びらを閉じます。
雪が降ったときも同じようになるので、花を傷めないですみます。

そして、昼過ぎになって、雪がとけたところから順に咲いていきました。




↑ 午後1時半に全開したもの。
 つぎつぎに、まわりの福寿草も咲いていきましたが、
 途中で夕方になり、ふたたび閉じてしまうものもありました。


この季節。福寿草と同じ時期に咲くものに、ハシバミがあります。
雄花のほうは、猫の尾のような形で、4〜5センチ長さ。
小さな花が一本の軸にぎっしりとついて、ぶら下がっています。




↑ 雄花はまだかたく、花粉を飛ばす前のようです。


この雪の日に気がついたのは、赤い雌花が咲いていたこと!





それも、いくつも咲いていたのです!


今年の秋には、ハシバミの実が採れるかな?
日本のヘイゼルナッツである、ハシバミ。

とっても、楽しみです♬




春の気配が濃厚な、土沢です♬

2019-03-11 14:34:58 | にっち&くるみ:店情報
商店街のそぞろ歩きが楽しくなる、
ちょっと暖かさを感じるこの頃です。


にっち店内も、春物のスカーフとか↓





散歩に便利で、しかも愉快な、がま口猫バッグとか↓




↑ ショルダーではなく、手持ちにも代えられます。


「春です、楽しいですね」グッズが、いろいろ揃っています。





↑ トルコのオヤスカーフは、腰に巻いてもステキです!
  右側は、ハリネズミのサロンエプロン。ほかにもいろんな柄がありますよ。


暖かくなったとはいえ、朝夕はまだ肌寒く感じるときもありますね。
これからだって、梅雨時とか、初夏になって冷房が効き始めたときとか・・・


だから、柔らかくて、暖かなウールの大判ショール↓も、
季節を問わず、欠かすことができません。




↑ 車を運転される方は、膝にかけたり、肩にかけたり、重宝ですよ!


さらに、身体が冷えたときに、やさしく温めてくれるオススメのものが、
これ↓




↑ 手前にあるのは「エコカイロ」の「ホッコリー」。
 奥は、手作り人形「キョロキョロ君」です。


エコカイロは、すべて天然素材で作られています。
1個につき、電子レンジで約2分チンします。

   冷えた体にアツアツパワー、
   疲れた体にほっこり優しい。
   肩や首のコリに強い味方。
   ゾクッとしたら首の後ろへ風邪予防。
   疲れ目にももってこい。


作っているのは、ダンスインストラクター、ボディアドバイザーの
Moccoly(モッコリー)さん!


最近、花巻にもたびたび来られています。
モッコリーブランド商品は、モッコリーさんとお母さまの共同制作ということでした。


「ホッコリー」は使ってみると、手触りといい、ぬくもりといい、
やさしく、いい感じです!

キョロキョロ君のほうは、見ているだけで元気が出てきます。
布は、モッコリーさんお気に入りの、アフリカや北欧の生地が使用されています。
ぜひ、にっちでじかに見てくださいね!


現在、にっちにはルーマニアのトランシルヴァニア地方からやってきた
カラフルなミニカーテンや、テーブルセンターなどが置いてあります。




↑ 左端にあるのは、カーテンリングです。
 お気に入りの布を、さげておくときに便利です。


春の散策に、ぜひ土沢商店街にいらしてください!




3月、という季節を、リスに見ると・・・

2019-03-06 07:08:00 | 生きものあれこれ
3月に入りました。

雪が少なかった今年の冬でしたから、春が早いかなとも思いますが、
まだまだ、暖かなセーターやショールが手放せません。
インドのウール100%、柔らかで手触りのよいショールは、
肩にかけてよし、車では膝にかけてよし、たいへん重宝です。
と、感じるこの頃・・・

暖かさと寒さを行きつ戻りつしている3月です。
ふと、リスの毛がわりにもそれが出ているなあと思いました。




↑ この子の耳に注目してください!


どこまでが耳で、どこが毛かわかりますか?
耳の先に、長〜い「房毛(ふさげ)」と呼ばれる毛があります。

これは、リスの冬毛の特徴的なもの。




↑ 冬毛のリスの全身像です。背中はグレー、お腹は真っ白です。


そして、3月。



↑ かすかに夏毛の兆候が出てきました!

鼻のまわり、手の先のほうが、うっすらと夏毛の茶色ですね!


3月というのは、暖かな初春だったり、突然雪が降って冬に戻ったり・・・


これ↓は、かつて湿った雪がどかんと降った3月のある日。




↑ 枝の雪を飛び越えるリス。軽快に走りまわっていました。


そして、4月、5月になると・・・




↑ 夏毛がどんどん増えてきます。
 ときどき、水を飲みにやってきました。




↑ 顔と手は、夏毛に代わっています。


私たちは、服を重ねて着たり、脱いだりして、温度調整をしていますが、
リスは、自分の体の中から、季節に合った毛が生えてくるんですね。




↑ リスの顔。くびあたりまで夏毛です。耳の房毛は小さくなってきました。




↑ ジャンプするリス。頭部が夏毛です。





↑ 肩まで夏毛になってきましたが、冬毛が抜けてきて、ちとぼろぼろに・・・





↑ 右の耳に、かすかに冬毛が残っています。



そして、6月。



↑ みごと夏毛に代わってきました。
  でも、腰と、わき腹に、少し冬毛が残っていますね。


夏毛は、お腹の白と、顔や手足のオレンジ色と、
背中から体全体のかっ色というかチョコレート色というか、3色です。

冬の2色から、夏の3色へ。

夏毛は、冬毛と違って毛が短いので、リスの全身がスリムに見えます。



これ↓は、8月のリスです。






さあ、リスのように毛で調整できない私たちは、
服やショールをうまく使いながら、
3月の気温の変化を乗り切っていきましょう!