今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

探し物は何ですか

2017年07月17日 | (故)みう(おかあさん)
今日は陽水さんの歌に乗って軽いタッチで。
自分は典型的なビートルズ世代ですが、一方でボブディランやキングストントリオといったフォークの世界に夢中になって、中学の頃からギター数台手にして真似してました。それから数年すると日本にもフォークソングブームが到来して、自分的には陽水と拓郎が双璧だった。中でも陽水さんの高く透き通る声と心に響く歌詞、もう陶酔状態だったですね・・・。

あっ、何でしたっけ? そうそう、みうの話でした。
ニャーとみうの物語、長い長いお話の始まりです。前回(「みうのお迎え・最終章」)挙げた5つの目標はまだひとつもクリアしていません。リビングに出てくる時間は少しづつ長くなってきたものの、今でも1日のうち21時間は自室にいて、しかもその半分以上はベッド下の生活です。

             
             いまだに"他人行儀"なニャーとみう

進展もあります。ニャーをあまり怖がらなくなった。ニャーが近づいて来ても、小さい声でビービー鳴きながら耐えてます。逆にみうが近寄って行くことも。やっぱり生来のニャンコ世話好きなんだろうな。でも、ニャーはみうの存在にはちょっとイラつくらしい。ニャーがたまに手を出すと(爪なし)、みうが「シャー」をやることも。独り好きのニャーは、店時代でもチビに対してそうでした。チビにはそのうち根負けしたけど・・。

             
             みうがいると落ち着かないニャー

最近ではみうがリビングにいるとニャーが意識過剰気味で、いじけて隅っこに行ったり部屋から出て行ったり。ニャーの中では、みうを追い払う=保護者(私)に怒られる=触らぬ神に祟りなし、なのかもしれない。二匹の将来、何となく見えてきたような気がしますが、とりあえずはニャーがストレスためないよう気をつけないと。

みうのもうひとつの進展は、ギャーギャー不安気に騒がなくなった。こちらとしては静けさが戻ってやれやれです。ただ、遊び相手がいなくてつまらなさそう。遊んでもらえなくなると自室に戻ります。まあ、ニャーとの関係改善に期待かな。

             
        たまにはこんなことも(ニャーのリードにじゃれるみう)

そしてニャーが外に出ているときは、保護者(私)の家庭内ストーカーになります。こちらから近づくと相変わらず警戒して逃げますが、とにかくひょこひょこ追ってくる。そして何となく傍でうろうろ。でも、ただのストーカーとは何かが違う・・・。最近になって、それがわかったような気がするのです。

みうは何かを探しているらしい。
家の中外に限らず、とにかく何かを探しているのです。まさに陽水さんの歌そのもので、家中の隅々から網戸の窓という窓すべてチェックして、それでも見つからないと保護者を頼って追って来る。そう、自分(私)の傍にいれば、それが見つかるかもしれないと・・。

            
      先日ソトチビを発見した勝手口の外は念入りにチェック

ことによると、それが何なのかみう自身にもわかってないのかもしれない。ニャンコは学習はできても(条件反射)、人間のように"思い出"として記憶することはできないと言われています。でも何か、とても懐かしい何かがおぼろげに、みうの脳裏に浮かんでは消えたりしているのかもしれません。

そう思うと、胸を締め付けられたような気になってしまうのです。みうが探しているのはソトチビと過ごした、あの楽しかった時間なのかもしれないと。そう、仲睦まじかった二匹を引き裂いたのは私です。毎日何回も勝手口の外をチェックしていますが、ソトチビは前回書いた日(「みうとソトチビ」)以来、もう10日ほど見ていません。

思い出すのはディズニー映画の「わんわん物語」。深窓の令嬢レディは野良犬トランプに恋をするがトランプは捕まって保健所に・・。店裏で、一本のスパゲティを二匹で両端から食べていくうちに思わずキッス、というシーンが有名なアニメです。

             
          リビングから外を眺めるのも日課になりました

あ~あ、やばいやばい。このままじゃあ"いじわる爺さん"そのものだ。かくなる上はみうに早くリードを覚えてもらって、リード付のみうとソトチビにツーショットを再現してもらうしかないじゃないか。 そうそう、「わんわん物語」でレディのご主人様夫妻、涙が出るほどやさしい人たちでしたね。

てなわけで、目標がまたひとつ増えたのでした。

             
             今日も勝手口の外をチェックです


コメント
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