電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

桃「あかつき」の季節

2021年07月31日 06時01分02秒 | 週末農業・定年農業
7月も最終日、明日から8月になります。いよいよ桃「あかつき」の収穫時期です。昨日は亡父の命日でしたので、桃「あかつき」を供えました。亡父が育て出荷していた桃「あかつき」の樹(*1)はすでに枯れて久しく(*2)、今の樹は5年前に私が植えたものです。桃栗三年と言いますが、文字通り三年目から収穫できるようになり、昨年までは自家用が主でしたが、今年は初めて出荷できる予定です。

ところで、昨日は農協で桃「あかつき」の目揃え会が開催されました。生産者が出荷をする際に、「特秀」「秀」などの選果基準を共通にしておきましょうということで開催されるもので、果実の色、状態、キズや病虫害の有無などで評価するものです。ただし、見た目を重視する市場中心の選果基準とは別に、実際に食べる立場での見方というのもありまして、我が家の場合はこんなふうです。

  • 実の色は程よく赤みがあるものが望ましい。異常に真っ赤なものは、キズや虫食いなど外的刺激に対する反応として真っ赤になっている場合がある。少し黄緑色を残している実はまだ固いので、数日余分に間をおいて熟してから食べるほうが良い。
  • 収穫直後はまだガリガリと固いので、数日間をおいてから食べるとちょうどよい固さになる。このへんは、固いのが好きな人は早めに、柔らかい実が好きな人はゆっくり追熟させてから食べるとよい。産直の場合は当日〜翌朝出荷が多いが、市場経由だと収穫と集荷と輸送に1.5日、市場から販売店に回って0.5日、店頭で1日と3日くらいは経過していることが多いので、熟した赤い実ほど柔らかくなっていることが多い。
  • 色と糖度はかならずしも比例しない。果実1個あたりの葉の枚数が多いほど(40〜60枚)糖度は高くなり、甘くなる。逆に実の周囲に葉が多ければ紫外線量が減少して赤く着色しにくくなる。程よく(中程度に)赤いくらいがちょうどよい。
  • 5kg一箱あたり16玉〜18玉くらいが食べやすい大きさか。1人1日1個ずつ皮をむいて食べたとすると、3人家族で5〜6日、4人家族で4〜5日くらい。丸かじりしやすい大きさは、20玉くらいか。
  • 日数が経過し軟化していたんでしまった桃は、損傷部分を避けて小さめに切り分け、プレーンヨーグルトをかけて食べると美味しい(*3)。お好みで蜂蜜をたらしたりすると、最高(^o^)/

これから8月上旬〜中旬は「あかつき」、8月下旬〜9月上旬は「川中島白桃」など、桃の季節に入ります。まだまだ暑いけれど、桃好きには嬉しいシーズンです。



(*1): 「あかつき」という桃の収穫〜「電網郊外散歩道」2014年8月
(*2): 桃「あかつき」がボッキリ折れた〜「電網郊外散歩道」2016年7月
(*3): 桃の収穫が終わった〜今年の出来具合は〜「電網郊外散歩道」2017年9月

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有線LANと無線LANの速度比較

2021年07月30日 06時00分35秒 | コンピュータ
このほどようやく無線LAN親機を更新し、有線LANをベースに自室(書斎)はWi-Fi 5(11ac) に、リビングと客室は旧タイプ(11b/g)と2系統の無線LANを併設しました。こうなると興味深いのが、各々の通信速度です。そこで、有線LANと無線LANの速度比較に加えて、ノートPCとタブレットを用いて、2系統の無線LANの通信速度比較を実施してみました。測定には、Google で「回線速度」で検索し、「FAST.com」というサイトを発見、ぜんぶここで測定してみました。

その結果、次のような結果になりました。



ここでわかることは、

  • 有線LANと無線LANの速度差は、新しい Wi-Fi 5(11ac) の親機を使ってもけっこう大きい。無線だと場所を選ばず便利だが、Zoom など通信速度が重要な場合など、ノートパソコンを有線で使う意味はある。
  • 同じノートPCで、新旧の無線親機と同室内で速度を比較すると約4割増となっており、親機を更新した意味はある。逆に新親機から離れた場所で微弱な電波で通信速度を調べてみると、約5〜6Mbpsという結果で、電波の強さが通信速度を決めている面もあるようだ。
  • 在庫処分の旧型Androidタブレットでは、新旧の違いはほとんどない。これは、発売された時期が2014年と古いので、当時の無線規格に合わせたハードの能力だということだろう。このタブレットではもっぱら寝床で巨大な縦書きPDFファイルを閲覧する程度なので、問題は少ない。

ということのようです。

あらためて、約20年前に敷設した有線LANの安定性、確実性を再認識すると共に、無線LANの技術進歩と機器の陳腐化の早さを感じました。

今日は農協で桃「あかつき」の出荷を前に、目揃え会が開催されます。わずか2本だけですが、4年前に植えた桃「あかつき」は順調に育っていますので、自家消費と孫たちのところへ送る分を確保した後、来月初旬には初出荷となる予定。自分が計画したように苦労が形になるのは、実に楽しみです。

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最近のWi-Fi事情を調べ、無線LAN親機を更新する

2021年07月29日 06時00分45秒 | コンピュータ
自宅LAN関連機器も更新の必要を感じます。光回線+有線LANのほうはまだ大丈夫だろうけれど、技術進歩の著しい無線LANのほうから更新することとして、まずは情報収集から。買い物に出たついでに量販店に立ち寄り、Wi-Fi関連機器について何社かの資料をもらってきました。

それによれば、現在各社が力を入れている規格は Wi-Fi 6 (11ax)といい、通信速度が速いのが特徴で、オンラインゲームやテレワークなどに強いのだそうな。これに対して、親機と子機のペア製品でメッシュ状のWi-Fi 環境を構築できるものや、最も普及している規格でSNSやWEB巡回程度の利用ならば充分というWi-Fi 5(11ac) の製品もたくさんあるようです。現在使用中の コレガCG-WLR300N は12年前の普及型製品でしたので、これに比べればWi-Fi 5(11ac) 規格の製品でも私の利用スタイルでは充分に速いだろうと予想されます。



そんなわけで、まずは無線LAN親機として バファロー WSR-2533DHPL2 を候補に、量販店で在庫の有無を調べてみました。幸いに、在庫がありお値段も税込みで 6,771円と、某密林よりも安かった。さっそく自室に設置した古い親機を取り外し、ハブに AP モードで接続、ノートパソコンの無線接続でバファローの5GHz を選択し、接続暗号キーを設定してすぐに使えるようになりました。さらに私の Android スマートフォンとタブレットの無線接続も同様に設定、妻のスマホも設定してあげて、なんとか環境設定は完了。あとは、子どもや孫たちのスマホ等ですが、必要に応じて設定をしてもらえば良いでしょう。

で、取り外した古い親機はどうするか。速度は遅いけれどまだ動作そのものは大丈夫なので、無駄に広い田舎家の客室の方でも使えるように移動しました。いや、その田舎家でスイッチング・ハブに親機を接続すればたいがいの部屋でWi-Fi が使えるというのも珍しい方だと思いますが、新築の家は各室に有線LAN接続できるように準備されているのだろうか、それとも最初から無線LAN頼みなのだろうか?

あとは、インターネット経由でそれぞれ回線速度を測定してみるというのも面白いかもしれない。予備に購入した中継機の設定も含めて、このへんは今後の課題です。

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山響演奏会チケットが届く〜送金票が風で飛ばされていたので

2021年07月28日 06時01分27秒 | 季節と行事
8月1日(日)の午後に、山響特別演奏会が開かれます。ヴァイオリンの前橋汀子さんを迎え、指揮者も大井剛史さんと阪哲朗さん、それに山響創立名誉指揮者の村川千秋さんの三人が振るというスペシャルなコンサート。これはぜひ聴きたいと、6月早々に申し込んでいたのですが、7月下旬になっても送金票が見当たらない。はて、おかしいなと思っていたら、妻が未開封の封筒がデスクの下に落ちているのを見つけてくれました。おそらく、出掛けにデスクの上に置いたまま、風で飛ばされたのに気づかずにいたようなのです。

あわてて郵便局に向かい、ATM からチケット代を送金し山響チケットサービスに電話を入れ、なんとか送付してもらいました。昨日、チケットが届き、一安心です。ちなみに、曲目は、

【第1部】指揮:大井 剛史
~輝かしい人間と芸術の価値…オーケストラ音楽のENERGY~
 R.ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-第1幕への前奏曲
~巨匠ヴァイオリニスト 前橋汀子 山響初共演~
 エルガー/愛の挨拶 Op.12
 マスネ/歌劇「タイス」-第2幕"瞑想曲"
 サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン Op.20

【第2部】指揮:阪 哲朗
~世界が変わっても、"ワルツ"の魅力は変わらない~
 ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ「天体の音楽」Op.235
 メンデルスゾーン/劇付随音楽「夏の夜の夢」Op.61-"結婚行進曲"
~子供たちに届けたい…村川千秋の思いは未来へと受け継がれる~
村川千秋/ちいさな友達のための音楽なぞなぞ遊び「動物組曲」より

【第3部】指揮:村川 千秋
~創立名誉指揮者 村川千秋の軌跡…育んだ49年の想いをのせて~
 シベリウス/カレリア組曲Op.11-第2曲"バラード"、第3曲"行進曲風に"

というものです。
桃「あかつき」の収穫を早めに済ませ、演奏会を愉しむことといたしましょう。





台風8号は、太平洋上で迷走した際に進路を北寄りに変えたようで、宮城県に上陸しそのまま北北西に進んでいるようです。当地は進路の西側にあたるためか影響は少なく、夜半から朝にかけて雨が降りましたが強い風が吹き荒れることもなく終わりそうです。台風の進路にあたる地方の被害が少ないことを祈ります。
しかし、洋上でこういう迷走をするというのが不思議です。障害物があるわけでもないのに、なぜ方向転換したりするのか。不思議だ。

と思って調べてみたら、こんな記事を見つけました。な〜るほど、寒冷低気圧の存在か。これが障害物になったんだ。
(*1): 大型台風8号、なぜ東側から本州に近づくのか〜片山由紀子 Yahoo! ニュース

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台風8号は山形直撃コースか〜なんてこった!

2021年07月27日 06時01分25秒 | 季節と行事
夏台風は太平洋岸を東に進路を変えてそれていくのが通例で、進路の西側にあたる本県にはあまり大きな影響を受けないことが多かったのですが、今回の台風8号の予想進路は、福島県あたりに上陸し山形県を直撃するような予報になっているようです。こんな台風進路はきわめて珍しいのでは。福島原発への影響も心配ではありますが、27日(火)はJR東日本も早々と運休を決めているようで、なんだか雲行きが怪しい、いや〜な感じです。サクランボが霜の害で大きな影響を受けただけに、なんてこった! 昨日のうちに枝の要所要所に支柱を立てて、ぼっきり枝折れの対策をしてきましたが、今年の桃がさらに被害を受けたら悲しい。「あかつき」はまさに収穫直前となっているだけに、被害が最小となることを祈っております。

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ツナとトマトの冷製パスタを作る

2021年07月26日 06時01分52秒 | 料理住居衣服
午前中からの暑さに耐えかねて、お昼を前に妻がダウン。「昼食はまかせる」と臨時厨房責任者の委任を受け、お昼のメニューを考えました。冷静に考えてみると冷製パスタはまだ作ったことがありません。材料をチェックしてみると、ツナ缶はストックがあるし、畑からとってくればトマト、シソ葉などは充分にあるようです。では、ツナとトマトの冷製パスタが作れるだろう。で、さっそく裏の畑から大葉(青しそ)を摘んできて、作ってみました。

【材料】 (4人分)
 パスタ 320g
 トマト 大2個 1cm角に切っておく
 青ジソドレッシング
  シソ葉 15〜6枚 みじん切りにしておく
  オリーブ油 大さじ2
  麺つゆ 大さじ3
  酢   大さじ2
 ツナ缶 200g
 マヨネーズ 適量
 バジルまたはパセリ 適量
 塩 大さじ2

作り方は、

  1. みじん切りにした青しそに分量のオリーブ油と麺つゆ、酢を加え、よく混ぜておく。(青じそドレッシング)
  2. ボウルにツナ缶をオイルごとあけて、これに角切りのトマトを加え、青ジソドレッシングとマヨネーズを加えてよく混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく。
  3. 鍋に約3Lの湯をわかし(*1)、塩大さじ2を加え、沸騰したらパスタを規定時間いっぱい茹でる。(ここはアルデンテにしなくてもよい。)
  4. 茹で上がったパスタを冷水で手早く冷まし、ザルで水を切って器に盛る。
  5. 冷やしておいたツナとトマトの具材を載せ、バジルまたはパセリを散らして供する。



出来上がりは写真のとおりです。お味は、初めての冷製パスタにしては上出来でたいへん美味しく、妻もとくに注文はないようでした。もっとも、急な厨房責任者任命の事態に、少々責任を感じて弱気になっていたのかもしれませんが(^o^)/

(*1):それ以上の容量の鍋というと、炊き出し用の10Lクラスのものになってしまいます(^o^;)>poripori

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最近、Androidタブレットを使い始める

2021年07月25日 06時01分00秒 | コンピュータ
最近、Android のスマートフォンの使い方に慣れたせいか、自宅で Android タブレットを使ってみようと思いつきました。Kindle PaperWhite を使っているのに、何を好き好んでわざわざタブレットなんぞを増やすのかと思わないでもないのですが、Kindle PaperWhite では Amazon で購入したものを読むのはたいへん便利なのですが、どうも超巨大な縦書きPDFファイルは読めないようなのです。例えばWEB版『本好きの下剋上』などです(^o^)/

もちろん、自室でデスクトップPCで読むことはできるのですが、寝床で既刊書のさらに続きを確認したい時など、タブレットで縦書きPDFを扱えるならば具合がよろしかろうという魂胆です。入手したのは、ASUS の型落ち品で MeMO Pad 7 という製品。PaperWhite とほぼ同等の大きさですが、やや細長い画面です。「電源を入れる前に、まず充分に充電して」とありましたので、8時間ほど充電し、セットアップしました。Google のアカウントも設定し、Chrome でWEB サイトの閲覧もダウンロードもできるようになり、ファイルエクスプローラも導入しました。さらに巨大な縦書きPDFを扱えるアプリを探したところ、「テキストクリップ」でなんとか読めるようです。



やったね! と喜んでいたら、電池の残量がどんどん減っていきます。使い方にもよるけれど、寝る前の読書を普通にやっていたら2日に1回くらいのペースで、日中も使ったりすると1日1回のペースで充電しなければいけません。なるほど、多くのスマホユーザーの「電池が持たない」説は、これだったのだな。要するに「使えば減る」だけの話なのかも。枕元の本棚にある単行本や文庫本では、充電の心配などしなくても存分に読書を楽しめるけれど、未刊行の小説の続きをいろいろ確認するなどという芸当は無理だからなあ。

もしかしたら何か良い方法があるのかもしれないけれど、あらためて Kindle PaperWhite の長所(電池が長持ち)と欠点(Amazon限定)を感じたところです。もう一つ、自宅(無駄に広い田舎家)の Wi-Fi 環境の強化が課題となっております。

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自宅のLAN関連機器もそろそろ更新時期か

2021年07月24日 06時00分14秒 | コンピュータ
自宅のLAN環境は、改築やリフォームの際などに少しずつ整備してきておりますが、考えてみればだいぶ年数が経過してきています。バックボーンとなる有線LANは2000年前後に整備したものですが、その後2009年に無線LANを併設(*1)する形でWi-Fi接続を可能としたもので、すでに12年を経過しております。スイッチング・ハブも、不具合が出るたびに個別に交換しておりますが、一番新しいもの(*2)で2017年です。

信頼性の面から有線LANをベースとし、無線LANで不便さを補うという運用ですが、そろそろLAN関連機器の更新を考えなければいけない時期に来ているようです。無駄に広い田舎家ですので、まずはルータを更新した上で中継機を増設し、蔵など電波の弱い部屋での受信を確保するのが良いのかも。量販店でのLAN関連機器の取扱がどんな状況か、最近はまるで疎くなっていますので、まずは地元の店舗を確認してみましょう。

(*1): 自宅の有線LANに無線LANを増設する〜「電網郊外散歩道」2009年10月
(*2): やっぱり有線LAN〜リビングにスイッチングハブを設置する〜「電網郊外散歩道」2017年2月

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納豆の美味しい食べ方とお気に入りの製品

2021年07月23日 06時00分51秒 | 料理住居衣服
納豆の食べ方はいろいろな流儀があるようですが、私の場合はあまりかき混ぜてネバネバになるのは好みません。できればあまり糸を引かずにサッパリと食べたい方です。例えばこんな風に:



小鉢に納豆を入れ、かつおぶしと刻みネギをかけて、その上に梅干しを細かく刻んでペースト状にしたものを載せ、最後にわさびをちょっぴり。これにお醤油をかけて軽く混ぜ、ご飯に乗せていただきます。ワタシ的には納豆の一番美味しい食べ方の一つ(*1)ではなかろうかと思っています(^o^)/

こういう食べ方の場合、できれば豆は大粒のほうがいいので、スーパー等で納豆を買ってくるときは、たいてい「長瀞納豆」の「山形地豆」を選びます。子どもがまだ小学生の時、給食の時間に出てきた納豆が実に大粒の豆で立派で美味しそうで、これが同社の製品だと聞いて以後、ずっと「山形地豆」のファンに。お値段は少しだけ高めですが、地元山形の農家を支えると思えばそれもまたよいことかも(^o^)/

(*1): だいぶ前、単身赴任の頃に「納豆茶漬け」なんていう記事も書いた記憶があります。〜美食よりふだん食〜「電網郊外散歩道」2005年3月

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ある日の昼食〜素麺に塩もみ大根とナス、椎茸等を添えて

2021年07月22日 06時00分46秒 | 料理住居衣服
ある暑い夏の日、お昼は素麺で済ませましょう。幸い、時間は充分にあるし、材料もけっこうあります。

【材料】3人分
大根 1/3本
ナス 2個 
 塩 小さじ1/3
椎茸 4個
キャベツ 少々
豚肉 少々
 オリーブ油 少々
 塩コショウ 少々
素麺 240g
 麺つゆ 適量 好みで薄めておきます。

作り方は次のとおり。

  • 大根は、桂剥き(*1)してから細く千切りし、塩もみしておきます。ナスはまだらに皮をむき、食べやすい大きさに縦に薄切りにしてから、ラップをかけてレンジで1分半くらい加熱して、大根に混ぜておきます。
  • 椎茸は石づきを取って食べやすい大きさに切り、キャベツも粗く千切りにして豚肉と共にフライパンで炒め、塩コショウしておきます。
  • 素麺を茹で、流水でよく洗い、好みの濃さに薄めた麺つゆを入れた器に盛り付けます。
  • 塩もみした大根とナスの汁を切り、素麺の上に載せます。また椎茸・キャベツ・豚肉を炒めたものを添えて供します。



うん、素麺とナスの柔らかさに対し、大根のシャキシャキ感が美味しい。また、あっさり系の素麺に対して炒めた椎茸や豚肉、キャベツなども変化があって美味しい。ネットでやり方を覚えた大根の桂剥きは、プロのように薄くはできませんので、少し厚めにむいてから重ねて千切りにしましたが、そのくらいでちょうどよいようです(^o^)/

(*1): 大根の桂剥きの仕方〜銀座渡利

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ボッケリーニの弦楽三重奏曲に心和むひととき

2021年07月21日 06時00分57秒 | -室内楽
先の山形弦楽四重奏団第80回定期演奏会において演奏されたボッケリーニの弦楽三重奏曲は、新型コロナウィルス禍の渦中にあって、しかも厳しい猛暑の日に、心和むひとときを与えてくれました。こういう穏やかな音楽は、刺激とストレスに満ちた現代にあっては意外に接する機会が少ない、貴重なものかもしれません。今回は作品47の第2番が取り上げられましたが、次回は変ロ長調の第3番が演奏されるようです。

ボッケリーニの室内楽と言えば、ギター五重奏曲(*1)や弦楽五重奏曲(*2)などを聴いていますが、弦楽三重奏曲もかなりの数を作曲しているらしい。YouTube などで探してみましたら、ありました。作品47の全曲。

Boccherini / Six String Trios, Op. 47 (G.107-112)


こういう曲は、NAXOS あたりにCDが出ているはず。こんど山形市内に出たときに、NAXOS のCDを置いているお店で探してみましょう。

(*1): ボッケリーニ「ギター五重奏曲第7番G.451」を聴く〜「電網郊外散歩道」2017年7月
(*2): ボッケリーニの「弦楽五重奏曲ホ長調(G275)」を聴く〜「電網郊外散歩道」2018年8月

写真は、スモモのヨーグルト、自家製スモモ・ジャムを添えて。今年は、スモモも霜の被害を受けて、大石早生はほとんど結実しませんでした。ハニーローザはなんとか収穫できましたが、サクランボ枯損木の伐採等で時間を取られて管理不充分、虫食いのないものをわずかに自家用としております。

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もしかしたら、愛用のハサミは

2021年07月20日 06時00分17秒 | 手帳文具書斎
私がふだん愛用しているハサミは、2本とも昭和末〜平成のはじめ頃に入手したもので、PLUS のステンレスの製品です。これが実に切れ味が良く、紙以外に使用することを禁じていますので、切れ味がほとんど落ちていません。相変わらず抜群の切れ味で、他の流行の製品、たとえばナントカ・カーブとかペンケースに入る変身細型とか、「ふーん」と興味は持つものの、あえて別製品を選択しようとは思わない。私的には「これで決まり!」というレベルです。

テキストエディタと組版ソフトTeX/LaTeX を主体として文書作成を行っていた平成の時代、紙の切り貼りは激減していましたが、全くなくなったわけではありませんでした。特に、手書きのイラスト図版を縮小コピーして貼り込むことはよくありましたので、ハサミと固形糊とピンセットは必須の道具でした。刃先から付け根まで、均等にスーッとよく切れるハサミを、職場用と自宅用と二本そろえて使っていました。今は両方が自宅デスクにあり、1本はデスク上に、もう1本はデスクの引き出しにいざという時のための予備として置いてあります。たぶん、私が元気なうちは、新たにハサミを購入する必要はないだろう、という体制です。

ところが、最近あちこちで話題のはさみ、林刃物の「アレックスAllex」という製品の写真画像を眺めているうちに、「これ、もしかしたら私が愛用しているPLUSのステンレス・ハサミじゃないのか」と気づいてしまいました。岐阜県関市の林刃物(株)社の製品が「アレックス」ですが、今は自社ブランドで販売しているけれど、昭和末〜平成初期の頃にはプラス社のOEM製品として販売されていたのかもしれない。今はプラス社のハサミがどうなっているのかわかりませんが、そう考えると製品デザインや寸法がぴったりなことが説明できます。さて、真相やいかに?

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山形弦楽四重奏団第80回定期演奏会でボッケリーニ、ドホナーニ、モーツァルトを聴く

2021年07月19日 07時07分09秒 | -室内楽
連日猛暑が続く梅雨明け直後の日曜日、山形市の文翔館議場ホールで、山形弦楽四重奏団の第80回定期演奏会を聴きました。今回のプログラムは、

  1. ボッケリーニ 6つの小弦楽三重奏曲より ト長調 Op.47-2 G.108
  2. E.v.ドホナーニ 弦楽三重奏のためのセレナーデ ハ長調 Op.10
  3. W.A.モーツァルト オーボエ五重奏曲 変ロ長調 K.361 (370a) (セレナード第10番 「グラン・パルティータ」 -オーボエ五重奏版)
      ゲスト:柴田祐太(Ob)・田中知子(Va)(山形交響楽団)

というものです。



会場に入ってしばらくすると、最初に黒っぽいシャツに明るい色のネクタイ姿の茂木明人さんがご挨拶と曲目の紹介をします。感染対策ということでマスクをして話をしましたがやっぱり聞き取りにくい面があり、学校で子どもたちが同じようなことを感じているのだろうな、と妙なところで同情してしまいました。

第1曲め、ボッケリーニの弦楽三重奏曲。Wikipedia で「ボッケリーニ」を調べてみると(*1)、弦楽三重奏曲にもずいぶんたくさんの作品があり、2本のヴァイオリンとチェロの組み合わせのものなどもあるみたい。この曲は1793年に作曲され、1799年に出版されているそうで、ベートーヴェンのウィーン・デビューの直前の頃です。「逸話」を読むかぎり、貴族社会に適当に折り合いを付けながらも、わが道をゆくタイプの作曲家だったのかも。ステージ上は、左からヴァイオリンの中島光之さん、ヴィオラの倉田譲さん、チェロの茂木明人さんです。第1楽章:アンダンティーノ、落ち着いた穏やかな曲想ですが、なんとも魅力的。第2楽章:テンポ・ディ・メヌエット。

第2曲め、ドホナーニの弦楽三重奏のためのセレナード。エルンスト・フォン・ドホナーニは、19世紀末から20世紀後半に活動したハンガリー系の作曲家・ピアニストで、第二次大戦中にアメリカに亡命し、教育者として過ごした人だそうで、ジョージ・セルの後にクリーヴランド管を振った指揮者のクリストフ・フォン・ドホナーニの祖父にあたるようです。教え子の中には、ゲオルグ・ショルティだとかピアニストのゲザ・アンダ、アニー・フィッシャーなどがいるようです。当日のプログラム解説によれば、経歴の面でも好みの面でもブラームスの影響を強く受けているようで、コダーイやバルトークなどと同時代の人らしくハンガリー音楽を取り入れたりもしているようです。
今回のこの曲はぜんぶで5つの楽章からなり、かなり充実した作品です。第1楽章:アレグロ、ボッケリーニの後で聴くとずっと現代に近いと感じる、なかなかカッコイイ曲です。第2楽章:アダージョ・ノン・トロッポ、クワジ・アンダンテ。VnとVcのピツィカートの間、ヴィオラが風変わりな旋律を奏します。やがて三つの楽器が勢いづきますが、穏やかに静かに終わります。第3楽章:ヴァイオリンの速くせわしない動きに始まるスケルツォ、諧謔的な味も濃厚。第4楽章:Tema con variazioni(主題と変奏)、アンダンテ・コン・モト。暗めの緩徐楽章。第5楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ。それぞれの奏者が活発に腕前を披露して終わるようなフィナーレ。なかなか渋い、いい曲を知る、良い機会となりました。

ここで、15分の休憩です。



後半は、モーツァルト。もともとの曲「セレナード第10番」は「グラン・パルティータ」の愛称を持ち、オーボエ2、クラリネット2、バセットホルン2、ホルン4、ファゴット2、コントラバスにより演奏される曲だそうですが、コントラバスをコントラファゴットに代えて13管楽器のためのセレナードとして演奏されることも多いのだそうな。さらに、元来は7つの楽章からなる大きな曲ですので、オーボエ五重奏版として第4曲メヌエットと第5曲ロマンスを省略した5楽章形式での演奏とのことです。
ステージ上は、左からOb:柴田祐太、Vn:中島光之、1st-Vla:倉田譲、2nd-Vla:田中知子、Vc:茂木明人という配置です。
第1楽章:ラルゴ〜モルト・アレグロ、オーボエの音色がいいなあ。葦笛の究極の進化形かも。ObとVn、2本のVla、そしてVcという組み合わせを基本に、Vnと1st-Vlaが組んだり、VlaとVcが組んだり、いろいろな組み合わせでObと対話します。この自在な変化が楽しい。第2楽章:メヌエット〜トリオ。第3楽章:アダージョ、第4楽章:アンダンテ〜アダージョ〜アレグロ、第5楽章:モルト・アレグロ。一気に聴きました。管楽器だけのアンサンブルも魅力的ですが、このような弦楽器との組み合わせもステキです。息の長い、それでいて早口言葉のような表現も得意なオーボエの魅力が、快活で活発な弦楽器の響きの中で一層引き立つように感じます。

聴衆の大きな拍手の後で、倉田さんが次回の案内をしました。次回の第81回定期演奏会は、10月15日(金)、18時45分から、同じく文翔館議場ホールにて。山響の小松崎恭子さんを迎えて、モーツァルトの歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」のフルート四重奏版と、ボッケリーニの弦楽三重奏曲Op.47-3,G.109を予定しているとのこと。さっそく手帳にメモしました!

(*1): ボッケリーニ〜Wikipedia より


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梅雨が明けて猛暑がやって来た

2021年07月18日 06時00分31秒 | 季節と行事
7月16日、当地山形は梅雨が明けました。例年よりもずっと早い梅雨明けで、毎年のように発生していた梅雨末期の集中豪雨の被害(*1)も今年は当地を避けて行ったようで、幸運なことと喜んでいます。梅雨が明けるとどっと暑くなるのは例年通りですが、今年はまた格別に猛暑日となっている模様。梅雨明け直後の16日の最高気温は、山形市でいきなり34.7℃を記録したそうです。どおりで暑いはずです。

それでも、明け方から朝、まだ太陽が昇る前は、涼しく静かです。時間帯で言えば4時から6時頃まで。この時間が最も涼しく快適で、何事も能率が上がる時間帯と言えます。では、その時間に何をしているか。果樹園や野菜畑で畑仕事をするのも良いし、非常勤の仕事の準備をするのもよい。あるいは、どうしても読みたい硬派の単行本にチャレンジするのも良いのかも。本当は、漫然とブログ巡回をするのは朝仕事でひと汗かいてシャワーを浴びた後のほうが良いのですが、暑さに慣れない数日間はまだぼーっとして気力が足りません。徐々に体を慣らしていき、朝方モードに切り替えることにしましょう。

今日は、夕方から山形市の文翔館議場ホールにて、山形弦楽四重奏団の第80回定期演奏会の予定。

(*1): たとえば 水田の保水・排水能力と果樹園の場合〜「電網郊外散歩道」2020年7月

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これが山形(弁)だ!〜NHKラジオ「ライブバーあがすけ」聴き逃しサービスで

2021年07月17日 06時00分15秒 | 映画TVドラマ
先日、7月14日(水)の夜にラジオNHK第1で放送された「ライブバーあがすけ」が、「らじる★らじる」の聴き逃しサービスで聴くことができます。便利な時代になったなあ。"Fly me to the moon" をはじめ、山形ローカルなゆかりの人たちによる音楽と、ほぼ純粋な山形弁が聴ける貴重なチャンス! 

 方言×音楽「ライブバー・あがすけ」NHK「らじる★らじる」聴き逃しサービス 〜7月23日まで

山形出身のNHK柴田徹アナウンサーをホストに、番組紹介によれば

山形ゆかりのミュージシャンによる、山形愛にあふれたライブをお届け。方言全開のトークとスペシャルな演奏でお送りする50分。出演は上々颱風、東北ろっけんろーるショーのボーカル白崎映美、山形弁のグルーブ全開ロッカー山口岩男、元T-SQUAREのベーシスト須藤満、県内を中心にライブ活動を行うバイオリニスト駒込綾、山形育ちのひだまり娘工藤あやのと、豪華な顔ぶれ。

というものです。

須藤満さんが柴田アナウンサーの高校の先輩で、応援団の長ラン姿がおっかなかったのだそうな。古き良き時代? 須藤さんのベースがいいですね〜(^o^)/

会場となった山辺町の「噺館」のブログでは、収録の裏事情が紹介されています。

以前、山形弦楽四重奏団で親しんだヴァイオリニスト駒込綾さん(*1)の演奏もしばらくぶり(*2)。最後の曲、駒込さんのアレンジによる「風になりたい」、とっても良かった〜!

(*1): RyoViolin Diary 〜 山形市在住のヴァイオリニスト駒込陵さんのブログ, 同オフィシャルWEBサイト
(*2): 村山市のバラ公園での親しみやすい演奏会や、「センセ、タカラヅカ!」の印象が強かった第38回定期演奏会など。

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