今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

頑張る家の子 美宇(みう)

2017年09月06日 | (故)みう(おかあさん)
みうの続投です。
早いもので、わが家で同居を始めて4ヶ月になろうとしています。みうはおそらく、わが家に来る前は結構本格的なノラだった。ソトチビが連れて来たと紹介してはいますが、実のところどういう経緯でこの家に来たのかは、本人(猫)に聞いてみないとわからない。

いずれにしても、みうはわが家に迎えた初めての本格ノラタイプのニャンコです。1年半の準備期間(家裏生活)があったとはいえ、やはり家の中で暮らすとなれば全然違う。そんなみうと、我々保護者夫婦がどんな風に変わっていくのか、その経過を楽しみながら綴っています。

              
               "お手玉"でひとりお遊び中

さて、みうをお迎えしたときに立てた6つ(5+おまけ)の目標。目標というよりは保護者である自分の願望のようなものですが、進展具合をチェックしてみました。

(再掲)みうの6つの目標;
1.呼んだら振り向く(保護者を認識し、コミュニケーションの対象として自覚)
2.保護者の生活サイクルに合わせる(就寝やお出かけ時の過ごし方)
3.ニャーの前で爆睡できる(部屋のあおり止めを外して二匹の生活空間を同一化)
4.リード付で庭散歩する(気持ちに落ち着きとゆとりが必要)
5.食事とトイレを1階に移す(まったくもって保護者の都合)
6.ソトチビとのツーショットを再現する(これも保護者の願望)

6項目と言ってもポイントは1と3で、これさえクリアすれば、あとはトントン拍子。ではありますが、いずれもまだまだです。呼んだら振り向くどころか、大きな音を立てても振り向かない。以前に書いた(専門医による)耳機能のチェックはまだ行ってないけど、まあ後ろから驚かすと反応するので機能はしているようです。

ただ、何かに気を取られていると他のことがまるで無頓着になる。何だか人間社会でも身の周りにいそうです。しかしみうは、保護者のストーカーになったりと意思の疎通を図りつつあるのは確か。先日はついに、胡坐をかいた膝の上に遠慮がちながら自分から乗ってきました。

              
         初めての膝の上、とっても遠慮がちな乗り方でした

ニャーとの関係は、最近2度ほど勃発したせいか少し後退した感があります。勃発と言ってもどの程度の接触なのか、ニャーが本気で襲うことはないと思いますが、ちょっと触ったり追っただけで、トラウマになったみうが大袈裟に騒ぐ可能性もあります。

ニャーはみうが動くと、どうしてもあの獲物を狙う表情になってしまう。そしてみうの姿が消えたり現れるタイミングで反射的にダッシュします。これは多分、自分でも抑えられない衝動だろう。先日は追わないように抱いてなだめていたニャーが、我慢できずにみうめがけてダッシュした。

大声で呼び止めるとニャーは咄嗟に向きを変えて、キッチンの方にすっ飛んで行った。探しに行くと、怒られると思って洗面所で縮こまっているニャーの姿が。うるうるした目で見上げるニャーの表情に、怒るなんてとてもできません。2匹の関係は妻の言うとおり、2匹にまかせるしかないのです。

              
               夕暮れ時、外のニャーとご対面

この家に入ってから4ヶ月ということは、家の外を飛び跳ねていたことも、家に閉じ込められて不安いっぱいだったことも、もうみうの頭の中にはないと思います。ニャンコは前しか向かない。そして、その時その時を精一杯生き抜こうと頑張るだけだから。

だからみうにとっては、いいも悪いもこの家が自分の世界。少しづつ自分の立場をよくしようと努力していくことでしょう。でも、経験した重要な情報はトラウマのようにインプットされるので、ソトチビなど再会すれば思い出す可能性もあるらしい。

頑張る家の子、みう。
すべてはみうのペースにおまかせです。保護者としては、ニャーと一緒に散歩するみうの姿を、ご近所さんにお披露目する日が楽しみだな。

             
               
               "海岸のかもめ"に夢中です

コメント
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