にっち・自然に囲まれて

多様な生きものといっしょに生きる雑貨店。

秋の日々。そして「にっち」

2018-10-30 16:00:28 | にっち&くるみ:店情報
花巻の近郊を車で走っていると、
山の木々の色づく様子に目を奪われます。
きれいですね♬

花巻南温泉郷をゆっくりと巡って、
観音山から見た、遠くに見える花巻の町と
「山居根(いぐね)」の景色が最高でした!
屋敷林のことを、「いぐね」というんですね。

さて、東和町の土沢に戻って、
ある晴れた昼下がり。





庭の白い石の上に、トカゲがいました!
悠々たる姿で美しい!




↑ 腹面を地につけて、右前足を出したところ。

人間を含む哺乳類は、足で立っていますが
爬虫類は、お腹を地面にくっつけて、楽な姿勢をとっています。
でも、頭だけは前足とくびでクイッと持ち上げて、
あたりを見まわしています。




↑ お腹をつけた姿勢のまま、後ろを振り返っています。
 周囲をくまなく見ているようです。

毎年のことですが、この季節のいいお天気の日に、
温まった石の上にいる姿をよく見ます。


さて、さて、にっちの様子です!




↑ メキシコのタイルが、たくさん入りましたよ。
 カラフルで、テーブルに置いておくだけでも楽しくなります。





↑ ペルーのひょうたんアートは有名ですが、丸いものだけでなく、
 ユニークな形を利用した、鳥のペイントひょうたん。


自然と人間とのコラボは、いつ見ても愉快で、
私たちの気持ちをなごませます♬



どうぞ、にっちにお出かけくださいね!

そして、カフェくるみでお茶の時間を楽しんでください。

世界の雑貨「にっち」には、新しい品がいっぱい!

2018-10-25 16:56:15 | にっち&くるみ:店情報
あっという間に、毎日が過ぎていきます。
アートクラフトフェアの後、綿100%のクロス類が
すっかりなくなってしまったなあ、と気になっていましたが、

ど〜んと入りましたよ!




↑ 無地だけでなく、チェックや縞模様のものなど、バラエティに富んだクロス類。
 大きさもさまざま。使い勝手、抜群です! そして、お安い!


コットンって、手触りもいいし、何度洗っても丈夫だし、
季節も関係なくて、ありとあらゆる用途に使えて、
よくできの素材だと、いつもいつも思っています。

とくに、エプロンの場合は、火のそばに立つわけですから、
万が一のことを考えて、化繊ではなく綿素材を使いたい。
で、長いこと、コットンエプロンを探していたのですが、
やっと、カラフルでかわいい、しかも丈夫な綿素材が見つかりました!




↑ いろ〜んなデザインがあります。割烹着もいろいろありますよ。


コットン・エプロン、たくさん揃っているうちに
ぜひ、見にきてくださいね!



さて、ほかにも、ぬくぬくと暖かな小物が揃っています。




↑ スヌード(左)と、ハンドウォーマー(右)


そして、ちょっとめずらしい椅子のご紹介!






メキシコの、エキパルスツール。
エキパルとは、アステカ時代に皇帝のために作られた
革張りの家具のことだそうです。

作る工程が、昔のまま。全てが、手作りです。
この杉板の感じが、おもしろいですね♬
杉、と説明があったのですが、
(最終的な確認はできませんが)Mexican Pinyon Pine のことかもしれません。
赤い感じが、日本の杉にそっくりですね。

枝を、斜めに切っているんです。
う〜ん、なんとも興味深い椅子です。


見に来てくださいね!
そして、座ってみてね☺️


畠山貞子さんの紙芝居「かじやの権三:瞳」

2018-10-25 16:55:15 | にっち&くるみ:店情報
10月24日(水)午後2時から、
カフェくるみにおいて、紙芝居が上演されました!





↑ カフェくるみの窓際のところで、紙芝居をやってくださった畠山さん。


現在、カフェくるみでは、
畠山貞子さんが書かれた本「かじやの権三」の中の一話、
「瞳」というお話に、橋本和子さんが絵をつけた紙芝居の絵が展示されています。

文章も絵の下につけているのですが、
やっぱり、実際に畠山さんの声、語りで聞くと、
ぐいぐいと話の中に引き込まれていきます。


紫波町日詰のお住まいに、町の小さな文化館「権三ほーる」があります。
畠山さんのお父さまは、馬の蹄鉄を作るかじやさん。




↑ いろんな馬の状態に合わせ、馬にぴったりな蹄鉄を作っていました。




↑ この上に蹄鉄が置かれ、トッテンカン、トッテンカンと
  槌音が響いていたのです。


近所の人たちが、まるで家族のように助け合っていた時代。
そんななかで、権三は育ちました。
どのお話も、実際にあったことがヒントになって、
畠山さんに紡がれたお話です。


紙芝居は、もう一回だけ上演されます。


10月31日(水)午後2時から。
場所は、カフェくるみ。
紙芝居の後は、楽しいおしゃべり。
だいたい30分くらいの時間です。



みなさま。どうぞ、お出かけくださいね♬
お待ちしています!







「かじやの権三:瞳」紙芝居展、くるみで開催中!

2018-10-17 07:42:51 | にっち&くるみ:店情報
カフェくるみの店内、
ふだんとは、がらりとおもむきがちがっています。

わ、昭和のレトロ!(若者)、 どこか懐かしい!(年配者・・)など。

というのも、昭和の時代を生きた人々の暮らしが
つぶさに描かれた紙芝居の展示が行われているのです。


題して、「かじやの権三:瞳」紙芝居展!











舞台は、岩手県紫波町日詰。
そこで生まれ育った、畠山貞子さんが作者です。
おうちは、鍛冶屋さんでした。
馬の蹄鉄をつける装蹄師であり、家の前には
馬が、ずら〜りと並んでいたそうです。
トンテンカン、トンテンカン・・・つち音が響き渡ります。

自分が見聞きした話、年配者から聞き取りをした話、
これらをまとめた本「かじやの権三」を、2004年に出版しました。
どの話からも、当時の暮らしが目に浮かび、
笑ったり、涙したり、心を打つお話です。

その中の一話「瞳」に、橋本和子さんが絵をつけたのが、
今回の紙芝居です。

橋本和子さんは、畠山貞子さんのいとこで、
年齢はひとまわり上ですが、いっしょに暮らしていました。
橋本さんのお父さまも鍛冶屋さん。

「かじやで育った二人は、おおらかに心のつち音を響かせたのです」

と、畠山さんは語っています。
今年の9月30日、この紙芝居を元にした浪曲が、東家一太郎さんによって、
日詰の「権三ほーる」で披露されました。

どうぞ、カフェくるみで、お二人の紙芝居をご覧ください。


10月24日(水)、31日(水)の午後2時から(30分くらい)、
畠山貞子さんによる、じっさいの紙芝居もあります!




さて、カフェくるみでは、
冷え込んできた今の季節に、チャイを!
と、イチオシでおすすめしています。

クローブ、シナモンなどがほのかに香り、
体が、ぽっかぽっかと温まるのです。





山猫チャイ のかわいい看板は、
くるみの看板と同じ、村尾かずこさんの作品です♬


チャイを飲みに来てくださいね!

アイリッシュ音楽ライブのご案内です♬

2018-10-15 11:47:10 | イベント案内
アイリッシュ音楽ライブ、
ハンズ・アラキ・トリオ 2018年



今年は、11月11日(日)です!!







メンバーは、

ハンズ・アラキ  ボーカルとフルート
           ペニーフルートはじめ、あらゆる笛の名手です。
           尺八もすばらしい腕前!


コリーン・ラニー   ボーカルとバウロン
             うっとりする、心地よい声。
             バウロンは、アイルランドの民族楽器。手にもつドラムです。

福江元太      ギター
           ハンズ、コリーンと出会ったのは2014年
           その数時間後に、なんと2時間のフルライブを実現!
       


波長の合った、三人のステキなライブを、ぜひ!
にっち 主催のライブ、今年で5回目になります。



2018年11月11日(日)
開場 午後1時30分  開演 午後2時
料金 2,000円(前売)  2,500円(当日)
会場 東和町 谷内振興センター
(東和町JAガソリンスタンドから遠野方面へ。
 最初の信号を右。橋を渡りまっすぐ、左側)


にっち  10:00〜17:00 火曜定休
お問合せ・予約  080-4516-4643(にっち )
    時間外  090-5765-6050



ご予約、お待ちしていますね!



今年最大の松茸、登場ですよ!

2018-10-09 17:17:18 | 東和&土沢ニュース
見てください! この松茸↓




↑ 手に持っていただきました! これが、松茸? 
  そうです、正真正銘、香り豊かな松茸なんです。


「今年いちばん大きな松茸が入ったよ!」
と、「きのこやおいよ」さん。


重さ、なんと、500グラム!


これまででいちばん大きな松茸は、700グラムだったそうです。
その写真も、「きのこやおいよ」さんの店内で見られますよ!



今年のキノコは、大豊作で、
毎日、毎日、いろ〜んなキノコが入ってきます。

「きのこやおいよ」さんの店は、
土沢商店街、岩手銀行の隣、こっぽら土澤の目の前です。


さて、土澤アートクラフトフェアが、10月7日(日)、8日(月)の二日間、
開かれました。
初日は、台風の影響を心配したのですが、
午前中は強い風も吹きましたが、午後からは安定し、
二日目は、すばらしい晴天に恵まれました。

にっち、くるみにもたくさんのお客様に来ていただき、
ほんとうにありがとうございました!

写真を撮る時間もなく、駆け回っていて、
ご紹介できないのが残念です。


商店街は、ふだんの静けさに戻っています。


カフェ「くるみ」の展覧会、 sayo さんの「アイヌの刺繍 刺繍と遊ぶ」
アートクラフトフェアの期間中、たくさんの方々にお越しいただきました。

10月15日(月)までです。


ぜひ、お出かけくださいね!











東家一太郎浪曲口演会、ご報告です♬

2018-10-03 09:31:12 | 東和&土沢ニュース
東家一太郎浪曲口演会、2018年。

熱く、熱く、お客さまといっしょになって
楽しい時間が過ごせました!






↑ こちらは、9月29日(土)の谷内振興センターの会場。 撮影:関戸 勇



オオカミ王ロボ のテーブル掛け

圧倒されましたよ!


左から、オオカミ王ロボと、連れ合いの白いオオカミ、ブランカ。
背後には、ロボの群れの仲間がいます。
少数精鋭、小さな群れだったのです。


その右には、ロボが暮らしていたニューメキシコの州花でもある、センジュラン。

そして正面。大きなテーブル掛けには、実物大のロボがいます!


その右には、愛する連れ合いブランカが!


ブランカの右に描かれているのは、二人の関係を物語る足跡です。
足跡をこのように絵として描いたのは、シートンが初めてなのです。


大きな足跡がロボ、それより小さな足跡がブランカ。
ワナが隠され、肉が置いてあるところへ近寄ろうとするブランカを、
ロボが止めています。動物たちの感情が、足跡から読み取れます。


一太郎さんの説明を聞きながら、
「こちらが、ロボの連れ合いであるブランカ。
 そして、こちらが、一太郎の連れ合い、美(みつ)です」
のオチに、客席から、どっと温かな笑い声があふれました。


それにしても、名古屋友禅、おみごとです!
名古屋友禅とは、尾張に伝わった京都友禅の技法であり、
伝統工芸士である、赤塚順一さんの工房で制作されました。

東家一太郎さんたちに、よく頑張っているねと、あるお客様が贈ってくれたもの。
一太郎さんの希望を生かして、みごと完成。
岩手初の、お披露目でした!


さて、この日は、美(みつ)さんが持参してくれた三味線二台を使って、
ワークショップも開かれました。




↑ 北鎌倉からいらしたお客さま、そして地元岩手のお客さま、
  お二人とも真剣。見ている私たちも声を出しながら、楽しい時間を過ごしました。 撮影:関戸 勇


古典浪曲「野狐三次」に、新作浪曲「オオカミ王ロボ」、
さらに、北鎌倉の駅のそばにある「緑の洞門」をテーマにした浪曲が、
美しい北鎌倉の写真とともに演じられました。



北鎌倉の緑の洞門とは、岩石を手掘りで作った美しい洞門です。
長年の間、市民に親しまれ、使われてきました。
その洞門が、市によって一方的に通行禁止にされて3年。
洞門を守る会が結成され、紆余曲折の末に、市は
「洞門を含む尾根筋は文化財的価値があって保存すべき」と認め、
破壊から保存へと、転換を決意しました。

なのに、まだ通行は実行されていません。
この日は、北鎌倉の方々と岩手の地元の方々との
いい交流の場にもなったと思います。


東家一太郎さん、美さん、ほんとうにありがとうございました!!