4月5日に、ツバメが来ました!
と書いてから、早10日もたってしまいました。
この間、突然の冷え込み、春の雪もあって、
いろいろたいへんでした。
ツバメについては、次回に書くことにして、
今回は、ひさびさムササビのチャメの続きです!
チャメがどんなふうに、自分の巣というか
寝場所に親しんでいったか、振り返ってみたいと思います。
拾った直後からは、布の袋に入れました。
チャメにとっての、寝袋ですね。
そうして上着のポケットに入れたりして
いつもいっしょでした。
次は、その寝袋ごと、バッグに(カメラバッグを使いました)
入れました。
↑ こんな感じ。ここがチャメのうちでした。
ここを、チャメはほんとうに気に入った感じでした。
バッグの巣の中で、回転遊びをしたり、グルーミング(毛づくろい)をしたり、
丸くなって寝たり・・・
つまり、チャメは、ミルクをもらう時間(授乳)と、遊びと、グルーミングで
「巣にとどまる幼児期」を過ごしていたことになります。
そのころの仕事は、もっぱら巣材の取り込みでした。
巣材は、近くにある、ハンカチ、タオルの類でしたけどね。
さて、次に木の巣箱を用意して、チャメの寝袋のそばに置くと、
なんと、すぐに巣箱に入って、
この空間を気に入ってしまったのです!
下の写真は、チャメが最初に巣箱に入ったときのものです。
↑ 巣箱のチャメ。外の世界をながめる。
巣箱が特別な空間であることは、出入口に手をかけて立ち、
顔を外に向けて、あたりを見て楽しんだことでよくわかりました。
↑ チャメにとって、ここは安心空間だったのです。
↑ こんな、ふしぎな手の動きをしました。
巣箱を一見して、チャメは「自分が求めていたもの」
と、わかったようです。
中に入って、すみずみまでチェック。
巣箱の中のほどよい空間を、手を伸ばして感じとろうとしているようでした。
巣箱が、これまでの寝袋やバッグと同じ巣であることは、
チャメが似たような巣材を集めることでもわかりました。
巣箱は、布団の上に置いていたのですが、
掛け布団をかぶせると、そこがお気に入りの空間になりました。
そして、シーツを巣材として引き込もうとすることが
たびたびありました。
かなり大がかりな巣材集めでしたけどね↓
チャメの寝床が、寝袋時代、バッグ時代とちがうのは、
巣箱の場合は、その外でも遊ぶことでした。
チャメは巣箱の外に出て、巣箱を調べ、
ふちの材を楊枝のように長く、小さくかじりとって、
パンダ座りをして調べていました。
巣の周囲が行動圏となったようでした。
掛け布団のカバーがあったことの安心感もあったのでしょう。
ケヤキの大木の、うろのようなものでしょうか・・・。
チャメのひとり遊び
自分の尾を敵に見立てて、両手でつかみ、
そして、逃げる。 足でけることもありました。
チャメの闘いの遊びは、攻撃にみえて、相手のすきをみて逃げる遊びです。
初めて巣の外で遊び、1メートルほども走って
布団の外に出ることもありました。
遊びに誘うチャメ
ひとり遊びをしていたチャメが、だんだんこちらを
遊びに誘うようになりました。
そのときに見せる姿勢と表情が、これ↓です。
それで、こちらがタオルを持って目の前に差し出すと
すぐさま、タオルに向かってつかんだり、けったり、
自分の尾で遊んだときと同じように、遊びはじめました。
食べもの(ミルク)、そして
安心できる巣という空間があってこそ、
遊びたくなるし、
その遊びを通して、成長していくんですね♬