電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

吉田秀和氏逝去

2012年05月28日 19時46分17秒 | クラシック音楽
ニュース(*1,2)によれば、音楽評論家の吉田秀和氏が亡くなられたとのことです。学生時代に、はじめて氏の著書に触れたのは何の本だったのか、今は記憶にありませんが、『レコード芸術』や『ステレオ芸術』等の雑誌記事か、あるいは図書館で借りた単行本だったのではないかと思います。それと、NHK-FMで放送されていた「大作曲家の時間:ローベルト・シューマン」の番組でした。近年のものとしては、2005年の青柳いづみこさんの記事(*3)等から氏の日常と素顔を垣間見ることができますが、ちょいと自分の資料を調べている時間がありませんので、また別に折を見て、数十年前のようすを振り返ってみたいと思います。今はただ、氏の逝去を悼み、ご冥福を祈るばかりです。

(*1):音楽評論家の吉田秀和さん死去 98歳〜asahi.com
(*2):吉田秀和さん死去:音楽評論に論理的視点 詩情豊かな文体〜毎日jp
(*3):吉田秀和さんの留守電〜青柳いづみこのMERDE日記
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壺井一歩さんの音楽

2012年05月05日 06時03分20秒 | クラシック音楽
山響作曲賞がきっかけ(*1)で、ある若い作曲家を知りました。第2回「山響作曲賞21」受賞作品「はるかな祭と海」の作曲者である、壺井一歩さん(*2)です。
その後、山形弦楽四重奏団の第41回定期演奏会で、「弦楽四重奏曲第1番」(*3)、第43回定期演奏会で「弦楽四重奏曲第2番」(*4)を聴く機会を得て、この人の音楽世界がお気に入りになってしまいました。

壺井さんのホームページでは、山形弦楽四重奏団の演奏で、弦楽四重奏曲第1番の録音をMP3形式でダウンロードして聴くことができます(*5)。ICレコーダーによる録音のようですので、演奏会当日の聴衆の期待感、緊張感までは再現されませんが、曲の感じは十分につかむことができます。音楽は、演奏されて聴衆に届いてはじめて意味を持つものでしょう。その意味では、この録音の公開はうれしく、たいへんありがたい限りです。できれば、またどこかで再演され、聴く機会が持てるようであればと願っています。

さて、山Q第43回定期で、作曲者ご本人より求めた二枚のCDのうちの一枚、クラシックギターのための「Gift」というアルバムも、たいへん素敵な音楽でした。

(1) この道 (山田耕筰、佐藤弘和編曲)
(2) さくらの主題による変奏曲 (横尾幸弘)
新12の歌 (壺井一歩)
(3) アメージング・グレース (スコットランド民謡)
(4) おぼろ月夜 (岡野貞一)
(5) 城ヶ島の雨 (梁田貞)
(6) 竹田の子守歌 (京都民謡)
(7) 五木の子守歌 (熊本民謡)
(8) グリーンスリーヴス (イギリス民謡)
(9) すみれの花咲く頃 (F.デーレ)
(10) I Loves You, Porgy (ガーシュイン)
(11) みどりのそよ風 (草川信)
(12) ペチカ (山田耕筰)
(13) 仰げば尊し (スコットランド民謡)
(14) この道 (山田耕筰)

ギター演奏は宮下祥子さん、2009年の10月に東京のカルラ・ホールでデジタル録音されています。CDの型番は、HOMA レコードの HR1188 というものです。

たいへん繊細で美しいギターソロです。いずれも親しみやすく、しかもギターの音色が音として美しい音楽になっています。私としては、とくに(11)の「みどりのそよ風」がたいへん気に入りました。この歌が、こんなにすてきな歌だったのかと、見直しました。また、「城ヶ島の雨」の音楽の気宇の大きさ、見事さ(今の時代から見ても)を感じます。いずれの編曲もたいへん魅力的で、ギター音楽の愛好家にも関心を持っていただきたい曲集になっています。

(*1):山響第202回定期演奏会〜大作曲家の青春時代〜「電網郊外散歩道」2010年1月
(*2):Composer Ippo TSUBOI 作曲家 壺井一歩〜オフィシャルWEBサイト
(*3):山形弦楽四重奏団第41回定期演奏会でハイドン、モーツァルトと壺井一歩作品を聴く〜「電網郊外散歩道」2011年10月
(*4):山形弦楽四重奏団第43回定期演奏会で林光、壺井一歩、シューベルトを聴く〜「電網郊外散歩道」2012年4月
(*5):Works 〜 Composer Ippo TSUBOI 作曲家 壺井一歩 作品 〜 ♪マークに注目。
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通勤再開後の音楽は

2012年04月19日 06時03分54秒 | クラシック音楽
車の修理も完了し、長距離自動車通勤を再開しています。春の朝はだいぶ早くなり、夕方も暗くなるのがずいぶん遅くなりました。当地の桜だよりは今週末あたりになりそうですが、陽気もよくなると気持ちも明るく前向きになります。

そんな気分で選曲した通勤の音楽は、ドヴォルザークの交響曲第2番。クーベリック指揮ベルリンフィルによる紙箱全集からの一枚です。田んぼにはまだ雪が残る郊外路を走りながら、ドヴォルザークの初期交響曲を聴くと、ちょいとひなびた感慨にひたります。そういえば、この通勤路の春景色も、今年で見納めになるのかも。充分に堪能することといたしましょう。

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回復後に聴いた音楽は

2012年04月16日 06時04分24秒 | クラシック音楽
インフルエンザで一週間も寝込んだ後で、ゆっくりと音楽を聴きました。曲目は、次のとおりです。

(1) ドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品」、スーク(Vn)、ホレチェック(Pf)
(2) ドヴォルザーク「ピアノ三重奏曲第1番」、スーク・トリオ
(3) ドヴォルザーク「弦楽四重奏曲第10番」、パノハ四重奏団
(4) ベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ第5番《春》」、スーク(Pf)、パネンカ(Pf)

意外にもドヴォルザーク三連発のあとにベートーヴェンの「春」と、室内楽づくしとなりました。春の季節にふさわしく、また回復期の気分にかなうような音楽ばかりでした。ゆっくりと音楽を楽しめるのは、健康あってのことです。やっぱり健康にまさるものはありません!

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早春にふさわしい通勤の音楽は

2012年02月18日 06時05分28秒 | クラシック音楽
まだまだ厳しい寒さが続きますが、北国にも少しずつ春の気配が感じられるようになりました。とくに、冬空の晴れ間に太陽が姿を見せると、道路の凍結はたちまち融け、黒いアスファルト面が見えてきます。周囲に田んぼが広がる郊外路では、一面の雪景色に太陽が照り輝き、車内はぽかぽか陽気になりますので、運転するドライバーは、一気に春の気分に浸ることができます。

そんな早春の風景の中に鳴り響く音楽としては、やっぱりシューマンの交響曲第1番「春」の冒頭部がぴったり似合います。毎年、この時期にはシューマンの「春」を持ち込んでいます(*)が、毎年のことながら、やっぱりいいなあと思わずにはいられません。今年は、手元にあるCDを、とっかえひっかえ聴いております。
(1)ジョージ・セル指揮クリーヴランド管
(2)ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響
(3)オトマール・スウィトナー指揮ベルリン・シュターツカペレ
(4)カラヤン指揮ベルリンフィル
(5)飯森範親指揮山形交響楽団

まとまった感想になるには、しばらく時間がかかりますが、多忙な日常を送りながら、心を安定に保つために、通勤の音楽は貴重な時間です。

(*):シューマンの交響曲第1番〜「電網郊外散歩道」2005年3月

今日と明日と出かけており、ネット接続はできないかもしれません。明日の記事は予約投稿で準備していますが、いただいたコメントのお返事は、たぶん遅れます。ご了解ください。
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圧雪路のノロノロ運転に適合しない音楽

2012年02月03日 06時03分39秒 | クラシック音楽
このところ、連日すごい雪が降り続いています。なんと、三十数年ぶりの大雪だそうです。あまりの大雪に除雪が間に合わず、電車の運休はもちろんのこと、各地の道路さえも通行止めになりました。こんなときに、車で移動するのはなかなか大変です。圧雪路のノロノロ運転にあわせて音楽を聴こうと思って取り出したのが、バーンスタインのミュージカルの音楽でした。グラモフォンのパノラマ・シリーズ中の「レナード・バーンスタイン」の二枚組から、ミュージカル「オン・ザ・タウン」、「キャンディード」等の音楽です。残念!雰囲気がまったく合いません。よけいにイライラがつのるようで、すぐラジオに切り替えてしまいました(^o^;)>poripori
不思議なものです。たぶん、季節のよい時期に、都会の劇場で楽しむべき音楽なのでしょう。
写真は、山形市内の道路状況です。お世辞にも除雪が上手とは言い難いようです(^o^)/
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NHK-FMでヨゼフ・スーク追悼番組を聴く

2011年12月12日 06時02分39秒 | クラシック音楽
雪の日曜の朝、何気なくラジオでNHK-FMを選んだところ、聴きなれたドヴォルザークの「四つのロマンティックな小品」(*)が聞こえて来ました。ヨゼフ・スークの追悼番組でした。諸石幸生さんと石川静さんが対談する形で、ヨゼフ・スークのエピソードを紹介します。熊のような太い指で出てくる音は、大きなヴィヴラートであったこと、演奏会では、この曲の三番と四番の順序を入れ替えて演奏することもあったことなどは、たいへん印象的な話でした。それにしても、この曲のこの演奏!今更ながら、聴き惚れてしまいます。

石川静さんは、スークの代役でブラームスの協奏曲を演奏したこともあったわけですので、ご縁の深いヴァイオリニストと言えます。スークと石川静のデュオで、タルティーニのトリオ・ソナタも素敵な演奏です。1995年の録音時には、レディ・ファーストで紳士で、でも収録時に女性同伴で来たりしたのだとか。今だから話せるエピソードでしょうか。弦の国と呼ばれるチェコには、弦楽器の演奏家の伝統があり、馬車で移動したという、ラファエル・クーベリックのお父さんのヤン・クーベリックの演奏旅行の話などは、正しく時代を感じさせます。

亡くなったヨゼフ・スークのお祖父さんも同名のヨゼフ・スークで、こちらは作曲家です。その奥さんがドヴォルザークの長女だったそうですので、ドヴォルザークはいわば祖母方の曾祖父にあたるという関係です。ですから、ヨゼフ・スーク作曲の「四つの小品」と表記されていても、どちらのスークかわからないですね〜、NHK さん。

大柄なスークはヴィオラも得意とし、石川静さんはクーベリック・カルテットで共演したそうです。ヴァイオリンとヴィオラと、柔軟にボウイングも変えていたそうで、そういえば、モーツァルトの弦楽五重奏曲では、スメタナ四重奏団にスークがヴィオラで加わっていました。スークは楽器もたくさんコレクションしており、ストラディヴァリウスのほか、シュピルレンという新しいのも使っていたそうです。

続くドヴォルザークのピアノ四重奏曲第2番の第2楽章は、ホールの音が独特のものでしたが、どこか大聖堂のようなところで録音したものらしい。なるほど、と納得でした。

スーク・トリオを率いて室内楽を演奏していたのは、ソロを演奏していたのだけではできない、音楽の醍醐味を感じることができるから。演奏会の後でも楽器を手にしていろいろ試してみることもあったとか。

ベートーヴェンの「大公」トリオは、1970年代のデジタル初期の録音ではなく、1983年の録音を放送していました。このころは、DENON のデジタル録音も安定していましたからね〜。

その後は、妻の「お茶だよ〜」の声で茶の間に移動し、一時帰省していた娘と老母とアホ猫と一緒に「お茶しました」ので、聴き逃してしまいましたが、番組の大半は聴くことができました。ヨゼフ・スークも亡くなりましたが、たくさんの録音が残されました。私の手元にも、相当数のLPやCDがありますので、折に触れて接することができます。記憶に残るだけではなく、音楽が心に残る演奏家でした。

(*):ドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品」を聴く〜「電網郊外散歩道」2008年7月
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今年は山響の「第九」を聴くことができそうです

2011年11月28日 06時01分50秒 | クラシック音楽
これまでずっとご縁がなかった山響の「第九」、今年は12月27日(火)の予定ということで、なんとか聴くことができそうです。師走のスケジュールの合間にもぐりこませた休みを当てにして、はじめてチケットを購入しました。よくよく聴いてみると、この公演は山形テルサホールの企画による演奏会だそうです。いつもですと、山響チケットサービスにお願いして送ってもらい、料金を振り込む形を取ることが多いのですが、今回は妻が山形市内に出向く機会がありましたので、なんとか一般指定席を確保できました。全席指定で、一般が@4,000円、学生券が@2,000円です。テルサホールに行けば、ボックス席も@5,000円で買えるらしいとのことでした。

指揮は音楽監督の飯森範親さん、演奏は山形交響楽団、合唱は山響アマデウス・コアです。この合唱団のレベルの高さは、先のモーツァルト定期等の演奏会(*1,2)で体験ずみです。興味の持たれるソリストは、ソプラノの本松三和さん、アルトの星由佳子さん、テノールの西村悟さん、バリトンの大西宇宙さんです。考えてみれば、以前、関東在住だった頃に、たしか読響の「第九」を聴いて以来かもしれないナマの「第九」演奏会です。ベートーヴェンの交響曲はもう飽きたなどとは口が裂けても言えません。今から楽しみにしています。

(*1):山響モーツァルト定期で交響曲第8番・第19番と「孤児院ミサ」を聴く〜「電網郊外散歩道」2011年10月
(*2):山響モーツァルト定期で交響曲第21番と「魔笛」ハイライトを聴く〜「電網郊外散歩道」2011年2月


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寒くなってきて、近頃の目覚ましの音楽は

2011年11月22日 06時05分19秒 | クラシック音楽
だいぶ寒くなってきました。日の出もぐっと遅くなり、早朝起床には条件が悪くなってきています。それでも、目覚ましの音楽は無慈悲に鳴り出します(^o^)/

ただいまの季節、目覚ましの音楽に採用しているのは、ボロディンの弦楽四重奏曲第1番。例の「夜想曲」を含む第2番ではなくて、その前のイ長調の曲のほうです。こちらもなかなかいい曲で、一度同趣旨で記事(*)にしています。静か〜に始まるものだから、うっかりすると気持ちよくまた寝入ってしまいそうですが、逆に突然大音響で鳴り出して激怒する、いや、もとい、怒られる(^o^;)ようなものではありませんので、家庭の平和のためには良好な選曲です。この時期になると、なぜかこの曲を選んでしまいます。

ただし、CDではなくて、MDにダビングしたものを使っています。寝床のわきのラジカセは、CDドライブのほうはおやすみの音楽のためにあけておく必要がありますので。

(*):ボロディン「弦楽四重奏曲第1番」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年10月
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旅の空の下、ウォークマンで聴く音楽

2011年11月14日 06時02分27秒 | クラシック音楽
旅の途中で、電車の中や移動中、あるいは宿泊先でほっと一息ついた時に、愛用のウォークマンE で音楽を聴きます。収録している曲目は、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の録音が中心で、次のようなものです。

シューベルト 交響曲第9(8)番「グレート」
ドヴォルザーク 交響曲第8番、第9番「新世界より」
R.シューマン 交響曲第1番「春」
ハイドン 交響曲第97番、第99番
モーツァルト ピアノ協奏曲第25番 カーゾン(Pf)
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 フライシャー(Pf)
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ミルシュテイン(Vn)
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第1番、第2番 スーク・トリオ

Windows でしか曲を追加できないので、Linux 中心のコンピュータ利用になっている現在、ほとんど曲目を追加しておりませんが、いずれも名曲ぞろい、繰り返し聴いて、音楽と演奏には大満足です。考えてみれば、LPやCDであれば、10枚近い枚数を持参しているのと同じことです。ただでさえ荷物が多くなりがちな時には、軽量化に役立ちます。逆に言えば、ぎりぎりまで荷物を軽量化しても、これを持っていけば、少なくとも音楽に飢餓状態になることはありません。

しいて欠点を挙げるとすれば、あまりに本体がコンパクト過ぎて、収録している曲目の一覧性に欠ける点でしょうか。でも、旅の空の下、たまたまスイッチを入れたとき、レオン・フライシャーのピアノで、ベートーヴェンの四番のコンチェルトが流れ出したりすると、思わず聞き惚れてしまい、そんな些細なことはどうでもよくなってしまいます。

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Amazonから音楽CDを購入〜セル指揮のヒンデミット、ウォルトンなど

2011年10月18日 06時05分28秒 | クラシック音楽
行きつけのCDショップは、いよいよ棚の縮小を始めたようです。クラシック音楽の棚は、見る影もない状態になりました。これでは、いくら地元利用を心がけていても、不便で仕方がありません。仕方がないので、いよいよ Amazon 利用に移行してしまいました。先日、注文したのが、次の2点。

(1) ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容、ウォルトン:交響曲第2番、ヒンデミットの主題による変奏曲  (ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、1,977円)
(2) チャイコフスキー:交響曲第5番、イタリア奇想曲  (ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、795円)

このうち、チャイコフスキーの方はすでにパブリック・ドメインになっているようで、MP3 形式のファイルをダウンロードして聴いております。ですが、データとしてだけでなく、若い頃に買えなかったLPを、今更ながら、CDで集めたいと思っています。通勤の音楽に便利ですし、ジャケットやライナーノートなども、当方の興味関心の対象となっています。音楽データには、そうしたゆかしい楽しみはありません(^o^;)>poripori

で、翌日には佐川急便でヒンデミットが到着し、翌々日にはゆうメールでチャイコフスキーが到着しました。早い!これでは、地元CD店が太刀打ちできないのは仕方がないのかも。もっとも、相変わらずのご多忙モードに加えて月末にむけたハード・スケジュールが加わり、まだ封さえ切っておりませんが(^o^;)>poripori

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近頃の「睡眠の音楽」と「目覚ましの音楽」

2011年10月16日 06時01分47秒 | クラシック音楽
眠りにつくとき、枕元で静かに音楽を流します。すると、コンピュータのプログラムを考えつづける時のような論理的思考のこわばりがほぐれ、すうっと気持ちよく眠れる経験を何度もしています。こんなときは、ボロディンの弦楽四重奏曲など、静かで幸福な音楽がよろしいようです。今は、枕元のラジカセにフランクのヴァイオリン・ソナタを入れており、スリープタイマーをセットして、これを聴きながら眠ってしまいます。実に気持ちよく眠れます(^o^)/

逆に、いま目覚ましがわりに使っているのが、J.S.バッハの「フーガの技法」。リステンパルト指揮ザール放送室内管の演奏は、不思議な抽象性が、再び眠りに就くのを許しません。こちらはMDでセットしており、いちいちCDを取り替える必要はない形になっています。

こういう用途には、MD/CDラジカセが便利です。オーディオ的にあまり立派すぎると、逆に眠れませんし、いかにもラジオから聞こえてくるような音の方が、落ち着いて眠れるようです。このあたりは、ラジオに親しんだ期間の長い世代の特徴でしょうか。
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ベートーヴェンの速度表示は「無茶」だったのか

2011年09月30日 06時02分18秒 | クラシック音楽
私がまだ若かった頃、1960年代末〜70年代前半にかけて、ベートーヴェンはメトロノームの発明を喜んだものの、実際の速度表示はとても演奏できず、「無茶」な指定だと決めつけるばかりか、ベートーヴェンのメトロノームは壊れていたとか、ベートーヴェンは速度表示など無視していた、とする記事が少なくなかったように記憶しています。

この頃にはまた、ベートーヴェンの演奏の真髄を示すのは物故した某ドイツの指揮者であり、その遅いテンポこそ、音楽の精神性を表しているのだ、という論調もよく見られました。素人音楽愛好家にすぎない当方は、ふーん、そんなものかと思っていましたが、お気に入りの演奏は快速テンポの溌剌としたものが中心で、今にも音楽が停止しそうでハラハラする激遅演奏には、どうもついていけないものを感じておりました。

どうもこれは、すべての音にヴィヴラートをかけていたのでは、指定の速度で演奏するのは無理だ、というだけの話であって、オリジナルな速度指定に基づき、ノン・ヴィヴラートの古楽奏法で演奏した表現の可能性が見直されるようになったのが、近年の現象なのであろうと思います。

現代楽器を用い、ヴィヴラートを多用した豊麗な音で、ゆったりと演奏される音楽の表現が、心休まる場合も少なくなく、大好きな録音も多いのですが、また一方で、古楽器を併用し、古楽奏法を取り入れて演奏される、透明で快活な音と表現が、たいへん新鮮に魅力的に感じられます。こういう無節操かつゼイタクな素人音楽愛好家の立場からは、ベートーヴェンの速度表示は「無茶」だったとは言えず、むしろ今にも停まりそうな激遅演奏のほうが、高速道路をトラクターで走るような無頼な表現なのかもしれない、と思ってしまいます。さて、実際のところはどうなのでしょう(^o^;)>poripori

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今年は山響の「第九」を聴けるかな?

2011年09月19日 06時01分59秒 | クラシック音楽
毎年、暮れになると「第九」の話題が出ますが、当方、若い頃に一度だけ、たしか某全国紙系の在京オケの演奏会に行った(*1)ことがありますが、まだ山響の「第九」は聴いたことがありません。何度かあったチャンスも、夜間勤務だったりするなど、結局のところ、機会がありませんでした。今年は、12月27日(火)の19時から、山形テルサ・ホールで行われるとのこと。残念ながら、11月の定期公演は、両日とも仕事の都合で出張が入ってしまいましたが、「第九」のほうはもしかすると聴けるかもしれない!まだ山形交響楽団や山形テルサのサイトにも公式な情報は出ていませんが、ソリスト等の詳細が固まった段階で発表があるのでしょう。今のうちに、スケジュールを調整しておきましょう。

(*1):たしか、妻のつわりに気がついたのは、この頃ではなかったか。お嫁に行った娘は、お腹の中で某全国紙系在京オケの「第九」を聴いているはずです(^o^)/
(*2):12月27日の山響の「第九」は〜「とりあえず日記」
(*3):合唱団員募集〜山響アマデウスコア〜「合唱・コーラスあれこれ」
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50歳の作曲家たち

2011年09月18日 06時04分31秒 | クラシック音楽
シベリウスの交響曲第5番が、作曲家の生誕50年を祝う記念演奏会のためのものということで、50歳を迎えた作曲家たちの作品にはどんなものがあるのだろうと、調べてみました。

■J.S.バッハ(1685-1750) 50歳は1735年。前年にコーヒー・カンタータやクリスマス・オラトリオなどを作曲しており、この年はカンタータ「神われらと共になかりせば」、世俗カンタータ「響け、はれやかなラッパよ」が生まれています。
■ハイドン(1732-1809) 50歳は1782年。前年の1781年にモーツァルトと親しくなり、「ロシア四重奏曲」と呼ばれる6曲の弦楽四重奏曲Op.33を作曲しており、1782年には、交響曲第76番から第78番、チェンバロ協奏曲などを作曲しています。
■ベートーヴェン(1770-1827) 50歳は1820年。フルートまたはヴァイオリンの伴奏を持つピアノのための10の主題と変奏Op.107、歌曲「かわいい子猫」など。ほとんど作品が生まれていない、「ハンマークラヴィーア・ソナタ」(1818)から「ピアノソナタ第30番」や「ミサ・ソレムニス」(1822)に至る空白期です。
■ブルックナー(1824-1896) 50歳は1874年。前年にワーグナーと会見、交響曲第3番を献呈しており、50歳のこの年は交響曲第4番を作曲しています。
■ブラームス(1833-1897) 50歳は1833年。交響曲第3番が生まれています。
■チャイコフスキー(1840-1893) 50歳は1890年。フォン・メック夫人から財政援助を打ち切られますが、歌劇「スペードの女王」、交響的バラード「地方長官」などを作曲しています。
■ドヴォルザーク(1841-1904) 50歳は1891年。この年、プラハ音楽院教授に就任、ピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」、序曲「自然の王国で」「謝肉祭」、スラブ舞曲ホ短調およびト短調などを作曲しています。ジャネット・サーバー女史からニューヨーク・ナショナル音楽院の院長就任の依頼があり、もうすぐアメリカに出発する頃です。
■マーラー(1860-1911) 50歳は1910年。交響曲第9番を完成し、第10番に着手しています。逝去の前年です。
■プロコフィエフ(1891-1953) 50歳は1941年。第二次大戦でドイツ軍の侵攻のためにトビリシに疎開しています。交響組曲「1941年」、歌劇「戦争と平和」、弦楽四重奏曲第2番などを作曲しています。
■ショスタコーヴィチ(1906-1975) 50歳は1956年。サンタ・チェチーリア芸術アカデミーの名誉会員に選出され、レーニン勲章を受賞しています。弦楽四重奏曲第6番を作曲。この年は、フルシチョフによるスターリン批判が行われています。

なるほど、こうして見ると、晩年を待たずに死亡したモーツァルトやシューベルト、シューマン等が惜しまれます。多くの作曲家がいずれも充実した作曲活動を展開している年代に、ただ一人ベートーヴェンの不振がやけに目立ちます。厄年という言葉がぴったりと当てはまるようで、時代に忘れられそうになりながら、自らの健康の不調や身辺のゴタゴタに悩まされていたのでしょう。思わず同情してしまいます。

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