水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

ビン

2009-05-26 13:14:46 | 雑感(5)その他
 何日か前、アルカリがアラビア語だ、と書いた。アルコール、とかアルゴリズムとか、自然科学系統の言葉の源がアラビア語に多いのは興味惹かれる。古代中近東における、文明度の高さが背景に存在していると思う。

 ところで、ビンラディンと言えば、あああの人、と誰でもわかる人だ。日本だけでなく、アメリカのマスコミさえ、かの人を「ビンラディン」と呼ぶ。ところが、アラビア人に対し、ビンラディンというと、「どのやつ?」とか「何番目?」とか、聞き返してくるらしい。

 ビンは息子と言う意味で、ビンラディンはラディンの息子の意、だそうだ。
名門ほど遠い先祖に遡れるのは洋の東西を問わないそうだが、アラブ系では、名前にビン~~をつけて先祖に遡るようだ。例えば、ウサマビンラディンビンアジズビンカーリッド。カーリッドの息子、の息子アジズ、の息子ラディン、の息子ウサマ、のように。

 このような名前のつけかたから、容易にわかるように、彼らの同族意識は極めて高い。その人脈を使えば、かの人を押さえることは簡単のはずだ。
ところが、世界の大勢はそれをしない、させない。なぜか?世界中のどこかに不安定要因の存在が必要だから。なぜか?