むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

5月8日 五反田 ロッキー、5月13日 新松戸 ファイヤーバード、5月14日 駒沢 エムズカンティーナ

2022年07月19日 21時41分34秒 | 舞台日記

5月前半の舞台日記書きます。
当たり前の事だが。毎年、5月が自分の元にも必ず訪れる。
新緑の候、あたくしにおいては 1度立ち止まってみて思い倦ね、そして自身を叱咤するという季節。
今年も色々と考えました。だけど、やっぱり答えは出てくれぬまま。それでもまた前を向いて、少し顔を上げて 歩いてみよう。と思っています。


◎5月8日 Rocky
5月。この時期、マークさんの事をゆっくり考える事がある。
9年前 2013年のこどもの日。MARK&CAROで初めて地方に演奏しに行きました。
2013年1月から 五反田Rockyで毎月MARK&CAROのワンマンをさせていただく事となり。今後 東京以外の場所でもこのユニットをお披露目したい!というマークさんの思いもあって、愛知県御器所の音楽居酒屋 なんや に3人車で出向き、初の地方公演を試みた。その時の事をよく思い出すのです。
マークさんを心待ちにしていた。という方 名古屋にも沢山いらっしゃって。当日、お店に入り切らないほどのお客さんからとてもあたたかな声援をいただきました。そうだ。GAROが大活躍していた時代のコンサートチケットの半券、当時の雑誌、それから思い出の写真など 皆さん各々持参されていて。終演後もマークさん囲み 、遅くまで 楽しく賑やかな時間を過ごした記憶がある。あたしは 今でも思い出すと涙出てくるくらい、この日の事が本当に嬉しかった。
この初地方公演の道中、サービスエリアでご飯食べながら マークさん「GAROの曲を待っている方、全国に沢山いらっしゃいますからね。これから3人で色んな所に行きましょうね〜!」と とても楽しそうに話されていました。実際 翌年2014年は、名古屋〜京都、それから郡山〜仙台と遠征し。どの場においてもマークさんの事心待ちにしていた大勢の方と一緒に、素敵な時間を過ごす事ができた。
仙台公演を終え、暫くして 2014年12月にマークさんが旅立たれた。
「全国に演奏しに行きたい」としきりにおっしゃってたのは、もしかすると 最期をうっすらと覚悟されていたのかなぁ。あたしはそう考えてしまった。
ですが、最近思うのです。子供のようにきらきらした目で「CAROと一緒に色んな所に行きたい!」とおっしゃったその言葉・・あとどのくらい唄えるか?といった気持ちからではなく、純粋にこの3人で唄い演奏する事が 心の底から楽しいと思ってくだすってたからではなかったのかなぁ。と。
あたしは、マークさんのこどもみたいな笑顔が大好きだった。そうなのだ。マークさんは、後先の事 計算して動くようなひとではなく、こどものように いまその時その瞬間を思い切り楽しむひとだった!! そう考えると、あたしは少し穏やかな気持ちになれるのです。

そんな事を考えながらの、5月「CAROとうたおう!」でした。



<一部>
1. 一人で行くさ
2. ロマンス
3. ピクニック
4. 美しすぎて
5. たんぽぽ
6. 水色の世界
7. 愛のない世界
8. 木馬
9. 地球はメリーゴーランド
10. 吟遊詩人

<二部>
1. 蒼いハイウェイ
2. 君の誕生日
3. 涙はいらない
4. 二人は友達
5. ロージー
6. 人は生れて
7. 鳥のように
8. 風にのって
9. 散歩
10. 暗い部屋

お集り下さいました皆さん どうもありがとうございます。
今回も、おかげさまで とても素敵な「CAROとうたおう!」になりました。
これからもマークさんとの思い出、ここRockyで 皆さんと共に大切にしてゆきたい。


◎5月13日 FIREBIRD
続いてCARO、FIREBIRDに出演してきた。
このところ 新松戸という地でも定期的にCAROが演奏できる機会持てて嬉しい。この夜も、ニューマツドにてとても素敵な時間過ごす事ができました。
FIREBIRD、昨年からあたし 色んな形でお世話になっているが。ここは、終始 お店スタッフも一緒になって場を盛り上げてくださるのが非常に有り難い。
イベント組み、当日 出演者に「あとはお任せします」で終わる事なく、ここFIREBIRDは・・担当者からイベントの青写真をいただく→詳細が決まる→「お待たせしました!これ使って下さい!」と毎回手の込んだフライヤーが届く→当日、お客さんに お目当ての演者だけでなく最初から最後まで楽しめるよう 隅々まで気の利いた配慮。そして、顔合わせがこのお店では凄く大切。といった感じで、開演前その場にいる皆で挨拶を交わし「本日はよい1日にしましょう!」といった空気が流れる。正に お店全体でイベントを盛り上げてくれるのだ。
なので、ここではついついお酒もすすみ。最後まで至極幸せな時間でいられる。
この日も 出演者同士沢山お話させてもらい。美味しいお酒を沢山いただきました。

1. 吟遊詩人
2. ロマンス
3. 愛のない世界
4. ロージー
5. たんぽぽ
6. やさしい詩を歌える人になりたい
7. 散歩
8. 暗い部屋

本番。マークさんの事思いながら、久し振りに やさしい詩を歌える人になりたい 演奏しました。
お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。配信ご覧になった皆さん どうもありがとう。

◎5月14日 M's Cantina
FIREBIRD明くる日、M's Cantinaでの「駒沢フォークジャンボリー」に参加してきた。
今年の3月に企画してもらって以来。山本直樹くんと2人でこのイベントやるの、どうやらあたし 自分の音楽人生における楽しみのひとつとなっているようだ。
今回も中津川フォークジャンボリーに因んだ名曲の数々を選び うんちく挟み 演奏させてもらった。
お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。

前回と同じく、先ずは駆け付け三杯として
傘がない(井上陽水)、赤ちょうちん(かぐや姫)、青春の詩(よしだたくろう)を演奏しました。
70年代前半 フォークソングという分野で幅広く活躍し、多くの人々に支持された この3アーチストの名曲を並べ 唄うのがとても心地よい。
そして、ここからが本題!といった感じで 中津川フォークジャンボリー出演者の曲
手紙(岡林信康)、一本道(友部正人)、夢は夜ひらく(三上寛)、かもめ(浅川マキ)などを演奏。あたしのチョイスだと、どうしてもあんぐら寄りの曲が多くなってしまうのだが。今回 久し振りに三上寛の 夢は夜ひらく 情感込めてやれてよかった。
そしてこの日 あたしからのリクエストで、別れのサンバ(長谷川きよし)を Naoくんに弾き語ってもらいました。ボサノバ調ガットギターの音色とNaoくんの色気ある唄声がやはり凄くマッチしていて とても素晴らしかった。
まだまだ紹介したい曲沢山あるんだよな〜といったところでイベントは終了。名残惜しいので、最後 アフタートーク時に 春よ来い(はっぴいえんど)もやりました。
そうだ。この日はNaoくんが日本酒を用意してくれて。おちょこで二人ちびちびやりながら、あの時代に思い馳せながら まったりした時間を過ごせたのもよかった。
日本酒、ご馳走さまでした。

というわけで、次回8月。またお酒ちびちびやりながら「駒沢フォークジャンボリー」開催します。
●8月21日(日)駒沢 M's Cantina
「駒沢フォークジャンボリー 2022 AUGUST」
出演:Nao(月光パラノイア、ex.ILLUMINA) / お嬢(らいむらいと)
開場 12:45 / 開演 13:00 / 14:30 終演予定
料金 3,800円+D / アフタートーク +1D追加
ご予約→こちらから。
自分の音楽人生の 楽しみ となったこのイベント。次回はなに演奏し唄おうか?今からわくわくしています。よろしくお願いします!

それからその前に。7月 夏の夕べにフォークソングのレコード聴きながらお酒いただく といったイベントもあります。
●7月31日(日)駒沢 M's Cantina
むらいなおきと山本直樹の フォーク酒場「なおき」
フォークソングの名曲を むらいなおき所蔵の貴重なレコードでねっとり味わう企画。その曲にまつわるトークや生演奏も。仄暗い空間でお楽しみください。
出演:むらいなおき / 山本直樹
開場 17:20 / 開演 17:30 / 19:00 終演予定
料金 3,500円+D / アフタートーク +1D追加
ご予約→こちらから。

レコードいっぱい持っていきます。よろしくお願いします!

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4月18日 新松戸 ファイヤーバード、4月24日 大久保 くじら号、4月30日 新松戸 ファイヤーバード

2022年07月02日 18時54分57秒 | 舞台日記

4月後半の舞台日記書きます。
今年は梅雨の時期が異常に早く通り過ぎ、七夕前からかんかん照りの暑い日が続く。
肌寒い日あった頃が懐かしく思えるような およそ2ヶ月前の日記書きます。更新遅くてすみません。


◎4月18日 FIREBIRD
4月後半戦、CAROから始まった。
この日は 今年の頭にご一緒させてもらった富山在住のシンガー詩野さんのバースデー・イベント。1月のFIREBIRDでは最鋭輝、お嬢の弾き語りでの共演だったが。今回 CAROとして2人揃ってお祝いに駆けつける事ができてとても嬉しい。
終始 あったかで和やかなバースデー・イベントだった。
詩野さんの力強くてそれでいて繊細で 音楽愛に満ち溢れた舞台 素晴らしかったのは言うまでもなく。共演のHarukaさん、カジハラタカシさん、道太郎さん、スーマーさん「ほんとうに音楽が好きなんだなぁ!」と感じせてくれるような舞台で 皆素晴らしかった。

我々も、心込めてこの日演奏させていただきました。


1. 一人で行くさ
2. 君の誕生日
3. 愛のない世界
4. ロージー
5. 吟遊詩人
6. 散歩

そうだ。この日の出演者の皆さん、お酒好きな方ばかり。
あたし 然程強いほうではないが、会場入りして少しばかりお酒をいただき 幾らか心ほぐしながら共演者たちと打ち解け合ってゆく時間がとても好き。開演したらばまたお酒ちょこちょこといただき 皆さんの演奏を目一杯楽しむ。そして終演後、皆で乾杯するのは ほんとうに至福のひとときだ。
FIREBIRDはわりと早い時間に最終電車を気にしないといけないので、いつも後ろ髪ひかれる思いで「では、お先に失礼しますー」とお店を後にするのだが。身体が元気だったら、皆と朝まで飲みながら語り合いたいくらい。この日もそんな風に思わせてくれる夜だった。
詩野さん、お誕生日おめでとうございます。素敵なイベントに参加できてよかった。
お会いした皆さん どうもありがとうございました。


◎4月24日 くじら号
4月もくじら号で弾き語ってきました。
3月の頭にお店のオープン2周年記念で出演した際。観に来てくれていたウラキユズルさんと、共演のサリーちゃんと。せっかくなので来月この3人でやりますか!と、急遽決まった くじGIG だった。
お集り下さいました皆さん どうもありがとう。



1. 雨降り
2. どうしようもなくブルース
3. 花菱にて(長渕剛)
4. なにもない
5. 希望の花

このところサリーちゃんと会うと 剛の話が尽きず、ついつい2人盛り上がってしまうので。この日 1曲カバーを挟む事にした。高校生の時 自分のおこづかいでレコード買い、自分のおこづかいでコンサート観に行っていた時期の剛。「LICENSE」っていうレコードの中から 花菱にて を唄った。
実は、この曲にはちょっとした思い出みたいなのがある。
まだ奈良で家族4人暮らししていた頃、両親の絵描き仲間がしょっちゅうお家に遊びに見え。酒盛りのあと、じゃらじゃらとよく麻雀を囲んだ。人数が欠けると すぐに「なおき、ちょっと入って」とお呼びがかかる。で。「音楽聴きながらでもいい?」と、レコードからダビングしたカセットテープをよくかけながら 絵描き仲間との麻雀のお相手をした。長渕剛かけると お父ちゃん「あー、なんか青臭くてあかんわ」と必ず渋い顔をしたのだけれど。花菱にて が流れた時「これ、ええうたやん」と ぽつり言ったのだ。その「ええうたやん」がずっと頭の中こびりついていて。今も、この曲聴くとお父ちゃんを思い出すのです。そう言えば、LICENSEツアーの時に購入したパンフレットが ハードカバー仕様のやたら豪華なもので。中の写真もモノトーンで統一されていて とても雰囲気があった。それ父に見せたら「写真ええやん。ちょっと絵のモチーフにしたいから貸して」と。そのツアーパンフレット、常に父のアトリエに置かれていたのも同時に思い出す。滋賀の大学行くのに奈良の家を出る時 そのパンフは置いたままにしておいた。そんな高校生の頃懐かしみながら、この日心込めて演奏しました。


それからこの日 サリーちゃんのお誕生日近かったので、皆で盛大にお祝いしました。
急遽決まった4月の くじGIG だったけれど、結果 とてもよき夜となった。
サリーちゃん、お誕生日おめでとう。


◎4月30日 FIREBIRD
4月最後の舞台は この月2度目のFIREBIRD。らいむらいと としては初舞台のFIREBIRDだった。
ゴールデンウィーク始まったばかりという事もあり 気分も幾らか晴れやか。共演が最鋭輝隊、ボランドール劇団、ナショヲナルといった面々。気心知れた皆との和気藹々とした空間、尚かつ非常に刺激的な空間というのを、最後まで大いに楽しんだ。



1. えれじい
2. ひとつだけ
3. 自己嫌悪
4. なにもない
5. 青春の日々
6. 希望の花
7. 唇かみしめて



バンドとして初めての舞台であったが、いつもどおり我々らしく 7曲淡々とやらせてもらった。
お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。

この日 我々のCDご購入された方が多くいらした。本当に有り難かった。
昨今、なかなかCDが売れなくなってしまい。お家の一部屋に山のように積み上げられたCDの段ボール箱眺めながら「死ぬまでに もう少し減らしたいなぁ」と溜息漏らす事もしばしば。です。
だけれども。作り手の沢山の思いが込められた 所謂「盤」というのに物凄く愛着感じてしまうあたしは、来年バンド結成20周年に向けて 更なる盤を作り上げたいという欲望にいま駆り立てられている。段ボールはまた増えてしまうというのに。。
昨日 吉田拓郎の最後のアルバムを購入し 夜通し聴いた。涙が溢れ出てどうしようもなかった。
やはりあたしは、作り手の思いが ジャケットに 歌詞カードに 曲順に デザインに・・至る所に込められた「盤」が好きなのだ。

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