栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

福島民報杯、野島崎特別

2010-04-11 11:14:30 | 血統予想
福島民報杯
キャプテンベガはアドマイヤベガよりアドマイヤボスに体質や走法が似ている
だから長い直線の斬れ勝負だと少し甘い
朝日CCでは型通りに捲って際どい3着、ダービー卿は直線狭くならなければ突き抜けていたかという脚色だった
最近はずっと広いコースばかり使われているが、小回りで捲ったほうが勝ち味がある馬ではないかと今でも思っている

野島崎特別
○クーデグレイスの前走は直線で躓いたのが痛かったが、スローで上がりが速くなりすぎて半分鋭さ負けの感もあった
ホワイトマズル×トニービンでHyperionとFair Trialのクロスで、祖母がリアルシャダイ×ノーザンテーストだからパワーと粘りはあるのだが、ゴール前1Fが11秒台の瞬発力勝負は5,4,4,5着といつも詰めが甘い
今回もスロー濃厚なだけに同じ罠にはまる可能性もないとはいえず、そこを突ける馬はとなると…
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これってどこのアイネスフウジンよ?

2010-04-11 00:18:58 | 血統予想
中山11R ニュージーランドT
◎6.ダイワバーバリアン
○9.レト
△1.ニシノメイゲツ
△16.サンライズプリンス
×3.マイネルマルシェ
×15.コスモセンサー
注2.ツルマルジュピター
注12.キングレオポルド
サンライズは母系のスタミナが出た中距離馬で1800mでも少し忙しそうにみえる。コスモはストライド走法のキンカメ産駒で阪神外→中山のコース替わりが割り引き。マンハッタンカフェはスピード型の牝馬と配合するとジョーカプチーノやハンソデバンドやサンディゴシチーのようなマイラー寄りの馬を出す。◎はストロングガルーダの3/4弟で母系にはアメリカンなスピードが豊富。長いところよりは1600~1800mがベターだろう。弥生賞では外々を捲り上げて一旦先頭。イン伸びの馬場だっただけに価値がある4着だ。目の上のタンコブのエイシンアポロンもいないし、マイルでこの相手なら◎が打てる。

阪神10R 阪神牝馬S
◎17.ラドラーダ
○9.ワンカラット
▲4.ベストロケーション
△7.アイアムカミノマゴ
×12.ヒカルアマランサス
○は阪神1400mはベストコースで実績を信用できるし、▲もパワーで押せるこの距離コースは最適。外回りの斬れ勝負が望みのヒカルや、中距離馬のブロード、デリキットではこの戦を崩すのはなかなか骨だが、まとめて面倒みるとしたら◎だろう。ヒカルを子供扱いした前走は強いの一語だし、母はディープインパクトの半姉で1200mで連戦連勝を続けた。そこにシンボリクリスエスだから配合形はサンカルロ的で、モノが上なら差し切ってしまって不思議ない。

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サンライズプリンスは雄大すぎるストライドでスピードに乗るのに時間がかかるし、しかもマイルの速い流れは未体験となると、スプリングSのように追走に苦しむのではないか、仮に途中でエンジンがかかったとしても枠なりに外々を回らされてしまうのではないか…という心配がまず先立ちました

しかし距離損があっても道中脚を使っても、この雄大なストライドを乱すようなことだけはすまい…というノリの乗り方が、馬の素質を100%引き出したというべきでしょうね

ユタカがいう「距離ロスはあってもストライドロスはない」乗り方ですな~

結果論ですが、スケールで圧倒するにはこの大外枠はむしろプラスだったわけですね

「強い馬には、強い競馬をさせよ」

なんだか今年は、絶好のタイミングでノリに馬が回ってくる流れなのかもしれません…

ダイワバーバリアンはベストの中山マイルではこれぐらい走れる馬で、朝日杯3着とだいたい同じぐらいは走っていると思いますが、それをこの荒削りな競馬で楽々と振り切ってしまうのですから、少なくとも器の単純比較ではローズキングダムより上…と言ってしまっても差し支えないでしょう

そして誰もがそう思うでしょうが、この馬は距離が延びればもっと強いし、広いコースならもっとレースがしやすいはずです
コメント (10)
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