舟入の、お布団やさんの近く。
新しい店ができているっぽい。
行ってみよう、やってみよう。
オープンな感じのダイニングというか軽食可能なバーかなーってアタリをつけていく。
あ、あれ?
大きな窓があってテークアウトというか通行人ウォーキングスルーで購入できるみたい。
そうか、そこはホットドッグ屋さんだった。
GOOD★TIME
住所:〒730-0842 広島県広島市中区舟入中町3−14
営業時間はAM11:00~PM10:00(ラストオーダーPM9:00)。
入る。
イケメンなひとがオーダー取る係で、あと厨房フロアに3人体制って感じである。
なんだかこう、西洋のアジトみたいなざっくばらん感。
ビールが届く、ハートランドビールLサイズ。
ごきゅ。
飲みやすい。
さーーって感じ、ビールをウィンタースポーツでたとえたらスキーみたいな。
ヨーロッパのガラス職人なら仕事中に呑んでしまいそうなさわやかさ。
頼んだ野菜マリネSサイズ。
カボチャとタマネギと、あれです、あれ。教えてもらったのに忘れてしまった。
きゅうりみたいなやつ。
など数種。
これが良かったです。
お酒のアテとしての攻め且つ節度を持ったビネガー感。
メニューは、すごく凝ったものはないけれどチーズにポテトにサラダにサラミハム、甘いものとしてパンケーキクッキーと、意外といろいろ行ける。
テイクアウトできるホットドッグを、ここ店内でもいただけるかどうか聞いてみる。
可だと。
ただなんかが売れていて種類が少ないです的なことを。
それでも何種類か選べて、「ピリ辛」を選択。
ほかの選択肢は忘れました。
来た、ホットドッグ。
イメージとしてはもっと長いのを想像していた、コッペパン的なやつに長めのウインナー、あとレタスみたいな。
しかしこちらはパン丸み、ウィンナー太め、タマネギみじん切りのせと、意外の姿。
闇組織のボスが片手で握りつぶしやすい姿をしている。
ケチャップとマスタードを自由にかけてということで我がままに愛のままにマスタードをかける。
がぶ。
パンが、やわらかい。
今まで食べてきたホットドッグ遍歴が固めが多かったので、こいつはソフトランディング。
鼻に、刺激が多種多様。
マスタードの辛さにケチャップの香りに、タマネギの刺激、パンの抑えた小麦感。
(ホットドッグでお酒を呑むなんて初めてかも。
ニューヨーカーになった気分だ)
ニューヨーカーがホットドッグでお酒を呑むのかわからない。
ケチャップをかけすぎ、手が紅く染まる。
ホットドッグあるある。
料理があとひとつ(魚フライ+ポテトフライ)だけまだだけど、ホットドッグというメインが来たのでメンタルに余裕ができる。
見回す。
照明が、渋い。イカす。って思う。
ムシマルはこういうマニピュレーター感のあるライトが好き。
お店の人と話す機会がある。
Q.この店はいつオープンしたんですか?
A.2017/5/2です。オープンしたてです(来訪は2017/5/6)。
(新店だ、ほやほや)
Q(じゃない).内装、オシャレですね。
A. ありがとうございます。デザイナーさんが急ピッチでしてくださいました。
3週間前くらいはまだそんなに形ができていなかったので、近所の方もなんだろうと思っていたみたいです。
デザイナーさんがやってくれた+、壁にもイラストレーターさんが女性の絵を描いてくれている。
「ビールにこだわっているので、ビール注文してくれている方は嬉しいです」
ありがたいお言葉。
そういうこともあってなんか、窓からの眺めが面白い。
キッチンが内外両側に向いているというか、
テイクアウト用・店外用の窓が大きくてかつ開放されているので、カウンターからもお外が見える。
で、景色がそこまでおまちでなくて、また高層階でもない普通の電車通り。
何分かに一回、江波行きや横川駅行きの電車がプオンと流れていく。
また歩行者も、まだこの新店オープンの景色が馴染んでいないのか、ちらちらとこっちを見ながら歩いて行く方を見る。
いずれこの突如現れたビヨンドみたいな景色も日常にもまれて平和と見守られるんだろうなーと。
フライが来る。
ポテトだけでは口さみしい、魚フライだけでは物足りない。
ビールを干してしまって、おかわりどうしようか悩む。
けれど、ビール頼んだの誉められてしまったので。もう一種頼もう。
そこに至るまではそれほど長いときは経てなかった。
エーデルピルスという方のビールを。
なんとなくオクトーバーフェストで見たやつに似ている注ぎ機。
見ろよ、この注ぎ。
キレイな色しているだろ、死んで・・・・・・・・・いや心を持たない無機質でした。
その無機質がムシマルの心をとかす。
あ、こっちの方が切れ味がある。
切られたことにしばらく気づかない試斬の大根みたいだ。ムシマルが。
クセがある、こっちの方が。
もっとハートランドはガブガブ感があった。
ポテト。
フィッシュ。
ホットドッグってアメリカっぽいと思っていたけれど、こういう魚フライ芋フライだとイギリスっぽいイメージがある。
ここは日本だ、っと思いながら完食する。
出店祝いの花やらがあり、なんとなくハレの日の気分。
お会計は2,800円とかそれくらい。3,000円はしていない、っていう記憶。
オイルサーディンとソーセージ3兄弟、その辺りが気になる。次回の課題だと思った。
さて、自転車で来てしまったから(偶然に発見した)、ついて(押して歩いて)帰ろう。
「この町はむずかしい街でね」と、彼は情けなさそうに言った。「足で歩いたのでは、用がたせない。タクシーを使うと、タクシー代で破産しかねない。自分の車を使うと、いつも時間通りに行き着けない。」
by『高い窓』レイモンド・チャンドラー
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2杯めを呑んでいる時、新人さんというか入ったばかりのスタッフさんがレジスターの使い方を教わっているシーンがあり、ああ新店ながやまぎれもなくオープニングのまだまだ定まっちゃあせん感じがある、と柄にもなく土佐弁で思う。
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