栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」
ピサノカルティエは東京の良ではアンチに回りたいネオユニ産駒だが、内伸び馬場を外からねじ伏せるように差し切った山桜賞は強かったし、前々走はアプレザンレーヴに完敗だったがちょっと馬群を捌くのにロスもあった
あまりネオユニヴァースに似ていない馬で、母方の血も強く出ているのだろうが、あのちょっとモコモコした、パワーと持久力を感じさせる走りはJesterの影響ではないかと思う
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006103206/
Jesterはシンボリクリスエス、アイポッパー、カコイーシーズなどの母系に入るが、母の父が力馬のEight Thirtyで、祖母の父がDark Ronald系なので、Tom Foolでもパワーとスタミナに富んだ血脈だ。そう、あのモコモコさはカコイーシーズとかぶるものがありますね(・∀・)
カコイーシーズはJCで絶好位から直線先頭に立って粘りに粘ったが、東京向きの斬れ味に乏しく最後の最後にベタールースンアップとオードに差されてしまった。ピサノカルティエも根は同じような脚質だと思うわけですが、タイフーンルビーがいつものペースで逃げて持久戦になれば、アプレザンとの差は詰まってくる可能性はあるだろう。○としました
