電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

医薬品の流通が一部滞っているらしい?

2021年03月31日 06時01分07秒 | 健康
風邪気味で鼻詰まりが悪化し、睡眠不如意になりましたので、耳鼻科に行き、薬を処方してもらいました。例によって、

  • フェキソフェナジン塩酸塩  アレルギー性鼻炎
  • タウナス・アクアスプレー  アレルギー性鼻炎
  • フルタイド         気管支喘息
  • 小青竜湯          風邪の初期症状(気管支炎、鼻水、鼻炎等)
  • モンテルカスト錠      抗アレルギー薬、鼻炎・気管支喘息

の5種類です。特に、前回から処方されている就寝前のモンテルカスト錠のおかげで、睡眠時の呼吸がぐっと楽になり、口呼吸で喉がやられ、咳→発熱という悪化パターンが改善されていますので、ありがたい。

さて、薬局で受け取ろうとしたら、フェキソフェナジン塩酸塩の後発薬が切れていて、アレグラになりましたし、タウナス・アクアスプレーは後日郵送しますとのことでした。

むむ、医薬品の流通が一部滞っているのでしょうか。例の後発医薬品メーカーの事件の影響でしょうか、それとも新型コロナウィルス対策でワクチンの配送が優先されているせいでしょうか。あるいはもっと別の理由があるのか? 考えてみれば、いつもの「日常」は誰かの努力によって維持されているわけで、どこかで不足や滞留があると、とたんに「非日常」の始まりになるわけだけれど。

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万年筆のインク管理は今年も継続中

2021年03月30日 06時01分42秒 | 手帳文具書斎
万年筆のインクが残り少なくなると、ボトルからインクを補給します。すると、余分のインクを試筆で使おうと、自然に何かを書くことになります。その際に、備忘録ノート等に日付とともに何のペンに何インクを補給したかをメモしておきます。後日、PCの表計算に転記集計しておくと、おおよそどのくらいの間隔でインク補給をしているのかがわかります。



プラチナ社の#3776ブルゴーニュ(F)には、1月に続き3月にも古典ブルーブラックインクを補給しましたが、昨年までの実績を見ても、平均して1〜2ヶ月に一回のペースです。



また、使用頻度はかなり多いけれど筆記量はそれほどでもない、ワンポイント的な用途が多い茶黒(カーキブラック)や混色ゴールドオーカー風な古典インクも、この三月にプレッピーPreppyやプレジールに補給したばかり。このへんは、数ヶ月に1回くらいのペースです。

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除雪機のバッテリーが上がり、動かない!

2021年03月29日 06時00分12秒 | 季節と行事
この冬の大雪をやり過ごすのに貢献した除雪機を格納するために、エンジンをかけようとしたら、セルモーターが回らない。はて、どうしたことだ? いつも整備をお願いしている農機具販売店に電話したら、セルが回らないのはバッテリーが上がっているからだろう、とのこと。バッテリーを外して販売店に持ち込むことにしました。まてよ、亡父が作業小屋の中にメモを書き残していたな。なになに……

  • バッテリーを外すときは、ー極から外すこと。
  • バッテリーを装着するときは、+極から接続すること。

ふむふむ、ー極からね。



外してみたら、GSユアサのバッテリーでした。たしか、GSは「島津源蔵」のイニシャルから来ているのではなかったか(*1)。島津製作所にルーツがあるバッテリーでした。

(*1):上山明博『ニッポン天才伝〜知られざる発明・発見の父たち』を読む〜「電網郊外散歩道」2010年11月

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ヴォーン・ウィリアムズの音楽は、いい曲がたくさんあるんだな。

2021年03月28日 06時00分19秒 | クラシック音楽
クラシック音楽を好んで聴くようになって50年以上になりますが、素人音楽愛好家として好んで聴いてきたレパートリーの中に、残念ながら英国の作曲家ヴォーン・ウィリアムズの音楽はあまり多くは入っていませんでした。たぶん、「グリーンスリーヴス幻想曲」くらい(*1)でしょうか。このほど、いつも良い音楽に接する機会となっている「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜」で紹介されていたヴォーン・ウィリアムズの作品「トマス・タリスの主題による幻想曲」(*2)、特に、このユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団による演奏が気に入り、何度も繰り返し聴いています。

この曲は、山響第209回定期演奏会(*3)で、藤岡幸夫さんの指揮で聴いていますが、あらためて耳を澄ますと、これまたたいそう魅力的です。昨日の午前と午後、久々に晴れた果樹園で剪定枝を集めて回り、積み上げた剪定枝を焼却して、1日1万歩以上も歩いた後に聴く音楽は、疲れた心と体にじんわりと染み込むように効きます。

YouTube にもありました。
Fantasia on a Theme by Thomas Tallis (Eugene Ormandy & Philadelphia Orchestra)


同じくYouTube から。2014年、ピーター・ウンジャン指揮、トロント交響楽団の演奏。
Vaughan Williams: Fantasia on a Theme by Thomas Tallis / Oundjian · Toronto Symphony Orchestra


(*1):いやいや、調べてみたら、実は「幻想的五重奏曲」というのを聴いていました。〜「電網郊外散歩道」2009年7月 こんな曲です。YouTube より。
Vaughan Williams - Phantasy Quintet

(*2):ヴォーン・ウィリアムズ「トマス・タリスの主題による幻想曲」〜「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜」より
(*3):山響第209回定期演奏会〜霧に包まれた音楽〜を聴く〜「電網郊外散歩道」2010年12月

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汲み上げ井戸用のホースが劣化したので

2021年03月27日 06時00分57秒 | 週末農業・定年農業
果樹園の消毒等に使っている汲み上げ井戸からポンプへ接続するホースが劣化していたらしく、この冬の大雪でポッキリ破断してしまいました。おそらく、トタン屋根の塗料に含まれていた成分がホースの劣化を早めていた面があったのでしょう。雨雪があたる部分の劣化が著しく、これでは破断も当然という状態でした。



すぐにサクランボ等の春の休眠期の防除(ハーベスト・オイルと石灰硫黄合剤)が必要ですので、急遽、内径50mmΦの合成樹脂のホースを購入して来ました。ポンプに接続するジョイント部はまだ大丈夫のようですので、破断部位付近を交換することとし、熱湯につけて柔らかくした二本のホースの端を金属継ぎ手を介して接続し、廃物利用の自転車タイヤチューブを切り開き、ぐるぐる巻きにして空気漏れを防ぐ形で無事に修理完了。ここまで、先週の土曜の半日仕事でした。



さて、今日はせっかくのお天気ですので、果樹園の剪定枝を片付けて消去と防除の準備の予定。どこまでできるかな。徐々に体を慣らしていかないと、急にハードワークになって体が悲鳴をあげるかもしれません(^o^;)>poripori

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有坪民雄『誰も農業を知らない』を読む(2)

2021年03月26日 06時00分41秒 | -ノンフィクション
有坪民雄著『誰も農業を知らない』を読んだ感想の続きです。

「国産米が安い輸入米に変わった」とすると、抑えられる家計の出費はいくらくらいか。途中の議論は省き、結論だけから言えば、年間の米消費量は1人あたり60kgとして、@110円/kg×60kg=6,600円 安くなるので、1世帯4人の家族ならば、1世帯あたり
 6,600円/人×4人=26,400円
の節約になるそうです。一方、自動車の任意保険の1世帯あたりの平均支出額は約10万円とのこと。
これに対する考え方ですね〜。
万が一の自動車事故の保証のために毎年毎年10万円を支出するのに、お米の輸入による3万円弱の節約と引き換えに国内に耕作放棄地が大量に生じてしまってよいのかという問題。
これを重大問題だと考えるセンスは、やはり農業に近い人のものなのかも。広々と広がる水田の保水力が集中豪雨による被害をくいとめているという機能は、失われて初めて頻発する洪水被害として実感することでしょうし、里山の畑や果樹園が荒廃すれば野生動物が市街地に侵入することが日常になるということも、おそらくは身近に現実になってみてはじめて実感することでしょうから。

第4章:農家出身のサラリーマン世代が引退していなくなり、農家経験のない世代が多数派になっている現代。農家を敵視し、田畑で枯れ草を燃やす煙に苦情を言うクレーマーの出現も、そのせいなのかも。
第5章:農薬の否定は難しい。無農薬で長期間に渡り病虫害に対抗するのは困難で、木酢液やニコチン液などは農薬以上に強毒性と指摘します。たしかに、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」はインパクトが強かったですが、当方、小学校低学年でノミ・シラミ対策で首や頭にDDTをかけられた記憶を持つ世代です。DDT禁止による残留毒性低減の功績とともに、途上国ではマラリア死者が増加したという別の側面を考えると、見境のない乱用が問題の本質であって一律に禁止すればよいというのは少々違うのではなかろうか、という考え方は成り立ちます。確かに、某ネオニコチノイド系殺虫剤の空中散布をやめたらしばらくして果樹園にマメコバチなど訪花昆虫が戻ってきています。環境ホルモンの観点からも農薬を見直し、害の少ないものを使っていくという方向性は、経験的にも理解できます。



私自身は、他の人にこうすればよいと勧めるコンサルティングのようなことは考えていませんで、自分の農業経営の経験から考えているだけですが、主張の多くは理解でき、共感するものも多いです。たいへん興味深い本でした。

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有坪民雄『誰も農業を知らない』を読む(1)

2021年03月25日 06時01分57秒 | -ノンフィクション
しばらく前に購入してから少しずつ読んでいた単行本で、有坪民雄著『誰も農業を知らない〜プロ農家だからわかる日本農業の未来』を読みました。2018年12月に第1刷が刊行され、私が購入したのは翌2019年の9月で、同年8月刊の第5刷とあります。おそらくは順調に増刷され話題にもなっていたのでしょう。たしかに、書店では平積みになっていた記憶がありますし、また読んでみて主張の多くは理解でき、共感もできるものでした。

本書の構成は次のとおりです。

第1章 第二次農業機械革命の時代
 IoTは革命になりうる
 もうひとつの革命――遺伝子組み換え・ゲノム編集
 農業のイノベーションの歴史
 いま、農薬は安全である
 農業IoTは地域振興と矛盾する
第2章 無力な農業論が目を曇らせる
 無知な人ほど言いたがる「農業にビジネス感覚を」
 「農業にはマーケティングが欠けている」のか?
 大規模農業のアキレス腱
 夜逃げする無農薬農家
 六次産業化は絵に描いた餅の典型
 ハイテク農業の大失敗を直視せよ
 日本農業の問題点は戦前から指摘されてきた
 なぜ農家は儲からないのにやめないのか
 現実の議論をしよう――コメ輸入をシミュレーションする
第3章 農家も知らない農業の現実
 誰も農業を知らない
 農業知らずの農業語り
 実は農家が変化するスピードは速い
 農林水産省は本当に無能か
 ピントがずれている農協改革案
 農協解体は得か損か
第4章 農業敵視の構造を知る
 「農家は甘えている」
 農業が儲かっていた時代
 「明るい農村」の時代
 農家出身のサラリーマンがいなくなる意味
 邪悪なクレーマー
 明るい材料
第5章 新しい血――新規就農・企業参入・移民
 脱サラ就農はラーメン店をやるより何倍も有利
 誰をバスに乗せるのか――新規就農者に望むこと
 農薬を否定する人は農業の適性がない
 企業が農業参入で成功するためには
 農業は外国からの移民を認めるべきか
第6章 21世紀の農業プラン
 遺伝子組み換え作物の栽培を実現せよ
 兼業農家を育てよ
 中央官庁移転は農業道県に
 海外市場は開拓可能
 辺境過疎地は選別せざるをえない
 農協の経済部門を半アマゾン化せよ
 地元から優秀な農業起業家を育てよ
 「農業経済学・経営学」を農学部から追い出せ
 食育を推進し、学校給食予算を増額せよ
 農家よ、戦え!

さらに、帯のキャッチフレーズがすごいです。

その農業改革案はピンぼけです!
大規模農業論、6次産業化……机上の改革案が日本農業をつぶす。
農家減少・高齢化の衝撃、「ビジネス感覚」農業の盲点、農薬敵視の愚、遺伝子組み換え作物の是非、移民……専業農家のリアルすぎる目から見た日本農業の現状と突破口。

さらに、裏表紙側の帯にはこうあります。

  • 大規模農業ほど価格下落に弱い
  • 6次産業化は絵に描いた餅の典型
  • 無知な人ほど言いたがる「農業にビジネス感覚を」
  • なぜ農家は儲からないのにやめないのか
  • コメ輸入をシミュレーション――さほど安くならない現実
  • いま、新規就農はしやすい。しかし適性がある。
  • 海外市場は開拓可能
  • 兼業農家を残すべき理由
    ……などなど、目からウロコがボロボロ落ちてくる、誰も書かなかった〝ぶっちゃけ〟日本農業論!

著者は1964年生まれ、経済学部経営学科を卒業後に船井総合研究所に勤務、コンサルティングの経験があるらしい。その後、退職して専業農家の跡継ぎとなり、2haの農地で米と60頭の和牛を肥育する農家となっているそうです。なるほど、現役農家の立場からの発言ですので、理解しやすく共感もできるということなのでしょう。

個人的に興味深いと思った点を列挙してみます。
まず第1章:農業におけるイノベーションについて。(1)農業機械のIoT化、(2)遺伝子組み換え・ゲノム編集技術、(3)肥料と農薬、について注目していること。
第2章:大規模農業論について。大規模生産=コストダウンできるとは限らない。経営規模と生産性・効率の図は説得力があります。効率が最大化するには適正規模があり、あちこちに点在する小規模農地を寄せ集めても、機械の積み下ろしと移動に時間が取られるだけ。作物の管理がやりきれなければ、収量や品質が落ちてしまいます。このあたりは、経験上からも言えます(*1〜3)。

(※:長くなりそうなので、2回に分けます。)

(*1):今年の桃の農作業まとめ〜収穫と出荷は過去最高だが反省点も〜「電網郊外散歩道」2019年9月
(*2):2020年の川中島白桃の収穫・出荷状況は〜「電網郊外散歩道」2020年9月
(*3):今年の桃の出荷額は大幅な増加でした〜「電網郊外散歩道」2020年9月

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農協から豪雪被害に対する補助事業の通知が届く

2021年03月24日 06時01分20秒 | 週末農業・定年農業
この冬の豪雪で、当地でもかなりの農業被害が出ました。この対策について農協から連絡があり、園芸施設共済や国の交付金、あるいは県の災害対策事業などが動き出しています。我が家でもサクランボ等で大きな枝折れや樹が倒れたケースが見られるため、補植用苗木購入経費の補助に申し込むことにしました。被害状況の写真や苗木の見積書など、添付書類作成のためにいろいろ動かなければいけないのですが、現在の勤務先も年度末のため平日は動きが取れません。休日には農協は休みで、このへんが勤め人の兼業農家には辛いところです。幸い、締切日が4月ですので、退職後に動き出せばいいかと考えています。経営規模(総本数)は減らしつつ、果樹の若返りを図ろうという心づもりです。

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歯磨き、歯ブラシ等を一斉に更新する

2021年03月23日 06時00分45秒 | 健康
今回、初めて使ってみた歯磨き「シュミテクト」がなくなりましたので、ついでに歯磨き、歯ブラシ、歯間ブラシ等を一斉に更新しました。歯ブラシもだいぶ損傷していましたし、歯間ブラシも同様です。「遅れてきた歯磨き世代」(*1)ではありますが、きちんと歯磨きをして歯と歯茎の健康を維持したい(*2)ものです。

右奥歯の隙間に食物カスが詰まって炎症を起こしやすい件、「シュミテクト」がとくに劇的に効果があるといったことはなく、地味ですが食後に歯間ブラシを使ってきちんと掃除しておくことが大事なようです。そうすると炎症は起こさず、良好な状態を保つことができるみたい。



いろいろなメーカーの歯磨きは宣伝・謳い文句が先行しているような印象で、何か特別な成分が入っていると、炎症がピタリとおさまるというようなことはないようです。その意味では、最近使い始めたY字型の歯間ブラシが便利で、これと従来型の逆L型の歯間ブラシを組み合わせ、歯の隙間をきれいに掃除しておくことが重要なのでしょう。愛用しているのはライオンの製品ですが、このごろスーパーで見かけない(*3)んですね。サンスターの小型のものしか置いていないみたいで、なんとも不便です。今回は、ネット通販で購入してしまいました。

(*1):歯磨き習慣と世代の差〜「電網郊外散歩道」2020年7月
(*2):予期せぬ影響、思いがけない貢献〜「電網郊外散歩道」2020年7月
(*3):歯間ブラシに見るスーパーやドラッグストアにおける棚の争奪〜「電網郊外散歩道」2014年2月
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リタイアしたら手帳等のスタイルは

2021年03月22日 06時01分14秒 | 手帳文具書斎
助っ人を頼まれて働いている今のフルタイムの仕事をやめて再び専業農家の生活に戻ったら、手帳等のスタイルはどうなるのか、あるいはどうすべきか。スーツの内ポケットに入るコンパクトさを優先して今の手帳(髙橋書店:リベルプラス1)の大きさ、ページ数等を選んでいるわけですから、スーツを着ない生活ならば、別の考え方がありうるはずです。例えば、現在使っているコクヨのB6判ダイアリーの左ページにスケジュールを、右ページに4行日誌のような形で記録をつける形で、手帳とダイアリーを一本化しても良いのではなかろうか。



いやいや、むしろA5判の備忘録ノートとA5判ダイアリーをノートカバーで合冊にして持ち歩くようにしてはどうだろう? などと想像しています。実際は、以前書いた記事のように、形式は内容によって決まる(*1)でしょうから、それほど多くの予定がない生活になれば、むしろもっとコンパクトでもいいのかもしれません。理屈の上では可能でしょうが、さて実際にはどうなのだろう。試してみる価値はありそうです。

(*1):形式は内容によって決まる〜手帳にスケジュールをメモする様式〜「電網郊外散歩道」2013年9月
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今回の退職は淡々と

2021年03月21日 06時00分55秒 | Weblog
この三月末で、今の職場を退職します。今回は、あくまで助っ人を頼まれての期限付きフルタイム勤務でしたので、さほどの感傷はありませんが、一年間、しかも新型コロナウィルス禍の中で緊張感を持って過ごした職場の皆さんとサヨナラするのは、やっぱり心に残るものがあります。それでも、後に続く若い人にうまくバトンタッチできれば、長い目で見ればそのほうが良いでしょう。通算して四度目にもなる(*1)退職ですし、感傷的にならずに淡々と後任者に引き継ぎたいものです。



それはそうと、果樹園の仕事は待ったなしです。早く再開しなければと思うのですが、なかなか思うに任せず、とにかく時間が足りません。こういうときは、分割してリストに書き出し、まずできるところから始める、だな。

(*1):一度目は大学卒業後に就職した関東某県から山形にUターンするとき、二度目は三十数年勤めて定年退職する時、三度目は定年退職後に勤めた職場を依願退職するときでした。

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コクヨから新しいノートが登場するらしい

2021年03月20日 06時01分19秒 | 手帳文具書斎
この春、コクヨから新しいノートが登場(*1)するらしいです。名前は変テコなものだったと記憶していますが、フラット製本でパタリと180度開くことができ、「つるつる」「さらさら」「ざらざら」の三種類の書き心地の用紙を準備しているとのことです。そういえば、ルーズリーフ用紙でも「すらすら書ける」「しっかり書ける」の二種類を出していました。私自身は「すらすら」の方を選択しましたが、こんどのノートはどんな具合でしょうか。



万年筆用として Preppy を想定しただけでなく、白い400円の万年筆として販売もするらしいコクヨの新しいノートは、A5判、60枚、4mmドット方眼、900円というあたりも興味深いところです。ツバメノートとはお値段がだいぶ違いますが、ライフのノーブルノート(*2)やミドリのMDノート(*3)などと比較してどうなのだろう。新しいノートに、興味は尽きません。



(*1):コクヨの新製品案内ペルパネプ(PERPANEP)
(*2):ライフ:ノーブルノートシリーズ〜公式サイトより
(*3):ミドリのMDノート〜公式通販サイト

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mRNAワクチンの研究をした女性科学者の出国エピソードが映画みたい

2021年03月19日 06時01分50秒 | Weblog
新型コロナウィルス禍に対抗する切り札と期待されるファイザー社やモデルナ社の mRNAワクチンの原理(*1)を40年以上前から研究していたカタリン・カリコ博士はハンガリー生まれの女性科学者ということです。彼女は夫と娘と共に母国を出て、なんとか米国にたどり着きます。就職先の当てがあって出国したわけではありませんので、当座の生活費としてまとまった額のお金が必要になるわけですが、当時のハンガリーは、現金持ち出しに制限があり、百ドルしか持ち出せないということでした。それでは家族が暮らせない! 仕方なく、車を売って現金に変え、娘のテディベアのぬいぐるみの腹に縫い込んで持ち出し、助かったのだそうです。そんなふうにして始まった米国での研究生活も、決して順調ではなかった(*2)わけで、せっかくの発見が評価されず、大学のポストも非常勤にさせられたり、ずいぶんな対応をされたこともあったようです。例えば「カタリン・カリコ テディベア」で検索してみるとこのあたりの事情がおおよそわかりますが、これから映画になるという話もありうることと納得しました。

(*1):mRNAワクチンの原理とリポソームの実験の記憶〜「電網郊外散歩道」2021年1月、アストラゼネカ社のワクチンは原理が違います。
(*2):新型コロナウィルスのワクチン接種が始まる〜女性科学者の努力に拍手!〜「電網郊外散歩道」2021年2月

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白鳥とイカナゴ〜春の便り

2021年03月18日 06時00分44秒 | 季節と行事
春3月。通勤路の田んぼには白鳥の群れが舞い降りて、集団で泥の中から何かをさがしてついばんでいます。雪が融けて泥んこになった中で、稲の刈株の周囲に落ちている稲や二番穂、収穫時にこぼれた米粒などを探しては食べているらしい。カラスなどとは違い、ミミズやタニシなどを狙っているのではないそうです。もう少しすると、白鳥の群れは北へ向かって飛び立ち、シベリア方面に去っていきますので、今のうちに栄養補給が必要だということでしょうか。



春を感じる味と言えば、近年某さんから送っていただく「いかなごのくぎ煮」(*1)もその仲間入りです。奥様のお手製で甘辛く煮た小魚がご飯によく合います。これを食べる頃、春だなあと感じます。

白鳥は北へ去り、イカナゴは北へやって来る。行くものがあれば来るものもあり、最近の春の女神さんは「いかなごのくぎ煮」と共にやって来るような錯覚を持ってしまいます(^o^)/

(*1):春が来た!〜「電網郊外散歩道」2016年3月

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消しゴムの性能

2021年03月17日 06時00分53秒 | 手帳文具書斎
最近、シャープペンシルの 0.9mm や 0.7mm の2B芯を頻用(*1)することになり、消しゴムの出番が増えましたので、手元にあるいろいろな消しゴムを使っているうちに、気づいてしまいました。

消しゴムには性能の違いがかなりある!

太めのシャープ芯や鉛筆、しかも2B芯という濃いものをきれいに消そうと思うと、手が伸びるものは限られてきます。

  • トンボの MONO 字消し
  • パイオニアのカセットテープ販促用プラスチック消しゴム

逆に、COOP印の非塩化ビニル消しゴムというのもありましたが、これは力を入れてゴシゴシしないとあまり良く消えません。また、消しゴム付き鉛筆の尻に付いているタイプのものも、消字性能は今一つのようです。プラスチック字消しというのは塩化ビニルが主体だと承知はしていますが、当方、それほど塩化ビニルに恨みはありません(^o^)/ 「羹(あつもの)に懲りてなますを吹く」ような対策よりも、消しゴムは鉛筆の字がよく消えるほうがありがたいかも。



しかし、パイオニアのカセットテープ販促用消しゴムなんて、何十年前の代物だろうか? 今だに愛用しているのは、プラスチックケースに入っていて汚れにくく無くしにくいというのが原因だと思っていましたが、実は消字性能も優秀だからだったのだな。納得です。

(*1):現用シャープペンシルの総点検〜2B芯に入れ替え〜「電網郊外散歩道」2021年2月
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