未見蹈仁而死者也(衛霊公第十五の35)
未だ、仁を蹈(フ)みて死する者を見ざる
私(孔子)は、仁道(人間としてあるべき姿を求めること)を、命がけで追及した人を見たことはありません。
人間として生きていくには、仁道が、水火(日々の生活)よりも重要です。水火を求めて命を懸けることはよくあります。
しかるに、
となって、上に続く。
江戸時代における統治思想の基本のひとつがこれであったと思う。
支配階級(外様に対する幕閣、あるいは、農工商に対する武士)への清貧奨励や仁道教育を徹底させた。
この結果、武士は食わねど高楊枝、鷹は飢えても腐肉は食わぬ、などの思想が浸透し、そのおかげで、内戦の起こらぬ時代を長く続けることができた。
ひるがえって、今世界で起こっている、イスラム思想を中心とした勢力と他との、さまざまな軋轢はどのようは方向に行くのであろうか?
戦火に追われながら生きねばならぬ人々が、一体全体何億人いるのであろうか?
統治のベース思想・哲学がいかに大切か、しみじみ感じているところです。
未だ、仁を蹈(フ)みて死する者を見ざる
私(孔子)は、仁道(人間としてあるべき姿を求めること)を、命がけで追及した人を見たことはありません。
人間として生きていくには、仁道が、水火(日々の生活)よりも重要です。水火を求めて命を懸けることはよくあります。
しかるに、
となって、上に続く。
江戸時代における統治思想の基本のひとつがこれであったと思う。
支配階級(外様に対する幕閣、あるいは、農工商に対する武士)への清貧奨励や仁道教育を徹底させた。
この結果、武士は食わねど高楊枝、鷹は飢えても腐肉は食わぬ、などの思想が浸透し、そのおかげで、内戦の起こらぬ時代を長く続けることができた。
ひるがえって、今世界で起こっている、イスラム思想を中心とした勢力と他との、さまざまな軋轢はどのようは方向に行くのであろうか?
戦火に追われながら生きねばならぬ人々が、一体全体何億人いるのであろうか?
統治のベース思想・哲学がいかに大切か、しみじみ感じているところです。