にっち・自然に囲まれて

多様な生きものといっしょに生きる雑貨店。

「アネチャ ひとつのふところ」の展覧会、始まりました!

2019-08-28 15:50:18 | にっち&くるみ:店情報
カフェくるみでの展覧会、「アネチャ ひとつのふところ」
始まりました♬







今回の特徴は、アイヌの文様、刺繍だけでなく、
樹皮の繊維から作った作品が、いくつも展示されていること。
繊維を両手で縒(よ)ってひもを作り、そのひもを編んで袋を作ったり、
織って衣服を作ったり、というような工程がよくわかる展示になっています。

編み袋は、サラニップというのですが、
なんとも、美しいものです。




オヒョウ(ニレ)、シナノキなどの樹皮を使います。
樹木の木の皮を一部はいで(木が再生するように)、
それを裂きながら、細くしていきます。
そして、こんどはより合わせてひもにします。






細かくて、時間がかかるたいへんな作業だと思うのですが、
その技を身につけたときの充実感はすごいでしょうねえ。
母から娘へ伝わる手仕事。
大自然の恵みから得た素材を、丁寧に扱い、
同じ手仕事のようにみえて、一人一人の個性がどこかにでている作品。


ぜひ、くるみでご覧くださいね!

「アネチャ ひとつのふところ」展覧会のお知らせ

2019-08-22 11:18:21 | にっち&くるみ:店情報
ご迷惑をおかけしますが、
8月22日(木)〜25日(日)まで、
にっちはお休みになります。

26日(月)から通常通り、営業です。



そして、展覧会のお知らせです。
28日(水)から、「アネチャ ひとつのふところ」が
土沢カフェ「くるみ」で始まります♬











ご本人の弓野恵子さんは、29日に花巻にいらっしゃいます。
29日の午後2時過ぎ頃からは、くるみにおられるかもしれません。
そして、30日(金)は、丸ごといらっしゃいます。
31日(土)にお帰りになられる予定と、お聞きしています。
ぜひ、会いにいらしてくださいね!


30日(金)夕方の、お話の会では、
お母様である、遠山サキさんのテレビ放映された短い映像を交えながら、
アイヌとして生きたサキさんのことを伝えてくださいます。

どうぞ、お申し込みの方は、お電話をください。
くるみ、にっち、の店でも受け付けております。


アネチャとは、北海道浦河町にある、遠山サキさんとその子どもたちが育った地域名。
漢字では、姉茶と書きます。


作品は、アイヌ衣装のほかに、刺繍作品、
樹皮で編んだもの、また、その素材など、
興味深いものがたくさん並びます。

弓野恵子さんは、くるみの店にいるときは、
簡単にできる、アイヌ刺繍のワークショップができるように
準備していきますよ、とおっしゃっています。
ですから、当日、何が起きるか・・・ワクワク


どうぞ、「アネチャ ひとつのふところ」展、
楽しみにしていてください!


古書も、少しずつ増えています♬

2019-08-11 15:13:11 | にっち&くるみ:店情報
それにしても、猛暑が続いていましたが、
ほんの少しだけ、朝が涼しくなったかなという感じでもあります。
でも、また暑さがぶり返すかな?

にっちは、火曜定休で、お盆休みはありません。
お盆休みで、地元に戻ってきている方々にも、
来ていただけたらな、と願っております。


ただ、お盆が過ぎて、8月22日(木)〜25日(日)に
お休みをいただきます。

ただし、カフェくるみの方は、通常通り営業しています!
どうぞよろしくお願い申し上げます。


さて、7月から古本販売を始めたのですが、
少しずつ、古本の数も増えています。
例えば・・・




「カンポンのガキ大将」 マレーシアで人気の漫画家、ラット!


カンポンは、カントリーという意味で、
田舎の少年(つまり、ラットの子どものころ)の視線から見た、
村の暮らしが、ありのままに、ユーモラスに描かれています。

住まいがあって、商店があって、
どこに暮らしても共通の、人間の暮らしが、
マレーシアのカンポンにもあって、
日本人にとっても、どこか懐かしさを感じる光景です。




こんな英語版もあります。


マレーシア最大の英字新聞で、専属漫画家となり、
風刺あふれる時事漫画でも知られた、ラッツ。
見ているだけでも楽し〜い!






↑ 子どもの絵本ですが、長く愛されてきました。「しっぽのはたらき」


見開きの右端に、しっぽが見え、
何のしっぽかな? と想像をめぐらせてページをめくると、
だれのしっぽかわかり、そのしっぽがどんな働きをしているか?
へえ、そうなんだ、とわかる、楽しい科学絵本です。





↑ 「北から南へ スラトコフの動物記」 旧ソ連時代のステキな科学絵本です。


絵本といっても、読みでがあって、文章のニコライ・スラトコフの文章もいいけれど、
ニキータ・チャルーシンの絵が、何ともいいのです!


広大な土地に住む動物たちへの愛情、知識、
それが、Q&A の形で、たいへんわかりやすく語られています。

ロシア動物文学の奥深さを、たっぷりと味わえる本です。





↑ 「宮沢賢治 鳥の世界」  賢治は、鳥の詩人です!


作者の国松俊英さんのあとがきに、
「宮沢賢治の鳥はおもしろい。賢治は鳥をとても愛し、鳥のことをよく知っていた。
 鳥のことを頭におきながら作品を読んでいくと、童話や詩の世界はどんどん広がり、より魅力あるものになる」
と、あります。

鳥って飛べるのだから、人間の先をいっているのですよね。
絵は、薮内正幸さんです。



さて、鳥から、こんどは豚、です!





↑ 「ブタ礼賛」 旧東ドイツで出版された、ユニークな豚に関する本です。


原題は、「豚を持つ」という意味。
その真意は、「幸運をつかむ」。
つまり、豚を飼っていると、幸運をつかむ・・・
豚は、幸せをもたらす動物なんですね。

豚が、人間の考え方や行動にどのように影響を及ぼしてきたか、
豚の歴史、物語が、いっぱい詰まった本です。

巨大な飼育場で、ただ肉になるために飼われる、
おまけに、豚コレラ・・・
それって、あまりに悲しすぎますよね。


8月は、日本が敗戦を迎えるきっかけになった広島、長崎に落とされた原子爆弾。
そして、15日の終戦記念日、と、いろんなメディアで戦争のことが話題になります。


じっさいに兵士として戦争に出かけた人々の記録ほど、
事実を語るものはありません。





↑ 水木しげるさんの「トペトロとの50年」  写真あり、絵あり。


初年兵のままラバウルに行き、さらに地の果てみたいな最前線で
爆撃にあって、一人だけ助かるのですが、腕を失ってしまいます。

生還しただけでもすごいですが、そのラバウルの山の村で出会った少年、
トペトロに会いに、戦後30年たって出かけるというのも、またすごい。

水木さんが使う「土人」の言葉は、尊敬の意味で、
水木さんは「土の人」に、ずっとあこがれていました。

「毎日、軍隊で最下級の兵隊でいじめられていたから、
 土人たちの生活は、天国に見えてしまった」
と、水木さんは書いています。


戦争にいって、こんなふうに考え、現地の人と友情を深めた人がいるのだ、
と、ひじょうに感慨深い本です・・・。





↑ 「ウィリアム・モリス研究」小野二郎著作集1。


晶文社を設立し、モリスなどに学びながら、
大衆芸術運動を通して社会を考えていった、小野二郎さんの作品です。

ウィリアム・モリス(1834〜1896)は、
モダンデザインの父、と呼ばれる英国のデザイナー、詩人。

モリスがどんな人で、どんな仕事をして、
それがどのような影響を及ぼしていったか、
モリスの全てがわかる一冊。
モリスファンには、ぜひおすすめです。




↑ 「ミケランジェロ 彫刻家・画家・建築家」 
  シャルル・ド・トルナイ著 田中英道訳


最後に、「ミケランジェロ」の本。
西洋美術史に、ダヴィンチと並んで欠かすことができない、
彫刻家、画家、そして建築家でもあるミケランジェロのすべて。

イタリアのルネッサンス期を背景に、資料がかなり残っているといわれる
ミケランジェロの制作背景が、詳細にわかります。
作品の写真も、ほぼ半分のボリュームで収められています。


冷房の効いた店内で、どうぞゆっくりと
いろんな古本を楽しんでくださいね!













「ポインティーさんのじゆうなたび」始まりました!

2019-08-02 11:13:50 | にっち&くるみ:店情報
Pointy san's Journey ポインティーさんのじゆうなたび

Pointy san & Megu 作品展


カフェくるみで、始まりました♬




↑ カフェくるみの店内が、作品展によって、がらっと雰囲気変わります!


左側の壁、布に描かれた絵は、Ocean Cafe
ついに梅雨明けした岩手ですが、
海に面したカフェで、コーヒーをいただく気分に・・・


そして、誰もいないように見える店内に、あれ?
ひとり、色白の誰かが座ってますね!








そう! ポインティーさんです!

いっしょに隣でお茶を飲んだり、
いっしょに写真を撮ったり、ご自由にどうぞ!
キュートな王冠をかぶって、並んで撮るとステキ!


店内には、いろ〜んな作品があります。




Kamaboko Climber かなり愉快 🎶 でしょ?





テントから顔を出しているのは、スイッチョンさん改め、Mr. Enough

ミスター・イナフといると、ポインティーさんもくつろげるようです。


こちらは↓ 板に描かれた絵。





Yama Wild とありますが、
どこかに見覚えが・・・


じつは、ポストカードの絵↓が、この絵の一部だったのです!








ぜひ、カフェくるみで、

Pointy san & Megu world を堪能してください!